先週のテレビ朝日の夜、10時から放送の「報道ステーション」に自民党石破幹事長が出演していた。わたしは、古館アナは大嫌いだが、アンチ報道ステーションとして時々見ている。
話題は、日本における集団的自衛権の話だった。
低次元の質問を再度に渡って投げかける古館アナ。「ですからね・・」と、(何でそんな風に曲解するのか・・と言わんばかりに)石破幹事長は、感情を抑えて、集団的自衛権の本質について、さらに日本のポジションを説明をする。
見ていて、毎日平日、夜の帯番組の報道番組の司会者にしてこれだから、よく理解出来ていない国民に説明をするのも大変だなぁ・・とつくづく感じた。
期せずして、石破幹事長のブログにこの時の出演の話が載せられていて、「ヤッパリ!」と思った(笑)
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/
『昨夜、集団的自衛権をテーマとしてテレビ朝日の「報道ステーション」に出演致しました。
事前に予想していたことではありますが、議論は全く噛み合わず、報道の理解の浅さにはただただ嘆息するしかありませんでした。
「仮に集団的自衛権を認めた場合、アメリカがシリアを攻撃すれば一緒に戦うのですか?」
という質問が典型です。もしアメリカがそのように行動しても、アメリカがシリアに攻撃をされたわけではないのですから、これはそもそも自衛権に基づく行動ではありません。
強いて考えるとすれば、米英から武力攻撃を受けたシリアが個別的自衛権を行使し、日本に対して救援の要請をして、日本がそれに応える形で集団的自衛権で米英と戦う、という全くあり得ないケースしかありません。
「それを聞いて安心しました!」
と古館氏が述べていましたが、あり得ないことを問われてそう言われてもねえ...という感じで、まさに前途遼遠と言う他はありません。しかし何としてもこれにチャレンジし、成果を得なくてはならないと気を取り直しております』
(『石破 茂(いしば しげる)オフィシャルブログ「立て直す。 日本を、地域を、自民党を」』2013年8月30日 (金)より抜粋)