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2006.01.17
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先日東京シティフィルのニューイヤーコンサートのような演奏会を観てきました。

この日は私の好きな指揮者の一人である指揮の下野竜也氏と
あるソリスト(あえて名前は書きません)を目当てでしたので、
東京シティフィルの演奏は全く期待せずに行きましたが、

「この日はなかなか良い演奏でした」

過去に何度も東京シティフィルの演奏会に行きましたが、
この日の演奏がいままでで一番良かったですね。
(この日はホームである「ティアラこうとう」の演奏会だから
 良かったんでしょうかね。)

では、適当に感想を書かせていただきます。


指揮  :下野竜也
演奏  :東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
フルート:大村友樹
ハープ :松岡みやび

(プログラム前半)
・バレエ音楽「ラ・ペリ」よりファンファーレ(デュカ)

「どんな曲なんだろう?」と思いつつ聴きましたが、
 聴いた瞬間に「あぁこの曲か」とすぐわかる曲でした。

 よく演奏される曲ですよね。

 私がこの曲を最後に聴いたのは数年前の自衛隊音楽まつりでした。

・フルートとハープのための協奏曲 ハ長調 K.299(モーツァルト)
 途中まではフルートがお客さんであるハープにちょっと遠慮気味のような気も
 しましたが、後半のフルートはハープ、オケとの良いバランスをの響きを
 作り出していました。(良い演奏でした)

 ハープもなかなか良かったですね。

(プログラム後半)
・今様(斎藤高順)

 作曲者の斎藤高順氏は東京物語等の数々の映画音楽を作曲されたり、
 私の好きな吹奏楽でも「ブルー・インパルス」や「オーバー・ザ・ギャラクシー」を
 作曲されたりもした高名な方ですが、こう言う渋い曲も作っていたんですね。

「オケで雅楽の響きを作ってしまいましょう」

 と言う曲でしたが、弦楽器で雅楽の音を見事に表現されていました。

 この系統の曲だと「あれ??? どこが日本音楽なの??」って言う曲が多いのですが、
 この曲はちゃんと日本の音楽と言う風に聞こえましたね。

 新年に相応しい雅やかな曲でございました。

・爆発ポルカ(J.シュトラウスII)
 ここからが「ニューイヤーコンサート」って感じのプログラムで、
 下野氏のトークやちょっとした演出などが始まりました。

「ティアラこうとう・ジュニアバレエ団」(確かこんな名前)
 が曲に合わせて踊り、華やかな演奏会になりました。

「ジュニアなのになかなか上手いね」と思って観ていましたが、
 数日後の新聞に

「バレエのメッカ江東区」

 と言うような記事が掲載されていました。

 江東区はバレエ教室が多く、東京シティ・バレエ団と言うのもあってバレエが
 盛んだそうです。

 東京シティフィルと東京シティ・バレエ団によるバレエはチケットの入手が
 大変だとか書かれていましたね。

 ※そう言えば下野氏がバレエを踊る少女達に対して

 「同じ人間とは思えません」

  と言っていましたね。下野氏のこう言う自虐的トークは好きですね。

・トリッチ・トラッチ・ポルカ(J.シュトラウスII)
「トリッチ・トラッチ」とは「おしゃべり」や「ぺちゃくちゃ」と言うような
 意味らしいですが、下野氏が留学していたウィーンには

「トリッチ・トラッチホテル」とか言うのがあったらしいです。

「そんな名前のホテルには泊まりたくないな」(下野氏)

・ウィーンの森の物語(J.シュトラウスII)
・美しき青きドナウ(J.シュトラウスII)

(アンコール)
・ラデツキー行進曲(J.シュトラウスI)

  ※あと2曲の名前は忘れちゃいましたが、最後のアンコール曲は
   演奏中にバタバタと退場する曲でございました。


このニューイヤーコンサート風の演奏会はなかなか良かったです。

これで3,500円と言うのはハッキリ言って安いです。

新年早々良い演奏会を観させていただきました。






ちなみにこの日のソリストの片方の方は20数年前から知っているのですが、
アマチュア時代から「東京芸大なんて楽勝だろう」と言う突出した演奏技術を持つ方でしたね。

一緒に演奏した事がある方がプロとして立派に活躍しているのは大変嬉しいですね。

私は名の売れた先生と一緒に演奏したり飲んだり(笑)してもあまり感動しない性質なのですが、
アマチュア時代から知っている方がプロとしてステージで演奏されているのを観るのは嬉しいですね。

「この人と一緒に演奏できて幸せだったな」

 と言う感じですかね。


「なんでコイツがプロになれたんだ??」

 と言う知り合いをみる時もありますけどね(笑)







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Last updated  2006.01.18 03:37:02
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