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2009.06.05
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カテゴリ:絵本・本

 

こんにちはスマイル

こちらは 朝から しとしと雨が降っています

あじさいが きれいな季節になってきましたねハート(手書き)

きらきら  星  きらきら

何を書こうかと迷っていました。

GW旗の日記にも書きましたが

5月3日に 長谷川義史さん講演会に行きました。

今日は その時に

読まれた本の1冊をご紹介したいと思います。

少し暗いお話になるかもしれませんので

苦手な方は スルーしてください。

ajisailine  

『てんごくのおとうちゃん』


これは 長谷川さん 

講談社創業100周年記念出版を依頼されて

『いちどきちんと描きたいと思っていた』 という

ご自身のお父さまの事を 描かれた絵本です。

天国のお父さんへ もうすぐ4年生になる

 ぼく(長谷川さん)が 手紙を書くという形で描かれています

「はいけい、てんごくのおとうちゃん、

げんきにしてますか」

ぼく と おとうちゃんの思い出が語られます

キャッチボールをして へたくそで ないてかえったこと
ウクレレを かってもらったこと
どつかれたこと
ひこうきのショーをみにいったかえりみち ホットドッグをかってもらったこと
おとうちゃんが なくなったひのこと…

絵本を見ていると 昭和40年代の風景のようです

ajisailine

読み聞かせを終えた後 

長谷川さんが 次のように話されていました

「絵本の中でも 書いていますが

『かわいそうに

まだ こんな ちいさいのに

おとうちゃん しんでしもて』 

と いろんな人に 言われたんです。

でも そう言われるたびに

『ぼくより おとうちゃんが

かわいそうなんと ちがうやろか』

と思いました。

39歳の若さで 亡くなってしまった。

たくさん やりたい事があっただろうに…

その事を考えると こう思います。

『生きてるだけで ありがたいこっちゃ』

カメラ

てんごくのおとうちゃん

裏表紙の絵です

実際に同じような写真が 家にあります。
大阪なので
たぶん天王寺動物園に行った時の写真だと思います。

当時の人は 動物園に行くのにも 
きちんとした格好で おしゃれをして 行ってたんですよね。

その数年後に 亡くなるとは

夢にも思っていなかったでしょう。」

ajisailine

この日記を書きながら

思い出すのは

昨年 子宮癌のため 
夫と3人の子どもたちを残して
 天国に召された妹のことでした。

長谷川さんのお父さまと同様
やりたい事がたくさんあっただろうに…と

脱線してしまいましたm(__)m

ajisailine

ぼくは 
まんびきしそうになったけど 
やめました
わるいこと して 

てんごくのおとうちゃんにあえなくなったら 
あかんから

しんぱいしないでくださいね、おとうちゃん。

最後は 長谷川さんの絵本らしく

前向きな気持ちにさせてくれます

だんだんと 
おとうちゃんを知っている
親戚の人・近所の人も少なくなっていく

どうしても 父のことを描いておきたかった

と話されていました

てんごくのおとうちゃん

喜んでいらっしゃることと思いますきらきら

 あじさい

 






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最終更新日  2009.06.05 17:35:27
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