生の声
昨日の夜は作家の田口ランディさんと雑誌「風の旅人」の編集長の佐伯さんの公開トークイベントに行ってきた。「立ち見2番」だったのだけど、椅子席50人のうち10人くらいのキャンセルが出たので、楽々座ることができた。立ち見だった人たちには悪いけど、「らっきぃ♪」と思ったのは言うまでもない。(だって1時間半のイベントだもん)さて。田口さんは「こういうイベントの後に参加してくれた人がいろいろ感想をブログなどで書くんだけど、自分が言ったつもりもないことを書くのよねぇ。そんなこと言ってねぇよ、って思うようなことをさ~。だから、明日は検索かけてみなさんが何を書いてるかチェックするわよ(笑)」と仰っていた。私のブログも検索されてるかな??それだけ人に何かを伝えるというのは難しいのだな。今回、私がイベントに行きたかったのは、普段から文章を目にしているお二方の「声」をやはり聞いてみたかったからである。文章だけよりも、実際にその人に会ってみた方がよりその人の言いたいことが強く感じられるのではなかろうか、と思ったわけで。お話しされていた内容自体は、これまでも読んでいたことが多かったので、そういう意味での新鮮さはあまり無かった。(・・・と言うような情報過多社会に関する問題指摘もなされていたっけな。疑似体験が多すぎて「驚き」が少ない時代だと)でも、「あぁ、こういう雰囲気の人たちなんだ」と感じることができたのはとても良かったと思う。言葉が一人歩きをすることの危険。言葉が発せられた場の空気を共有することで理解できること。あぁそうだよね、と思う。(ネット上の会話が、かみ合わないまま感情的にエスカレートするのは良くあることだ)だけど、生の声を聞いても田口さんがおっしゃっていたような「誤解」は生じてしまう。やはり一方的な公開トークの限界だろうか。でも普通に会話してても、「かみあわない」ことは多々ある。コミュニケーションって難しいね。そうそう、そもそもの「主役」は5人の作家さんの写真。すべてとは言わないけど、なかなか良かったと思うし、それを撮った人たちの姿を見られたのは「新鮮」な体験だったような。あ、それと、お二人の話題に「国東半島」があって、行ってみたい場所の情報が出てきてしまった。うーん。困ったな・・・先週行ったばかりなのに、また行きたくなるじゃないか。