10月20日に劇団四季「異国の丘」を観てきました。
いつもは学生団体の入る日は避けているのですが、
今回はその事を忘れていて、中学生(女子校?)団体の
至近距離に座ってしまいました。
開演直前まで遠くのオーケストラピットを覗きながら、
らっぱの音にキャーキャー言っている吹奏楽部らしき
生徒や色々な生徒たちで騒がしく。引率の先生が
「静かにしろ!」と走り回っていて、
「勘弁してくれよ・・・」
と思いつつ開演を待っていましたが、音が鳴り始めると
すぐに静かになりました。
これはちょっと意外でしたね。
このミュージカルを観てから気づきましたが、このミュージカルの原作と
なった話は「李香蘭」と同じく昔から知っている話でした。
ミュージカルとして観るのは今回が初めてでしたので、
新鮮ではありました。
このミュージカルは非常に酷い話ですが、作品としては良いですね。
ただ、作品の都合で台詞に現在では死語となっている言葉が多く
含まれるので、中学生くらいの年齢で全ての台詞を理解出来るのかな??
と思ってみていました。
中学生がこの話を知ることは良いことだと思いますが、
作品で理解の出来ないところがあったりすると、それでミュージカル嫌いに
なってしまわないかと少し心配になりました。
ではミュージカルの感想に入りますが、
・まず、この作品も舞台転換が速いですね。
それと着替えも異常に速くないか? と思いました。
・シベリアのセットもよく雰囲気が出ていて良かったですね。
船のシーンもなかなか良かったですね。
・オケのメンバーがジュリアード音楽院の学生に扮して演奏するシーンも
良かったですね。
曲は「国民の象徴」と言う私の大好きな曲でしたし、アンサンブルの方々の
ダンス、セットを観ていると、
「これはウェストサイドストーリーの1シーンか???」
と思ってしまいました。
・遺言のシーン。これはなかなか堪えるシーンですね。
遺言を届けるシーンも観たかったですね。
・冒頭とラストに抑留者が歌うシーン。これも良かったですね。
これぞミュージカルと言う華のある歌ではございませんが、
こういうのも良いもんです。
・木村花代さん。私はこの方の歌い方が好きですね。
他の舞台でも観てみたいですね。
この作品もなかなか良かったですね。これも値段なりに楽しめました。
次はマンマ・ミーア!。その次はクレイジー・フォー・ユー。
その次はたぶんコーラスライン・・・
まだまだ観たい舞台はたくさんありますね・・・
(本日の主な出演者)
九重秀隆 下村 尊則
宋 愛玲 木村 花代
吉田 中嶋 徹
神田 深水 彰彦
西沢 深見 正博
大森 江上 健二
杉浦 香川 大輔
平井 維田 修二
宋 美齢 中野 今日子
李 花蓮 坂本 里咲
劉玄 青山 祐士
宋 子明 日下 武史
蒋 賢忠 中村 啓士
九重菊麿 山口 嘉三
アグネス・フォーゲル夫人 大橋 伸予
クリストファー・ワトソン 志村 要
メイ総領事 高橋 征郎
ナターシャ 西田 有希