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テーマ:お勧めの本(7362)
カテゴリ:読書ネタ
わたしはこの世界を愛しているよ。ぜんぶ、全部ひっくるめて好きだよ。 だからあなたも、そうすればいい。きっと楽しい――。(エピローグ p.498) ということで読了しました。 人生を楽しむという概念は、サムライ道を追求する北半球の島国よりも、 南半球のジャングル育ちに分があるようで、それはもうラティーノの ノリのうらやましさったら無いねってことで★★★★★で★5つ! 生まれ変わったらカリオカになりたい! 【上巻 内容情報】(「BOOK」データベースより) その地に着いた時から、地獄が始まった─。1961年、日本政府の募集でブラジルに渡った衛藤。だが入植地は密林で、移民らは病で次々と命を落とした。絶望と貧困の長い放浪生活の末、身を立てた衛藤はかつての入植地に戻る。そこには仲間の幼い息子、ケイが一人残されていた。そして現代の東京。ケイと仲間たちは政府の裏切りへの復讐計画を実行に移す!歴史の闇を暴く傑作小説。 【下巻 内容情報】(「BOOK」データベースより) 俺たちの呪われた運命に、ケリをつけてやる─。日本政府に対するケイたちの痛快な復讐劇が始まった!外務省襲撃を目撃した記者、貴子は、報道者としてのモラルと、彼らの計画への共感との板ばさみに苦悩。一方ケイと松尾は、移民政策の当時の責任者を人質にし、政府にある要求をつきつける。痛恨の歴史を、スピード感と熱気溢れる極上のドラマに昇華させた、史上初三冠受賞の名作。 ただし、戦後移民の凄惨さは史実のようで、 そのアマゾン奥地の開墾の悲惨さを、地道に丁寧にリアルに綴っているから 物語りの全体像に現実感を強く与えているっていう感じです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.10.20 00:34:37
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