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カテゴリ:鍼灸の話
ツボと経絡は鍼灸師には永遠のテーマかも・・・・
人によって、いろいろツボの使い方、選び方が違うようです。 したがって、ツボの探し方も人によって違うみたいですね。 教科書に書いてある場所は、大体の目安なので、かならずそこにあるとは限りません。 また、反応が出ていないツボを使ってもあまり効果はない。ともいわれます。 ですから、ここにあるはずだ。とかこれが効くはずだ。とか理論のみの思い込みは避けたほうがいいと思います。 人によって、また、症状の変化、身体の状態、季節によって、ツボの位置も変わると思ったほうがいいと思います。 なんせ、解剖の本だって、このとおりになっている人は30パーセントです。て書いてありますからね(^^) じゃあ、どうやって探したらいいの? っていうお話ですが、 ツボを探す前に、まず経絡の流れを頭に入れて、点ではなく、線に沿って身体を触ってみることをお勧めします。 経絡は難しそう・・・と思われるかもしれませんが、経絡図の線を自分の身体で触りながらたどって見ると、以外と納得できてわかりやすいと思います。 ツボはその経絡の流れの上にあります。 私がツボを探すときには、経絡の上に軽く指を滑らせて、その変化で見つけます。 昔はぐりぐりと押してみたりしないとよくわからなかったのですが、ある時先輩の指の動きをみていて、まねしたところ、そのほうが驚異的にわかりやすいことに気がついたので、その方法でやっています。 肌に触れるか触れないかぐらいの軽さでゆっくり経絡上に指をすべらせると、 皮膚の感じがちょっと違って、ひっかかるような場所があります。 あるいは、ぺこっとへこんだ感じがするところ、ちょっと、もりあがった感じがするところ、 あれ?っとおもったら、そこを押してみてください。静かにゆっくり指を沈めて行く感じで。 そして、身体の感覚に耳をすませて、味わってみてください。 ツボにはまっていると・・・不思議な感覚が得られると思います。 経絡に敏感な人だと、ツボを押しただけで、そのツボの経絡に沿って、気が流れるのがわかると思います。なんとなく暖かかくなったり、気持ちのいいちょっとビリビリしたものが身体の中を移動していくような感覚です。 ツボの形はほんとうに様々です。 冷たい感じがするツボ。暖かい感じがするツボ。 乾いているツボ。湿っているツボ。 本当に線路と駅の関係に似ています。 急行が停車するツボ・・・各駅しか止まらないツボ 乗り換えするツボ・・ 身体の旅をお楽しみくださいね!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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