身体にいいこと、心にいいこと

シンメトリーとは左右が対称になっていることです。

厳密にシンメトリーになっている人はあまりいません。
特に顔は、右だけと左だけを鏡のように継ぎ合わせるとまるで別人のようになってしまいます。
それを隠された人格と言う説もあります。

実際、２重性人格の人や、温和そうに見えるのに信じられないような残忍な犯罪を犯した人の顔をそのように、左右でそれぞれ対象に作った写真をみたことがありますが、みごとに片方は温和なのに、もうかたほうは、怖い顔でした。

そこまで極端ではなくても、だれでも多少の違いはあります。

しかし人間はなぜかシンメトリーに近い顔を美しいと感じるようにできているらしいです。
モナリザは、シンメトリーではありませんけどね！
モデルさんやスターになる人はシンメトリーに近い人が多いです。

その原因をシンメトリーな容姿を持っている人は、遺伝子が優秀だから。という説を本で読みました。
確かに、身体のシンメトリーは大変大事です。
右利き、左利き、でやはり筋肉のつき方や身体の使い方が違ってきますが、身体のアンバランスはなるべくないほうが、故障が少ないようです。
ですから、運動選手なども、片側だけ発達しないように、かならず両方向への運動を心がけています。

陸上のトラック競技などは、１方向だけに回り続けていると、背骨が歪んでしまいます。
とくに成長期にはこのような運動には気をつけなくてはいけません。
背骨が歪んだ結果、腰痛を引き起こしたり、内蔵の調子が悪かったり、病気の原因にもなったりします。

もうひとつ、身体のシンメトリーと顔のシンメトリー、両方に大きく影響するのが噛み合わせせです。

犬の片方の歯を全部抜いてしまうという、可愛そうな実験がありました。すると、犬の背骨はどんどん曲がって、ついには歩けない、立てない、という状態になってしまいました。
今度は、歯を治して・・（入れ歯をいれたのかなあ～～？？）
両方かめるようにしてあげると、また背骨は元に戻って、歩けるようになりました。

噛み合わせは本当に大切です。

顔のシンメトリー、身体のシンメトリー
美しいと感じるのはそれが健康につながり、遺伝子が優秀な証拠であり、性格にも歪みがないと、みえるからなのでしょうかね。

優秀な遺伝子を残したいと思う生物学的な本能が、美しさを感じるようにできているらしいです。