疑問・・・
四川省での地震は、ようやく震源地にも救助隊が入ったようです。とはいえ、中国のことだから、まだ、救助隊が入っていない、地域もたくさんあることでしょう。そのようなところに救助隊が入ったら・・・被害者の数は大きく増えていくんだろうね。震源地に救助隊が入ったと言う報道の影で、支援物資の奪い合いが起きているとか・・・民度の違いと言うか、なんっつうか・・・大変ですね。そんな遅々として救助が進んでいない印象の中国は、世界各国からの捜索や救助に関する支援を断り続けています。災害時の命のタイムリミット72時間説でいくと、「被災地域での輸送と通信は非常に困難」などと言う理由で、海外からの救援の手を払ってはいけないと思います。が、あくまで、自力解決する気でいて、各国の救援を断る中国・・・そんな中国の思惑に関係なく、刻一刻とタイムリミットはせまっています。ニュースを見ていると、温家宝首相が被災現場に入り陣頭指揮を執り、救助隊ががんばっている映像が流れます。がんばっているのはわかるんだけど・・・なんか、もやっとするんだよね。何でか考えたら・・・温家宝首相の叱咤激励する姿・指揮する姿が、どこぞの将軍様にそっくりなんですね。って、将軍様が中国共産党の芝居がかったやり方を真似てるのか(笑)何で、こんな芝居がかった映像を流すのかと思っていたら、中国・広報宣伝部が、四川地震の救助に向かった解放軍、および武装警察官が救助している感動的なシーンを報道するように通達していたそうで・・・この期に及んでメディアにこんな報道統制ですか・・・(苦笑)海外からの救援の手を振り払い、中国人民の命を犠牲にしてまで「一致団結」を演出するのは・・・中国国内向けにはどうかは知りませんが、他国へは良いイメージを持たれないんじゃないかと思ってしまいます。各テレビ局やインターネットのポータルサイトなどで、ミャンマーのサイクロン被害への義捐金とともに、四川大地震支援募金をしていますね。でもねぇ・・・救助隊などの支援の手を払いのける国へ,お金だけ渡すって・・・どうなんでしょう?きちんと、人道的な使い方をされるのか、疑問を感じてしまいます。