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テーマ:お勧めの本(7360)
カテゴリ:読書ネタ
向日葵の咲かない夏 「思い込みは禁物だということさ。いまの話は、あくまで僕の推理であり、一つの可能性でしかない。それが本当かどうかなんで、僕たちにはまだわからないんだ。――人間、一度こうだと思い込んでしまったら、なかなかその考えを変えることができないからね。そうなってしまうと、これから目の前に、いまの話と矛盾する何かが現われたとき、それに対応することができなくなる。要するに、物事を正確に見ることができなくなってしまう」(あの日、何があったか p.123) 小学校四年生のセリフとは思えない、真備に通じるこのものの見方。 たしかに物事、思い込みが一番厄介だもんな。 でも、9歳10歳くらいでそのことを的確に理解しているか? 俺は10歳ごろにこんな理屈は捏ねてなかった気がする。 しかも、主人公のミチオの妹のミカが3歳とは思えない発言や論理性を持っている! うーん、俺がアホだっただけか?? あと、真備シリーズはズバリ道尾先生が出てくるが、こちらはミチオ君が出てくる。 ファーストネームでも名前でもどっちでもいけちゃう苗字だなって、思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.01.14 00:05:37
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