マコの回想録

　その日は朝から少し外せない予定があり、その用事を済ませた後、空を見上げると文句無しのピーカンッ・・・多分１年を通しても、滅多にない快晴！このタイミングを逃す手はないわ！・・と、即効自宅に戻り、取るものも取りあえず、📷カメラを持って神戸に向かった。

　🚃電車の中で、目的地のＨＰや路線を検索し、それに従っていざ、出発進行(^^)/
しかし、途上で現地へ向かう送迎バスが、イベントシーズンからまだ早くて、予定の駅からは発着していないことを、案内所にて聞かされる。仕方なく行程は変更して、目的地へ向かう。

　🚃電車の中であれこれ、検索したり、途中家族に📨メールしたりすることにより、スマホの電池の容量が半分以下になってしまっていることに気づく！(ーー;)ぅ・・。
　しかし、悲劇はこれだけに終わらなかった。

　「・・・ん？何だか、行程の途中の駅になかなか着かない？！
　　もしかして・・」

　わたしに悪い予感が走る・・。

　「このままこの特急に乗り続けると、とんでもない所まで行そうだ・・。下車しよう！」

　予感は的中していた。スマホでの検索やメールに集中していたことと、電車の騒音で、車内の停車駅放送が私の耳に届かなかったのだろう。幾らなんでも、目的地が明石より遠いはずはない(◎_◎;)

　

　それにしても、今日明石海峡大橋が電車から見られるとは思わなかった💦
ある駅で下車した後、ホームで駅員さんに相当戻らねばならないことを聞く。目的地を言うと、半ば呆れ顔だった(*_*)
　特急電車の５駅乗り越しの時間と距離のロスは大きい。
　(ノД`)・゜・。

　自宅へ戻らなければいけないタイムリミットを考えても、もうロスは避けねば・・！幾ばくかの緊張感を持って、行程に臨む。しかし、やっと辿り着いた目的地公園の送迎バスの乗客はわたし一人だった！もう、３時だったしなぁ・・。

　気を取り直して、ようやく着いた公園は、六甲山の麓。六甲山や再山へのハイキングも出来る。（しないけど・・）
青空に映える森林は美しく緑に輝いている。

　

　しかし・・料金所のオジサンはわたしに愛想なく言い放った。

　「まだ、紫陽花はほとんど咲いてませんよ？　(それでも)３００円頂いていいんですか？」

　此処まで回り道をして来て、帰る手はないだろう・・。(-"-)
紫陽花が咲きほこっていたら勿論ｂｅｔｔｅｒだったけれど、青空に映える森林の景色をカメラに収めるのも悪くない。

　

　・・・まぁ、楚々と咲いている紫陽花もステキ(^^♪
公園の中は、森の中そのもので、もう夕方に差し掛かっているので、人の姿も疎らで、四方八方人っ子一人居ない場所では、少々薄気味悪くもある。勇気を出して、先へと進むと、大きな池があり、時々観光客とすれ違う。
上り下りの坂道も多く、絶好のハイキングコースにもなる。

　

　野鳥のさえずりを聴きながら、森林浴。六甲付近を訪れたのは何年振りだろうか。時間があれば、展望台というところにも寄ってみたかったのだが、最終の送迎バスに遅れるとイヤなので、最初の料金所を目指して歩くことに。
　結局、成り行き上、遠回りのコースになったのだが、何とか無事に入口へ戻り、ロッジ風のカフェにてアイスティで小休止。
　木陰で最終送迎バスを待ちながらシャッターを切る。

　
　　
　

　かくして、神戸日帰り森林浴旅行は終わった。少し焦った行程ではあったけれど、久々の神戸の街を眺め、六甲山近くの森林を鑑賞出来て満足した。
何よりも、この日の青空が、わたしの心を駆り立て、より美しい景色の効果を上げてくれた。本格的な梅雨入りに間もなく入るだろうけれど、その合間をぬって、今度こそ紫陽花の風景を求めて出掛けたいと思う。