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テーマ:乳ガ~~ン(1222)
カテゴリ:乳がん
今年、5月1日に主人と一緒に今後の治療方針を聞くために再度病院を訪れました。
「奥様はご自分の病気のことを冷静に受け止めてくれているので、とても助かりました。女性の方は感情的になる方が多くて・・・・。お家では違うのですか?」 と先生に言われ、旦那は苦笑いしていました。 仕事の都合で一緒には暮らしていないので、旦那にはわからないことでした。 冷静・・というより、私の場合単に楽天的だったのかもしれません。 今の世の中、2人に1人は癌になると言われています。 告知されるまでは「私は絶対大丈夫」などと、根拠の無い自信がありましたが、乳がんがわかった後も、「手術で切れる所でよかった」と前向きというか、能天気に考えていました。 というよりも、ナッツの中学受験のこともあり、 「私は死んでいる暇なんてないんだよ!先生!」 という気持ちが強かったかも。 先生からの説明はざっと以下のようなものでした。 手術前の進行度は「2A期」リンパ節転移なし。 手術の方法は「乳房部分切除」と「センチネルリンパ節生検」が標準的であること。 温存手術の場合、その後の放射線治療はセットで行うこと。 現時点では抗がん剤治療は過治療であると思われること。 しこりの周りの正常細胞も切除して、手術中に顕微鏡検査を行い、癌が見つかれば癌が見つからなくなる所まで、切除すること。この場合全摘もあること。 手術中の顕微鏡検査には限界もあり、見逃されることもあるので、手術後の再検査で癌が見つかった場合、再手術もあること。 「センチネルリンパ節生検」で、最も転移しやすいリンパ節(2~3個)を切除し、手術中に転移がないかどうか調べるが、もし転移が認められればわきのリンパ節(脇窩リンパ節)を全て切除すること。 最後に 「私が提案している治療方針は、私やこの病院の治療方針ではなく、あくまで今の医療体制の中で確立された標準治療です。」 「他の病院でセカンドオピニオンを受けることも可能ですし、手術も他の病院で・・・ということでもかまいません。どうしますか?」 とやはり穏やかで丁寧な口調で聞かれました。 私「この病院では乳がんの手術は先生一人でなさっているのですか?」 先生「残念ながらこの病院には他に人がいないので、私一人が受け持っています。」 私「去年一年でどれくらいの手術をこなされましたか?」 先生「端数は覚えていませんが、約80例ほどと思います。」 実はこの数字はインターネットで調べ済みだったので、あくまで確認しただけなのですが、一人で週に1~2人の手術をこなしているのであれば、特に問題はないだろうと判断し、 私「先生にお願いします。」 と即決しました。 他に乳がんの手術で有名な病院も調べてはいたのですが、そういう所に行くと手術までの待ち日数もかかるし、地理的なこともありました。 それに私の中では、乳房の形よりも命の方が大切だったので、(乳がん手術で有名な病院はどちらかというと、術後の乳房の形に重きをおいているような気がしました。)乳房にこだわらなければ一定以上の技術を持ったドクターなら同じだろうと考えたのです。 さっそく先生は、最も早い日で手術室を押さえてくれ、私の手術は5月18日と決定しました。 「今日はこの後、入院前の血液検査を行い、入院手続きの説明を受けて帰って下さい。次回は病棟で。」 へ?もう外来は来なくていいの?その間何もしなくていいのかなあ? と、ふと疑問に思いましたが、まあ考えて見れはこの間は何もすることないよなあ。 癌ってこんなにのほほんとしてていいのかしら?? 説明の後、旦那は 「癌専門の先生って、本当に説明が丁寧で素人にもわかりやすく説明してくれるんだなあ。」 としきりに感心していました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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