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カテゴリ:政治
とにかく、われが、われが、われこそは!・・という感じで今度の選挙は、政党が乱立している。第三極とか、第四極とかと言われていたり。
それにしても、日本維新の会は、減税日本や、みんなの党と、組まないことになってホッとした。その二つの党と合併するようであったら、後にも先にも応援出来ないな・・と内心思っていたから。国の方針として掲げる大きな政策で、違っているに違いないから。 昨日の読売新聞の政治欄、一面で、かなりの点で共鳴できる内容の記事があった。 政策で「真贋」を見極めよう 政治部長 永原 伸 日本列島が熱狂に包まれた「政権交代」選挙から3年4ヶ月ぶりの総選挙だ。 野田首相と民主党にまず求められるのは、鳩山、菅両内閣を含めた民主党政権3年余の総括である。 税金の無駄遣いをやめれば16兆円超の財源を簡単に捻出できると謳った現実無視のマニフェスト。行政の混乱を招いた「脱官僚」や、防災対策など必要な公共事業まで萎縮させた「コンクリートから人へ」といったポピュリズム(大衆迎合主義)のキャッチフレーズ。米軍基地の「県外・国外」移転や「原発のない社会」のように、実現への道筋を描かずに思いつきで政策変更を口にした両元首相・・・・・・。 首相が、自民党政権も成し遂げられなかった社会保障・税一体改革のレールを敷いたのは確かだ。しかしそれは、鳩山、菅時代を含めた「負の遺産」と正面から向き合うことを避けてよい理由にはならない。 安倍自民党総裁は、原子力発電所の再稼動を認め、環太平洋経済連携協定(TPP)への参加にも前向きな考えを示すなど、国の進路にかかわる政策で積極的に発信する姿勢は評価できる。だが、党内には、反TPPを公言するなど異論を唱える議員が目立つ。このままでは有権者を混乱させるだけだ。与党復帰を目指す以上、自らの主張を党内に徹底させるべきだ。 日本維新の会や太陽の党など第三極政党の姿勢も問われる。消費税やTPPなどの基本政策で百八十度見解が異なる同士が「既成政党打破」を旗印に大同団結するというが、それは、政権交代を掲げ、保守系から旧社会党まで寄せ集めて出来た民主党と何が違うのか。政権につくと同時に様々な政策で党内対立を露呈させ、離党者が後を絶たない民主党の姿を見れば、誤った道をたどろうとしているのは明白だ。 問われているのは政党だけではない。立候補予定者の中には、たった3年の間に所属政党が2度も変わった者もいれば、1年前は反TPPを唱えていたのに、今はTPP推進の政党に身を寄せる者もいる。 有権者は、政党や候補者の「真贋」を見抜く必要がある。人気取りの“甘言”に耳を傾けるのではなく、実現可能性を踏まえた主張かどうか、厳しくチェックしなければならない。 日本の再生は我々の選択にかかっている。有権者にとっても、眼力が試される選挙である。 (2012.11.17 読売新聞) 確かに、消費税の問題も、TPPの問題も、原発の問題も国にとっても国民にとっても大事な問題であるには違いない。しかし、わたしはそれ以上に国家国民にとって、憲法改正や、安全保障(例えば、集団的自衛権行使など)は重要な課題であると思っている。今度の選挙で、自民党が過去の反省を踏まえて、民主党から政権を奪還し、それらの大きな課題に取り組み、実現してくれることに期待したい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年11月19日 00時44分13秒
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