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カテゴリ:鍼灸の話
慢性の気管支炎、風邪を引くと喘息気味になり、朝はちょっと寒いと、呼吸が苦しくなる。 そんなふうでした。朝起きる時に今日はだいじょうぶかな・・・と息をしてみる。 大人になるにつれて、苦しい頻度は減っていきましたが、それでも冬は温度差ができないように、1晩中オイルヒーターをつけて寝ていました。 粘膜系が弱かったんですね。 それが治ったのは、20歳を過ぎて、LAに留学してからです。 転地療養になったわけですね。 乾燥した空気と温暖な気候が身体にとても合っていたのだと思います。慢性鼻炎もかなりよくなっていました。 でも、まだ鼻はよくつまっていたので、そのころ知り合いに薦められて、鼻から塩水を吸い込み口から出して、洗浄するというのをお風呂に入りながらやっていました。これは結構辛いもんですが、一時的に鼻が通っても、またすぐにつまってしまいます。 日本に帰ってきて、少しはよくなっていたものの、また徐々に逆戻り・・・ずっと向こうに住んでいたかったのは言うまでもありません。 結婚して子供を3人も5年間に生んで・・・これは自分としては驚異的なことです。 体力も使い果たし、身体はカスカス状態。 そんな時に、生まれて初めて、救急車に乗るという経験をしました。 突然喘息の発作を起こし呼吸困難になってしまったのです。あららら・・・・・ お医者さんには、喘息は治らないから、発作が起こりそうな時はすぐに薬を飲みなさいと、気管支拡張剤と吸入器のスプレーをいつも持ち歩くように言われました。 でも、お医者さんの言葉どおりにはならず、2年ほどで喘息は完治いたしました。 それと同時に慢性鼻炎も治りました。 何をしたかというと、気功です。 その頃もうヴォイストレーナーとして仕事を始めていたので、呼吸法や腹式呼吸、丹田呼吸、いろいろな呼吸の勉強をしていました。その中で気功の呼吸法覚え、足の裏から息を吸い上げ体の後ろを回し、頭の前で止める。身体の前面をはきながら呼吸をおろし、お臍のしたでいったん止める。足の裏まではきおろす。これを一回の呼吸に15秒ぐらいかけてやるのですが、ゆっくりゆっくりすって、ゆっくりゆっくり吐く。寝る前は、かならず30分ほどやりますが、おきている時も歩いている時もたっている時も、思い出すとその呼吸法で息をするようにしていました。 ヴォイストレーナーの仕事では、一日に何度も生徒とストレッチ・・それも横隔膜や呼吸筋、背筋を中心としたものをやっていました。毎日合計すると3時間ぐらいはやっていたかも・・・・ そして、もちろん呼吸法も一緒にやっていたのです。 響きのよい声を出すためには、鼻腔をひろくしなければいけません。鼻の奥のほうをひろげてやるのですが、これは訓練しているとだんだん広くなってくるのです。 おかげで、生徒と毎日やっているうちに、鼻腔はひろがり、風通しがよくなって、鼻炎はなおってしまいました。 めでたし。めでたし。 というわけなのですが、呼吸法とストレッチ、鼻の奥を広げて風通しをよくする。 それで私の喘息と慢性鼻炎は治ってしまったのです。 なんだか、あんまり特別なこともなくて申し訳ないのですが、なにせそんなレッスン内容なので、歌がうまくなるよりも、身体がどんどんよくなってくるというのがうちのスクールの自慢でした。 いつでも、そのやり方は教えますので、鼻炎や喘息で悩んでいる方はぜひうちでヴィストレーニングを受けてみてくださいませ!!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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