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テーマ:お勧めの本(7360)
カテゴリ:読書ネタ
図書館戦争 「司令、手荒くします」 犯人に気づかれないように、稲嶺のほうは見ずに呟く。稲嶺は郁の肩にそっと手を触れた。その了承を受けて、また俯くように頷く。 窓の外では堂上が人差し指を立てた手を小さく一度振った。――イチ。 ニの、サン! 郁は稲嶺を一気に車椅子から引っこ抜き、抱え込んで床に伏せた。顔からイッて力いっぱいデコをすりむく、それを痛いと思ったときには既に味方が突入していた。 (図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る。 p.359) ということで破天荒図書館戦争モノを読了しました。 際立つ登場人物のキャラ。分かりやすい動機。ありえないプロット。 アニメ化されるための書き下ろし。 突き抜けているぶん、爽快です!ってことで★★★★で★4つ! うー続編、周辺まとめ買いしないと、俺の中でコンプリートしないな、これは! 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。名は笠原郁。不器用ながらも、愚直に頑張るその情熱が認められ、エリート部隊・図書特殊部隊に配属されることになったが…!?番外編も収録した本と恋の極上エンタテインメント、スタート。 検閲って確かにファシズムや軍事国家、独裁国家の不穏な空気の走りって感じはあるよね。 ま、俺の世代は全然実体験ではないので、なんともなんだけど。 表現の自由。だから何を描いてもいいってわけではないんだけど、 闇雲に規制するものでは無いのは最もな話。 自由がいちばん不自由だったりするんで、考えどころだけど。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.08.30 08:23:41
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