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カテゴリ:鍼灸の話
昨日国家資格で、説明したように、あんま、マッサージ、指圧師というのは ひとつの資格です。 あんまとマッサージと指圧はどう違うのでしょうか? 基本的には、あんまと指圧は東洋医学的な考え方に基づいていますが マッサージは西洋医学の考え方・・というふうに区別します。 あんまは、気功,導引、という古典的な基本があります。 もっとも今の中国にはあんまはありません。中国の手技はスイナとよばれるものが主流です。 あんまは最近ではあまり耳慣れないかもしれません。視覚障害のかたの仕事というイメージもあるかもしれませんね。でも、あんまの名人という方は存在します。 それはみごとな技だそうです。あんまの技は現在のマッサージや指圧の中にもみることができます。 歴史的には指圧というかたちになったのは、大正です。それまでのあんまや柔術、骨法など古来からのものと、カイロプラクティックやオシテオパシーなど新しいものを融合してできたといわれています。 現代の指圧は、ツボと経絡を基準にしたものが主流になっています。 あんまの方法は、もむ、押す、たたく、流す、動かす、と非常に多様です。 もむ→マッサージ。押す→指圧。たたく→マッサージ。流す→リンパドレナージュ。 動かす→マッサージ、指圧、整体、カイロ。ほぐす→オステオパシー、ボディワーク、マッサージ とすべての要素をふくんでいるともいえますね。 昔は揉み療治といわれていた治療法ですが、一時期、慰安のためだけの施術のようにおもわれていました。しかし、こうしてみると、いろいろな技や理論を内包した素晴らしい施術だということができます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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