|
テーマ:映画館で観た映画(8529)
カテゴリ:映像・音楽
予告動画です
長女に「春休みの映画だけど、プリキュアと仮面ライダーどっちか一つしか行けないよ。どっちにする?」 と聞いたら、あまり考えずに「仮面ライダー」と言った。 相当悩むか、或は「どっちも行きたい~」とだだをこねるだろうと思っていただけに、拍子抜けした。 「タマシーコンボが見たいんだもん」だそうだ。 プリキュアもオールスターものは前2作とも見ていて、同じようなもんだと想像したんだろう。 (まあ確かに2作とも似たような作りだった) プリキュア大好きの7歳女子もとりこにしているぞ、仮面ライダー。恐るべし。 以下箇条書きで感想。(ネタバレあり) ○基本的に電王が軸となっているので、電王がまったくわからないとツライと思う。 私は電王のあらすじしか知らない(というか、リアルにブイスリャー世代で、逃さず見てるのは最近のオーズくらい)のでなんとかついていけたレベル。 ○しかし最後の最後にモモタロス一人でクライマックスフォーム(?)に変身していたのはあれでいいのか?? ○オーズや電王はダメージ食らうと簡単に生身に戻るのに、 仮面ライダー1号2号は絶対に変身解除しない不思議(笑) ○1号2号は声は本物があてると聞き、「無理があるだろ」と思っていたら意外と当時と変わっていなかった。すごい。 ○声といえば、悪役の声優さんたちはオリジナルだと思うが、こっちはしわがれた感が否めない。寂しさを感じた。 ○二度目に登場した時の1号2号のアクションにはしびれた。 しょっぱなのライダーキックが、トランポリンも無しにショッカーの肩くらいの位置に炸裂するんである。 必殺技てんこ盛りの平成ライダーと比べりゃ、地味なことこの上ないが、 ただのドロップキックひとつなのに、十分魅了された。 あの渋さはちびっこにはわかんないかなー。 子どもたちはただの一度も、1号2号がかっこ良かったという話はしないもの。 ○クライマックスの処刑場シーンからは、ストーリーそっちのけの勢いのみ!!の話運びだった。 「お前ら、ブログやらヤフー映画レビューやらでさんざん叩くんだろうな。ああ叩きたいやつは叩け上等だオラオラ」言ってるスタッフが見えてくる気がした。 あと、「こまけえことはいいんだよ」のやる夫のAAもなんでか(頭の中の)スクリーンに浮かんできた。 ○最後の岩石大首領が登場してからは、詳しいことは書かないが、これはもう爆笑につぐ爆笑。 「ベルリン忠臣蔵」を思い出した。 映画は年に3回くらいしか見ない私だが、今年最高のバカ映画の称号を勝手に差し上げます。 ○タマシーコンボあたりからは、普段クールな長女が「ナニコレ!」「どうなるの!?」を連発。 プリキュアでもこんなに興奮して見たことないのに。親もビックリ。 ○ブラック将軍がじいさんだったのにも驚いたが、 そのじいさんがアクションシーンをやってるのにたまげた。 帰ってから調べたら、ナイトスクープにも出演されていた「5万回切られた男」さんじゃありませんか。 切られ役以外の時は意外と柔和なお顔なのね。 ○ささきいさおが脇役(と言ってもストーリーを締める重要な役)。うーん豪華豪華。 ○パンフレットに載っていた子役のインタビューで爆笑。 「僕は機関車トーマス派なので、仮面ライダーはよく知らなかった」。 大人じゃこうは言えないよなあ。大事にしろよ、この期間。 ○パンフレットと言えば、通常版なのに700円もする。 「高!」と思ったが、家に帰ってから姉弟で取り合いになるほどの人気で、 充分その値段なりの仕事はしてます。弟はあれを読まない日はないほど。 ○ラスト前にはキカイダー+イナズマン+ズバットまで参上。もう爆笑。 普通のカレー頼んだら、白ご飯の下にチーズコロッケがついてきたみたいな感じ (決してトンカツではない) ○サブライダーも一応出てくるが、あれちゃんと役者さん入れて撮ってるのかな? 不自然なほど祖末な画像だった。 セリフはバースの申し訳程度の一言のみ。 コロッケの脇のキャベツのそのまた脇のパセリみたいな扱い。 ○ふと気がつくと、子ども映画にありがちな、ゲスト芸能人がいない。 純粋に仮面ライダー(+石ノ森ヒーロー)で勝負したヒーロー映画かあ。しみじみ。 これで人呼べるんだなあ。仮面ライダーブランドってすごいよなあ。 40年の重みって制作者自分らで言ってるけど、確かに伊達じゃあないなあ。 ○71年に初代ライダーの放送が始まってるから、その頃6歳だった子どもも46歳。 26歳で子ども生まれてれば、今年その子も成人式を迎える。 「お父さんが小さい頃見てたヒーローだよ、一緒に見に行こう」という世代でもない。 見る前は一体どのへんをターゲットにしている映画なのか、と思ったものだが、 40年の歴史があれば、そのあたりの壁も難なくクリアするもんなんだな。 何てったって、興行成績ランキング2週連続1位の裏付けがある(4月10日付け)。 見終わって、「こういうバカ映画を見られる環境にある自分て幸せだなあ」とつくづく思う。 バカ映画、平和じゃないとできないもん。 平和を享受し、感謝し、また眠りにつく。 これが今の私にできる最善なのだと信じる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年04月18日 01時23分20秒
コメント(0) | コメントを書く
[映像・音楽] カテゴリの最新記事
|