父について
バタバタしていたので今日まで思いつかなかったのだけど、父のことも少しだけ書いておこう。8月8日に89歳で亡くなった。23日まで頑張ってくれたら90歳でキリが良かったのに。75歳を超えたころから、感覚的には5歳区切りごとに1段階ずつ大きく老化が進んでいた気がした。ここ1-2年は寝たきりに近く、今年の元旦は、台湾旅行から戻って羽田からの早朝の帰路の電車中、姉からの緊急メールで「父が床に転がっている」というLINEで始まった。その時は、単にベッドから転がり落ちていただけだったのだけど(トイレにでも行こうとしたらしい)、もう自宅での生活は無理ということで、施設探しを開始した。その後、施設への入居、誤嚥性肺炎での数回の入退院、医療の充実した施設への移動、という経緯を経て、8月8日に力尽きた。3連休の初日、コロナでどのみち夏休みの長期旅行も行けない、というタイミングで息を引き取ったあたり、「まわりに迷惑をかけない」という気持ちで生きてきた父らしい最期だった。悪く言えば欲が無くて何もしないという人でしたが、穏やかで優しく、家族を暖かく見守ってくれた人でした。あの世から、家族、特に残された母を見守ってくれたら、と思います。