一言でいえば楽しかった
休暇というのはあっという間に終わるものである(苦笑)。カンボジア・ベトナムは、思った通りに楽しかった。「意外」なことが減ってきているのは、旅を重ねてきたせいで、良いようなさみしいような、やや複雑な感もあるけれど。かつてベトナム側からカンボジア国境近くを訪ねたとき、ベトナム人のガイドさんがカンボジアの「あまり整備の進んでいない」水田風景を眺めて、自分の国の方が進んでいるという趣旨のコメントを嬉しそうにしていたのを覚えている。今回初めてカンボジアに行ってみて、たしかにそういう差は印象としてあった。はたして本当にどちらがいいのか…難しい気はする。大学で水生植物分野の勉強をした(というほどはしてないけど)身としては、「整備の行き届かない」水田地帯は、車でのとおりすがりだけでも、なんだかおもしろそうな湿生植物がたくさん存在していて、研究者の方々なら、あちこちで車を停めて時間も忘れて採集しまくるだろうなぁ…と思った。ベトナムも日本よりはそういう場所が多いけれど、比べればカンボジアの方が多かったかな。単に立地する環境条件の違いのせいなのかもしれないけれど。同じ仏教国でも、上座部のカンボジアと日本と同じ大乗のベトナムの違い…は、よくわからなかった。というか、お寺とかはほぼ行かなかった。こういう部分は、そういうテーマをもったツアーでも参加しないとわからないだろな。まぁ、そこまでするつもりはまったくないけれど(笑)。「同じ」大乗と言っても、日本とベトナムではお寺の雰囲気がぜんぜん違ってたし、ブータンだってまた全然違ってたし。日本だって宗派によって同じ仏教とは思えないくらいに違うみたいだしね。食事は、どちらもおいしかった。ベトナムの食事が美味しいのはわかってたけど、カンボジアもおいしかった。カンボジアはタイ料理とベトナム料理のそれぞれの中間くらいということらしいけど、やはりきっとそうなのかな?人となりは…うーん、少し雰囲気が違ってたかも。あとは何が印象に残ったかな…あ、アンコールワットなどの遺跡群はとても良かった。おまけみたいなコメントだけど(笑)。ベトナムはこれで4回目だけど、カンボジアももっとあちこち見てみたいな。今回、最初に行くつもりだったラオスや、やっぱりミャンマーとかタイも行ってみたい。うーん…いつもながら、旅が終わるとまたすぐ行きたくなる(苦笑)。