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カテゴリ:鍼灸の話
自分が寝ているときって、どんな格好で寝ているのでしょう。
もちろん寝ている時は自分ではわかりませんよね(笑) 患者さんの中に 上を向いて仰向けに寝たら、朝までそのまま・・・という方がいらっしゃいました。 これはかなり問題だと思います。 厳密には少しは動いていると思いますが その方は 寝相の動きが悪い=身体の自然な動きをさまたげる何かがある と考えたほうがいいかもしれません。 健康な状態ならば、寝返りをうたずに長時間寝てることが辛いと感じるはずです。 お行儀よく動かずに寝るという患者さんが二人 パーキンソンになってしまいました。 というか パーキンソンの兆候が寝相に現れていたのかもしれません。 子供は寝相が悪いです。 うちの子供たちなどは 6畳間に布団を敷き詰めて ぐるぐる、ごろごろと 一晩中、何周も動き回っていました(笑) 子供は寝ている間に、動くことで、昼間の筋肉の疲れを 調整しているという話を聞いたことがあります。 自然と身体が固まっているところをほぐしたり 疲れをとったり そういう働きが 寝相の悪さになっているのかもしれません。 腰痛の人に 硬いところに寝たほうがいいですか? と聞かれることがあります。 硬いところに寝ると ずっと同じ姿勢で寝るのがつらいので 自然と身体が楽になるように動く その動き=寝相 それが身体をほぐすのに、よい効果があるのだと思います。 でも、慣れていない人には かえって痛さが不眠に繋がるので 急にやるのは無理があるかもしれません。 うちはせんべい布団に寝ているので ふかふかのベッドなどで寝ると かえってあくる日、腰痛になったりします。 ヨガの姿勢で死体のポーズというのがあります。 仰向けで身体の力を抜き 弛緩させてリラクゼーションを得るポーズです。 あまり気持ちがよくて このまま寝てしまったりすることもあります。 でも、寝ている間は死んでいるわけではありませんから 適度に動くほうがいいと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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