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カテゴリ:政治
今朝の『新報道2001』の番組。橋下大阪市長、生出演だった。
例の問題発言と取り上げられて以来、事あるたびにマスコミに顔を出しては、自身の発言の意図がこうだったとか、言葉が足りなかったと修正したり、事実を捻じ曲げられたとか、相変わらず雄弁、多弁に説明を述べている橋下市長。 だが、何だか喋れば喋るほどに、弁解めいて聞こえたり、後付的な理屈のようであったり、墓穴を掘っていっている気がする。 わたしは前回将来有望な政治家として買っていると書いた。 橋下徹という政治家の確たる考えの直球を投げるスタンスと、国の仕組みを改善していこうとする前向きの姿勢に、これまでの政治家と比較して期待できる人だと思っていたからだ。 ところが、最近の発言を聞いていると、首を傾げる部分があったり、果たしてこれが、国家の上に立つべき国政の政治家としてこのままではどうなのだろうか・・と疑問を感じる部分があるのを否定できない。 例えば今回の、世界の国々の軍隊が、従軍慰安婦のような存在を利用していたゆえに、日本国もその過去の行為を反省すると共に、世界の国々も日本だけを責めるのではなく、反省しなければならない・・と言う弁。 この理論は、一見公明正大のようだが、現実問題として、世界の国々がそういう過去の経緯を明らかにして、今さらのように反省しましょう、とテーブルに乗って来るか?と言う大きな疑問が残る。 国と国の思惑なんて、経済や外交などで利害が絡み合っているし、そんな綺麗ごとで解決がつくとは思えないし、それぞれの国が過去の負の出来事をむしかえされることは拒絶感があるはず。 今朝の『新報道2001』に出演していた、学者の立場なら声高々に主張することが出来るとしても、国の未来、経済、安全、外交を預かる責任ある政党や政権が、安直に言えることではないのだ。それゆえの現在の知恵ある、おとなの安倍政権のスタンスなのだと思う。 (それは前政権や、一部の政党のように被虐思想を展開すると言うこととは一致しない) 今日のネットニュースで、自民党の小泉進次郎氏にマスコミが、しつこく橋下市長発言についての意見を言わそうとしたが、(何かと問題発言を狙っている)マスコミの意図が分かっているゆえか、最後にはノーコメントを貫いた・・とある。 世の中には、いろいろな考えがあり、いろいろな価値観がある。ましてや、世界の国に至ってはなお更のことで、しかも論じる内容によっては、必ずしも決着が付くことばかりではないことも踏まえなくてはいけないのだと思う。 トップに立つべき政治家は、多方面でのバランスを持つことも不可欠の要素だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年05月26日 20時15分43秒
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