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カテゴリ:政治
わたしは、自民党の歴代の総理大臣の中でも、小泉元首相の政治的手腕は、実行力といい、カリスマ性といい、人を動かす力といい、素晴らしいとも思っていた。 通常、元総理ということで、歴代の人は、国会議員として引退した身であっても、マスコミの前に政治的発言をして存在感を示していたが、小泉元総理はマスコミの前に自ら姿を現し、大々的に発言をすることは、今まで殆どなく、何と去り際のきれいな人だろうと思っていた。 別に、かつて政権を担ってたトップとして、現在の自民党政権にエールを送る発言をするなら、出演しても構わないと思うけれど・・・。 経済も、外交も、これだけ精力的かつ慎重に頑張っている安倍政権にまさか、水を差すような発言をするとは思いも寄らなかった。少なからずのショックを受けた。 すぐに原発0にすべき・・と言う発言である。 今朝の読売新聞社説で、『小泉元首相発言 「原発ゼロ」掲げる見識を疑う』と言う記事が載せられていた。 http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20131007-OYT1T01518.htm それには、 首相経験者として、見識を欠く発言である。原子力政策をこれ以上混乱させてはならない。 小泉元首相が講演で、「原子力発電に依存しない、自然を資源にした循環型社会」の実現を唱え、政府に対し、「原発ゼロ」の方針を掲げるよう求めた。東日本大震災を機に自らの考えを変えたという。 小泉氏の発言は、政府・自民党の方針と異なる。政界を引退したとはいえ、看過できない。 安倍首相は、安全性が確認された原発は再稼働させ、民主党政権の「原発ゼロ」路線を見直す意向だ。自民党も原発再稼働の推進を選挙公約に盛り込んだ。 小泉氏は原発の代替策について「知恵ある人が必ず出してくれる」と語るが、あまりに楽観的であり、無責任に過ぎよう。 (中略) ・・・とあり、 放射能は、時間を経ると減り、1000年で99・95%が消滅する。有害性が消えない水銀など重金属の廃棄物とは事情が違う。 問題は、廃棄物を埋める最終処分場を確保できないことだ。政府と電力業界は候補地を募ってきたが、自治体や住民の理解を得る努力がなお足りない。 処分場の確保に道筋が付かないのは、政治の怠慢も一因と言える。首相だった小泉氏にも責任の一端があろう。処分場選定を巡る議論を進めるべきである。 ・・・と結んでいる。さすが、読売新聞の社説だけあり、曖昧な批判ではなく、しっかり批判の根拠、そして今後についてのノウハウまで記述してある。 前述の小泉元総理の「原発0めざすべき」発言をもって、左寄り思考のマスコミや政治家達は、挙って鬼の首を取ったように、安倍総理の「安全性が確認された原発は再稼働」の原発再稼働の推進方針に批判の展開を繰り広げることは目に見えている。 折しもご子息の進次郎氏が、復興政務官に選ばれたばかりなのに・・。政府の大任としての立場の足を引っ張る発言はいかがなものか・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年10月08日 18時22分19秒
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