マラヤの猫

リード博士がご逝去された事で、今年から来年にかけて
博士の作品がブームになりそうですね。

私の身近でも博士の作品を演奏しようと言う動きが
出ているようで、今日も知人に、

「急遽、次の演奏会で取り上げたいと思うんだけど何が良い？」

と聞かれたりしました。


団体の演奏技術によりますけど、急ぎでプログラムに
入れるんだったら、やっぱり

「音楽祭のプレリュード」

が無難なのかな？　と思っています。

なんせ昔の課題曲だったくらいなので技術的には
あまり難しく無く、演奏時間も短く、

そして鳴りもまずまずの曲ですよね。

まあ、これが個人的にはオススメです。

---

ここからは蛇足で、少々生臭い話です・・・

でも「追悼」と言う意味で難易度や演奏時間を
気にせずに曲を選ぶとしたら

「法華経からの三つの啓示」の「平和の悦び」

が一番良いかなと個人的には思っています。


でも・・・　この曲にはちょっと問題点があるんですよね。

その問題とは「法華経」の部分ですね。

宗教的な意味やそれを連想させる曲を嫌う団体は結構多いんですよね。

それともう一つは

「この曲が誰のために作られたか」

と言うところですね。

これ以上書くと話が違う方向に行きそうなので、
これ以上の深入りは避けます。


まあ、気にしない団体は全く気にしないで演奏していますが、
こう言う理由で演奏されない事もある曲です。

なかなか良い曲なので勿体無いと思うんですけどね。