子どものおもさ
れんれんはアトリエの先生にお背中をなでなでしてもらうのがお気に入り。今日もアトリエで椅子に座るなり、次から次へと「紙ちょうだい」と描いていた。うちでもそう。何かを発散するというか…、何かを表しているというか…。エネルギーを使うだろうな~と思う。先生は疲れたようすのれんれんをお膝に乗せてなでなで。次第にとろーんとするれんれん。猫のよう。「子どもをこうして抱いたときに、“あ~ずっしりしてるな”って時は満たされてるなっていうのがわかるの。そんな時は大抵エネルギーが溢れ出してくるみたいに創作もする。でも反対に“あれっ軽いな”って時は何かあったり、疲れてる気がする。そんな時はこうしてさすってあげながらエネルギー充電かな。」いつものように静かに静かに話す。「抱いたときにそんな風に思ったことないです。抱きついてくる力とか、くっつきかたとかは感じますけど。その時の表情でどんなかな~って思ったり…。」「なんて言ったらいいか…重さはね、きっと変わらないの。ただそう感じるのね。元気がたくさんかどうかみたいのが。学校行って帰ってきたら毎日抱っこしてみるといいよ」たくさんの子どもの心に、絵や造形活動を通して触れてきている先生。見守り、寄り添い…という気持ちがあるからこそ、子どもたちのそんな「おもさ」がわかるのだと思う。さて、私にわかるかな?