私は仕事場で毎日「FIREWALL」を見ているので、
映画のタイトルに惹かれてこの映画を観に行ってきました。
それでは早速感想書きます。
(かなりネタバレ&映画とは関係の無い話が多いです。)
・予告とのギャップ
予告を見た感じでは、家族が誘拐されて、
誘拐犯となんらかの交渉をする映画なのかなと
思っていましたが、実際に観ると全く違う映画でした。
この後の感想ではボロクソに書きますが、
ストーリーはなかなか面白い映画でした。
・出演者について
役名がジャックのハリソン・フォード・・・・
思わずジャック・ライアンか?? と思いました。
「THE BEAR AND THE DRAGON」(邦題:大戦勃発)をハリソン・フォード演ずる
ジャック・ライアン大統領で見てみたいなと思ってしまいました。
そんな事は良いのですが、歳を食って痛々しいシーンもありましたが、
ハリソン・フォードは良いですね(単に私が好きなだけだと思います)
犯人達はなんか印象が薄かったですね。
「こんなもんなのか?」
と思ってしまいました。
奥さんはまあまあだったように思いますが、子供達は印象が薄かったです。
それと警備担当のハリー(??)はとても印象が薄かったですね。
秘書のメアリー・リン・ライスカブ演ずるジャネットはなんか普通っぽい
感じがちょっと良かったですね。
・ランドロック・パシフィック銀行のセキュリティ
どこが業界トップクラスのセキュリティなんだかと思ってしまいましたね。
外部ネットワークからの不正侵入に対するセキュリティが業界トップと
言うことなのかもしれませんが、内部の不正行為に対するセキュリティ対策が
ちょっと甘いですね。
サーバルームには最低でも監視カメラを付けましょう。
それと表示テストと言う事で1万人分の口座情報を表示していましたが、
サーバルームに管理コンソールを行いほどセキュリティを強く意識している
企業であるならば、
「普通はダミーデータを使うのが常識です!!!!」
これは馬鹿じゃないの? と思ってしまいました。
全くの部外者を正当な理由無しにサーバルームに入室させるのも
不自然だなと思いましたね。
それともう一つ、情報セキュリティ管理者のアカウントに強い権限を
与えすぎです。
「特定のアカウントに必要以上に強い権限を与えない。」
これも常識です。
思わず真面目に考えてしまいました(笑)
・ランドロック・パシフィック銀行の情報インフラ
デルのPowerEdgeサーバやデルの純正ラックが山ほどサーバルームにありましたね。
見慣れた光景だと思いつつ見ていました。
それと前半にジャックがセキュリティを弄くっているシーンがありましたが、
あれはシスコシステムズのCatalystかな? と思って見ていましたが、
よく考えたら、ドキュメントも作らずにその場でポリシーを勝手に弄るのは
幾ら幹部でもまずいかなと思ってしまいました。
・情報セキュリティ担当の管理職を脅迫するという行為
ジャックの役職がわからないのですが、役員の一歩手前あるいは役員待遇の
エンジニアなんでしょうかね?
米国の銀行ならば地位が高くて現役バリバリのエンジニアはいるでしょうが、
日本の銀行では地位が高くて現役バリバリのエンジニアなんていないだろうな
思いました。
ジャックと同じポジションの銀行の幹部を脅してもきっと自分だけでは
ジャックの様な事を出来ないでしょうね・・・
日本的な感覚ではもう少し若いエンジニアを脅す方が価値があるような
気がしますね・・・
疲れたのでこの辺りで止めておきますが、色々と気になる事は
多い映画でしたが、それほど悪くはない映画でした。
ところで、「FireWall」のカタカナ表記はいい加減に「ファイアウォール」に
統一して欲しいですね。
もう「ファイヤーウォール」は死語だと思います。
映画会社もどちらの表記が一般的なのかちょっとは考えて欲しいですね。
※この日記の本文の最終更新日時は「2006-04-09 04:30:31」です。