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マコの回想録

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2013年02月17日
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カテゴリ:政治
 ここのところ、また寒さはぶり返している感がある。今朝の大阪の最低気温は、氷点下の予測だった。先々週引いた風邪は、何とか殆ど完治したようだ。
 インフルエンザの予防注射は、昨年12月初旬に打っているけれど、例え打っていても100%掛からないとは限らないらしく、掛かったとしても軽くて済むという話らしい。しかも、風邪の種類は800種以上あるそうだし。

 最近、興味深く毎月のように読んでいる雑誌がある。一般的にどこの書店でも棚に並んでいる雑誌、「文藝春秋」だ。以前までは、「月刊WILL」をよく読んでいたのだけど、最近は前者の雑誌にハマっている。今月号は556ページもある。内容に至っては毎号、芸術、スポーツ、政治etc・・と幅広い。投稿者も同様に各界の著名人から無名の人まで様々である。
 (まぁ、かなり以前から知られている雑誌なので、わたしがあえて紹介するまでもないけれど・・。)

 そんな文藝春秋の今月3月特別号に、更に興味深い内容のものがあった。
産経新聞中国総局特派員 矢板明夫氏著の「尖閣開戦前夜の中国報道」サブタイトルとして、「日中武力衝突は時間の問題なのか。中国国内で高まる好戦ムードと習近平の思惑は-」という記事。
 その中でも、なるほど・・と思った箇所を以下に抜粋する。

     先鋭化する反日的態度
 
 2012年11月中旬に発足した中国の習近平政権は、これまでの胡錦濤政権と比べて、日本に対し、一層厳しい政策で臨み、尖閣戦争に向けて着々と準備を進めていることを強く印象づける。
 中国国内の反日デモは、昨年9月中旬にはすでに沈静化していたにもかかわらず、習近平総書記(59)はその後も尖閣周辺に中国の公船や飛行機を出し続け、日本に対する領海・領空侵犯を繰り返すことで、対立をさらにエスカレートさせている。
 昨年12月26日に安倍政権が誕生した時も、中国は国際慣例に従わず祝電を送らなかったが、これはまぎれもなく、日中関係を改善させたくないという意思の表れであろう。また、安倍首相は、高村正彦自民党副総裁を特使として中国に派遣しようとしているが、中国側は難色を示し続け、1月27日現在も、スケジュールの調整が難航している。
 一方、安倍政権と考え方が相容れない鳩山由紀夫元首相や、中国と伝統的な友好関係にある公明党の山口邦津男代表は招待するなど、親中派の政治家に対しては手厚くもてなしている。
 今回の山口代表訪中に関し、中国側の報道だけをみると、あたかも鳩山氏と同じように山口氏も中国の主張を全面的に受け入れたような錯覚に陥るが、これは習近平政権による国内向けの巧妙なメッセージである。「尖閣問題については日本の政治家も中国側の対応を支持している」とアピールし、「領土問題は存在しない」と頑なに主張する安倍首相を悪人に仕立て上げようとしているのだ。


 矢板明夫氏の論説は、中国メディアについてや、人民解放軍の行動についてなど展開されていく。長いので割愛するが、最後の「尖閣戦争はありうるか」という章の文章を一部抜粋する。

 中国の指導者は歴史に名を残すことを非常に重視している。これまでの指導者のなか、毛沢東は建国し、トウ小平は改革解放を実施、江沢民と胡錦濤は経済成長を果たした。もはや高度経済成長は期待出来にくくなった現在、習近平が指導者として歴史に名を残すなら、中国統一を目指すしかない。尖閣諸島を奪えば、習近平は民族の英雄として名前を残すことになるだろう。
 習近平はいま、タイミングを計りながら日中尖閣戦争を仕掛けようとしている。この戦争は習にとって負けられない戦争である。失敗すれば自身の失脚のみならず、共産党政権の崩壊につながりかねない。そのとき、安倍首相はどのような覚悟で対峙できるだろうか。日本は今後、中国に急襲されるスキを与えないよう、法整備も含めた“尖閣防衛体制”を早急に構築するだけでなく、弱体化した日米同盟を強固なものにすることが求められるだろう。
                              (文中一部敬称略)


・・・と矢板氏はこの論説を結んでいる。
何だか、とってもきな臭くて、オッカナイ状況下に日本が巻き込まれようとしているようだ・・。
矢板氏の言うように、中国においてどんどん進行されていくようであれば、本当に日本は守りを固め、臨戦態勢を取らざるを得なくなる。何でもかんでも戦前の日本の軍国主義に戻るかのような妄想の幾つもの野党もある中、法整備がそう容易く進むのだろうか。
(※なぜか、楽天ブログの日記の書き込みでは、トウ小平氏←のトウの実際の名前の漢字を入れるとエラーメッセージが出る(--#) 歴史的有名人物の名前くらいは表記できるようにして欲しいなぁ・・ブツブツ・・。)





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最終更新日  2013年02月17日 20時12分37秒
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