カテゴリ:妊娠・出産inスウェーデン
とても嬉しい偶然だけど、同じアパートに日本で助産師をしていた方がいる。
バースプランの作成から始まり、腰痛相談などなど、いろいろ助けてもらってる。 私の担当のスウェーデン人助産師さんに友人の話をすると、是非会いたい!ということで、日瑞助産師対面が実現!! お二人の会話から、日本とスウェーデンのお産の違いが少し分かってきた。 スウェーデンでは独立助産師はほとんどいない。 普通はどこかの病院に所属し、そこでお産を担当するか、検診施設での検診専門助産師となる。 病院勤務の場合は3交代勤務になる。やりがいはあるが、やはり小さい子供がいたりすると月~金の決まった時間勤務の検診施設勤務を希望する人が多いらしい。 独立助産師の介助による自宅出産は1%ぐらい?とのこと。 私が出産する予定の民間病院は、巨大な公立大病院の一フロアにある。 そこでは、「Normal Birth」しか受け付けない。 検診中に逆子が判明したり、リスクがあるお産と判断されると公立病院に行くように言われる。 ただしこの公立大病院、ベッドが満室のときは、別の病院へ回される可能性がある。 今のところ私は問題無しなので、ベッド保障制度の対象内。 37週以前に生まれることがなければ、一応この病院で産むことができる。 それ以前に陣痛が来たら、公立病院へ電話をするように、といわれている。 この民間病院には常に1人だけ産科医がいる。 吸引が必要になったり、助産師とナースだけでは難しいお産になりそうなときに呼ばれる。 見学に行ったとき、確かLDR室は2部屋あると言っていたように思う。 だから年に2,3回、同時に2部屋で医師が必要になるときがある。 その時は別フロアにいる公立病院の産科医に応援に来てもらうらしい。 ただ医師が応援にきても、出来る限り主導権は助産師にある。 吸引分娩も医師の立会いのもと、助産師が行う。 裂けた会陰の縫合も、相当ひどくない限り助産師の仕事。 通常分娩である限り、医師の手をできるだけ煩わせないような合理的な仕組みができている。 検診施設と病院はきれいに分かれているけど、情報はきちんと送られている 私が電話をして今から病院にいくことを告げると、コンピュータから私のこれまでの検診データ、コピーをとったバースプランまでが即座に出産を補助する助産師さんの手元に届くことになっている。 スウェーデン人の特徴は「合理性」と言われるが、このお産の集約システムも見事な合理性を感じる。 ちなみに検診施設の見学で私が一番関心したのは、「スタッフのコーヒールーム」の広さと快適さ。 ここでもまず第一にスタッフの満足度が考えられているのがよーく分かりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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