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カテゴリ:読書
寝る前ベッドについてから本を読もうとすると、直ぐに眠くなってしまう。しかし、電車の中や美容院や病院の待ち時間だと何故かペース良くすすむ。たまに、電車乗車の際は降車目的駅を乗り過ごしてしまうほどに集中して・・。 今大事に少しずつ味わって読んでいるのは、塩野七生さんの「日本人へ」(リーダー編)という本。スルメの足を一本一本噛んで味わうように楽しんで読んでいる。 以下は、そのエッセイの中の「想像力について」という項目の中に書かれた文章。 想像力が動き出すのは、疑問をいだいたときからだ。疑問をいだくのは、壁に突き当たったからである。秀才とは学業成績の良い人のことだから、これまで壁に突き当たったことも少なく、当然ながらその疑問を解決しようとしたあげくに、想像力に訴えるしかないと思いいたるまでの苦痛も、さして経験したことはないにちがいない。 塩野氏は、イタリアに長く居住されている、イタリア歴史文学者で、その古代イタリア、ローマの歴史的見地から見た日本の姿、日本人の有り様をこの本で興味深く語っている。 例えば友人との会話も、友人の話を聞きつつ、脳裏にその情景を思い浮かべながら想像しながら・・。 「それはもしかしてこういう事なことなのかなぁ?」と、友達に想像してたことを口にすると、「エ?何故それが判ったの?あなたに話したことあったっけ?」と言われたりする。単に聞くばかりでなく、想像力を働かせることによってお互いに関心を共有し合って、話が進むことにもなるのだ。 それは車の運転中なども如実だ。前の車が急に停止した。一体前の車の前にどういう状況が発生したのか・・?原付バイクを運転するわたしは、(おそらく車であっても同じだろうと思うが)危険予知にも想像力は必須なのだ。この場合は安全にも繋がる例えだが、 映画やTVドラマを見ていても、頭の中でいろいろ想像してみるとより以上の楽しみ方が出来る。(多分それは万人の人がやってることなのだろうけれど・・。)より意識してみるともっと興味深い。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月18日 10時25分12秒
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