マコの回想録

　名峰富士山が、世界遺産と認められた。
わたし的には、自然遺産として認められて欲しかったけれど・・文化遺産でも、世界に認められた富士山となったことに変わりはない。

　わたしが今は亡き母と富士山の頂上まで登ったのは２０歳の時。５合目から頂上までの間に特に表情があった。頂上で、眼下に雲を見下ろした感動は忘れられない。まさに天空の空間に居たようだった。
　富士山は、登るものではなく見て美しいと感じるものだ、と言う人が居た。なるほど、登っている最中には、その神々しい富士の美しい全景は見ることが出来ない。ただ、自分の足で登ってみた富士山の素晴らしさというものも、存在することは確かだ。
　もう今のわたしには、８合目～頂上までの空気の希薄さに耐えることは難しいと思う・・。

　あれが、あの時天辺まで登りつめた富士山だなぁ・・と、富士山の景色、映像を見ても想い出す喜びがある。

　富士は日本一の山！