環翠楼
ちょい遅れたバースデー祝に環翠楼に招待される。環翠楼は、以前前の道を通った時 発見し、「なんじゃこりゃ!?」と大興奮した建物である。環翠楼に行く前に、せっかく箱根に来たのでケーブルカーやロープウェイに乗る。ケーブルカーは20年ぶりに乗るが相変わらず激込み。ロープウェイ客は韓国の方やドイツの方や日本の方でとっても国際的。韓国の方はキメ顔を作ってバシバシ自分撮りをしていた。大涌谷駅に着いてツレの方は黒玉子を買い込み、その足でロープウェイを下る。塔ノ沢に着いて歩くと、すぐ環翠楼に着いた。嗚呼環翠楼。古すぎて物の怪じみた空気すら感じる。私達の通された部屋は恐らく一番古く、渓流真上の広い部屋。とっても素敵!「ウギャー」と絶叫しながら部屋の端から端まで転げ周りたい気持ちを抑え仲居さんのお話を聞く。宿的にはとても感じよく、食事も美味しかった。「BAR MANGA」なんてのもあった。昔は漫画家さんが長逗留して、ここで漫画談義をしていたという。我々もちょこっと飲む。泊まっているのは我々だけかと思ったら、沢山お客さんが居て驚いた。この建物…古い物好きには是非見てもらいたい。古いだけでなく重厚。どこまでもピカピカ。古いだけあって廊下やトイレは寒かったがそれもまたヨシ。3階は大広間。今はあまり使われない様だが、これまた必見。部屋の端から端まで転がるには、8分位かかりそう。そして唐突に昔使っていた電話の交換台等もあり飽きさせない。ここ、建物半分は現在使っていないそうだ。何て勿体無い。