花屋の近所にある大きなアパート。

そこのエントランスの大きなアレンジメントと、館内のプラントの毎週の水やりは私たちの仕事です。

週に２回以上通っているので、だんだん顔見知りも増えて来ました。

平日昼間にしか行かないので、話し掛けてくるのは寂しく家に居る老人の方ばかりです。

昼の３時頃になると、一斉に郵便が届くメール・ルームに集まってきます。


この間は、引っ越して来たばかりだという女性に、『ベランダの花を見て欲しい・・・』

と言われ、断りきれずに部屋に入らされてしまいました。

しつこいくらいにお茶を勧めてくださったのですが、仕事中だし、何より見知らぬ人の家に居るのは

本当に居心地が悪く、何とか帰らせてもらいました。

ベランダの花の件は置いておいて、とにかく寂しいらしく、話し相手が欲しかったみたい。

下の道路からの騒音、ここ最近の暑さ、このアパートの住人の変人さ(？)をダラダラと愚痴っていました。


こういう寂しい老人宅に、週に一回でも１時間くらい話し相手になってあげるサービス

っていうのもあっても良いのかも・・・とも考えましたが、ボランティアでなければ難しいのかな・・・。


日本に居る私の祖母も一人暮らし。

どうしているかな？　なかなか手紙が書けずにゴメンナサイ。


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