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自分で自分の脈を診る癖をつけると、面白いと思います。 朝起きたとき、ご飯を食べた後、調子のいいとき、悪い時 いろいろな変化が感じられると思いますよ。 これは脈診の話ではありませんが、 とっさの時に脈を診るのが役に立ったことがあります。 道をあるいていたら、前にいた年配のご婦人が突然倒れてしまいました。 バタッ!!と言う感じで。 びっくりして、あわててかけよると、意識が朦朧としているようでした。 とりあえず呼吸を確認。 このとき呼吸をしていなければ、人工呼吸をしなくてはいけません。 上着を脱いで頭の下に敷き、少し顔をそらせて気道の確保。 そして、手首で脈をとると、脈が感じられません。 通りがかりの人に救急車の手配をお願いして、頚動脈に触れると、脈があったので、ちょっと安心。 耳元で、「聞こえますか?」「大丈夫ですか?」 と声をかけるとうっすら目を開けて、うなづいてくれました。 指や足も少し動かしていたので、「もうすぐ救急車がきますからね」 と手を握りながら、話しかけたりしていました。 麻痺や痙攣はなかったので、そのまま静かに寝かせたまま救急車を待っていました。 顔色が真っ白だったので、貧血のようでした。 こういうとき、日頃から、脈をみる習慣をつけておくと、役に立つと思います。 また別の時には、患者さんが風邪で気管支炎を起こし苦しい、と呼ばれていったところ、起き上がって肩で息をしていました。 脈をみると、風邪の脈ではなく、心臓がおぼれているようなあっぷあっぷした脈がとぎれとぎれです。 あらら・・・大変!!奥さんこれは風邪じゃないですよ~~!!すぐ救急車呼んでください。とあわててお願いしたら。「救急車なんて、呼んだことないし・・・」のんびりかまえている奥さんに、119番かけて、救急車お願いしますといえばいいですよ。と言ってよんでもらいました。 患者さんは糖尿病で腎不全から、心臓に水がたまり心不全を起こしていました。 心不全では呼吸が苦しくなって、体を起こしていないと呼吸できない状態になってしまいます。 これは、脈を診るまでもなく、唇や爪の色が紫になっているのですぐわかります。喘息でもチアノーゼは起こりますが、その場合でも救急車をよんだほうがいいでしょう。 心不全の場合は脈がめちゃくちゃ・・・・だったりします。 患者さんは間一髪で、人工透析をうけることができ、助かりました。 治療をしていると・・・・こんな事もあったりします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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