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産後のうつで入院までしたこだママ。
「完全な回復は難しい」といわれつつも、その後産後のうつの回復のための情報サイト「ママブルー」を運営。
福島市内で自助グループ「みるふぃーゆの会」を主宰、さらに、産後うつの回復のサポートを研究するために大学院で勉強中、という一介の主婦&自助グループ代表&12歳の息子のママ&臨床心理系の大学院生という、ドタバタ超多忙な「おイモな生活」をセキララに語った奮闘記です。
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こんばんは。 8/9に、産後うつ 緊急フォーム参加してきました。 でも、少しでも知っていただけたのは良かったと思います。これがはずみになって、パパたちが「知ろう」「回復に協力しよう」と考えるようになってくれれば、こんなに嬉しいことはありません。 でも、会場で思ったのは、「産後うつ」といっていますが、みなさんが今回知ったのは、「産後の抑うつ状態」という状態のことではないかと、いうことです。 「産後の抑うつ状態」「産後うつ病になりかけ」のときは、カウンセリングがとても効果があります。軽い有酸素運動も、効果がある人もいるかもしれません。 実際、海外では、軽いうつ状態の時には、カウンセリングや軽い運動(歩くとか、ストレッチするとか)が、治療に組み込まれている場合があります。そして、治療に効果がみられるということも、いわれています。 ただ、今回の緊急フォーラムを開いたきっかけというのは、産後うつ病でなくなった方がいたから。 今回は、とてもいい機会でした。しかし、今回話されたことが産後うつ病と思われて、それでサポート体制を考えられたら、産後うつ病の人たちが困った状態になってしまう可能性があると思いました。 それは産後うつ病でない方が理解しようと立ち上がってくださったのに、水をかけるようなことになるので、たいへん失礼なことなのかもしれない・・・でも、あえて、書かせていただきたいと思います。 産後うつ病というのは、「うつ病」です。休養と治療が必要です。 治療は、その人の状態によって違います。「完全オーダーメイド」な治療であるわけです。 産後うつ病の女性は、重症化すると、自殺する可能性が高くなる病気です。また、家事育児をする気力がわかなくなってしまうので、一見ネグレクトのような状態になります。そういった自分を責め、自分を傷つけたくなったりします。虐待しちゃうんじゃないかという「虐待に対する予期不安」もとても高いです。自分をストイックなまでに責めるのが、産後うつ病です。 日本では、産後の抑うつ状態と、産後うつ病と産褥精神病が一緒になってしまって、同じように考えられてしまっているように感じます。 3月に、私はフィラデルフィアのPostpartum Stress Centerというところで、産後うつ病についてのサポートの仕方について学んできましたが、「回復者の声を聞いて、それに沿って治療法をつくっていくことが大事」「個々に状況が違うので、完全なオーダーメイドでの治療とサポートにすることが大切」という言葉が、とても心に残っています。 なにはともあれ、今回のフォーラムは、私にとって、とても嬉しいお誘いでした。
「~ファザーリング・ジャパン 緊急フォーラム#3 ~産後うつ問題 内容は、こちらで見ることができます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010年08月11日 01時18分19秒
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