カテゴリ:コーチング
サラリーマンなら誰しも経験があるであろう「目標設定」とか、「中期計画」という言葉。
部課レベルの目標達成チェックや、個人の査定に使われたりもする。 私はかつて、この作業が大嫌いだった。 自分の中期、長期のビジョンを基に、この一年の計画を立てるのだ。 そして、評価するときもいやだった。 大抵大きくそれているから。 当時のやり方は、一言で言えば演繹法。 現在自分の持つ能力、周囲の状況を原則として扱い、それを変えることなく未来を予想する方法だ。 会社を辞めて今はもうこんなことをする必要がなくなったのに、今頃になって嬉々としてやっている。 今のやり方は言葉の意味は違うかもしれないが、例えるなら「帰納法」。 未来の自分の姿を「結果」として扱い、そこから必要なリソース、環境、スキルを逆算する。 20年後の自分の姿をイメージして、そうなるためにはここ3年で何が必要か、そして1年はどういう目標が必要か。 この方法のメリットは、とにかく計画をたてることが楽しいのだ。 もちろんデメリットもある。 未来像の明確化は非常に困難な作業であるし、自分を信じることも大事だ。 私の場合コーチングによりこのデメリットは大幅に減少できた。 そして、この考えは組織レベルの中長期計画にも応用できる。 自分の所属する会社を将来どんな会社にしたいか、エグゼクティブたちはその未来像を思い描く。 そして、そのために必要なものを逆算して導く。 既存の価値の延長線上では、決して思い描くことができない夢を、形にする作業。 こうやって計画をたてる会社は、きっと働くのが楽しい夢がある会社に違いない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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