さんま、さば
”秋は秋刀魚に鯖に脂が乗ってきてあの匂いが益々、食欲を増す・・・・”というのは日本の話である。私は自分の人生でこんなにも魚を焼くのに気を使う日が来るとは想像したことはない。魚を焼くとき、食べるとき ”I smell something fishy!"という言葉を聞くのがとても苦しい・・・・家人が全員出かけたのを見計らって、”今しかない”というタイミングを見つけて焼いていたのは鯖であった。昨日、韓国系のスーパーで2匹を買い,ひと塩してチャンスを待っていた。今、日本の奥様の間で流行していると聞いているフランス製のル・クルーゼのグリルパンを使って焼くのだ。昨年の誕生日に私が冷蔵庫をいただいた話は先日アップしたけど、このグリルパンは同年のクリスマスプレゼントにいただいたものだ。(私がGの同じ型のグリルパンを借りて魚を焼くから嫌だったのかもしれない・・・・・)ランチに出かけたはずなので、12時半はまだ帰ってこないだろうと高をくくっていたのだが、失敗だった!!なんとヨーロッパから訪れていた親類2人を連れて帰ってきたのだ。なんということ。”oh, my god. So fishy" (なんて魚くさいの!)そりゃ嫌だと思う。久しぶりに会う従兄弟とランチをしてきて、自宅でコーヒーでもどうってことになって帰宅したら家中、魚くさいんだから・・・・娘も可哀想なものだ。誰もいない間にピアノの練習に励んでいたのに”あれっ、帰ってきた。!!”といって大急ぎで練習を取りやめてしまった。注:今日はホリデーで子供は学校がお休み”お母さん、魚くさいって悪いことなの?私、好きなんだけど”と真顔で娘に聞かれると胸が一杯になってしまう。あー、もう少しの辛抱だ。家族でこんな局面ぐらい乗り切らなくっちゃね写真はやっとの思いで焼いた鯖でやんす。こういうものは夕食時には人払いできないから、誰もいない昼の間に焼くのだ。