|
テーマ:お勧めの本(7362)
カテゴリ:読書ネタ
ウィーンの冬(上) 「大使館に等しい特権と機能を持つ朝鮮総連の事務所が日本全国隅々に設置され、それを足場に北朝鮮の特殊工作員がどれほど日本の国家主権と国益を犯しているか、見て見ぬふりをするのはなぜでしょう。工作員がほとんど自由に出入りしているではないですか。万景峰号という定期船を使った様々な工作。暴力団と連携し、麻薬をはじめあらゆる密貿易、ココム規制品の持ち出しから産業スパイまで、まあやりたい放題ではないですか。それだけではない、もっと恐るべき犯罪が行われているのに、日本政府や警察当局は見て見ぬふりです。」(第1章 退職出向 p.153) 東欧の共産圏が崩壊したら、極東の共産国家をターゲットにしてる。 よっぽど共産主義に失望したんだろうな。 それと物語の時代背景上、取り込まなくてはならないのか、 90年代の日本のバブル崩壊前夜からオウム真理教まで、 ロマンスは作中で思い出に浸る程度で、 ちょっとはミステリーっぽい味付けになってます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.06.05 02:36:54
コメント(0) | コメントを書く
[読書ネタ] カテゴリの最新記事
|