子供は大人になるもので・・・

第一志望校の合格をいただいたので、２日目で受験を終わってもよかったのですが、ナッツが学校に行くより受験したい・・・と言ったので、３日目の併願校を受験する事にしました。

ここだけ唯一面接があるんですよね。
こういう機会はなかなかないので良い経験と思い、いざ受験校へ！

1日目、２日目は土日だったので電車は空いていましたが、３日目は平日。
思ったとおり、ラッシュ時刻と重なり、もみくちゃにされながら学校へ着きました。
ナッツは電車のラッシュの経験も初めてで、学校に着いたときにはヘロヘロ、クタクタ・・・。

門に入ったは良いけど、塾の激励会はどこ？
グラウンドの奥って？
塾の人、誰もいないよ～
って思っていたら、この学校って道路挟んでグラウンドがあるのね。

慌てて移動したけど、激励会も終盤になっていました。

何とか列の最後尾に並び、ナッツを送り出します。
でも、ナッツは試験どころじゃないくらいに疲労困憊していた。
試験、大丈夫かなあ？？



控え室で待とうか、そこら辺りをうろうろしようか迷った。
思ったよりも帰る（？便利の良いところだから、近くで時間を潰すのかもしれないけど）保護者の方が多かった。
悩んだ挙句、最後の受験だし控え室で待つことに。

保護者控え室は食堂だった。
結構古い、よくある公立高校の学食みたい。
この学校は受験期間中も学食を開けてくれていて、食事をする事ができました。
せっかくなので「醤油みそラーメン（だったかな？）」を食べてみた。
昔の中華そばっぽい感じかな？

この学校、学生さんがたくさんお手伝いされているのが印象的でした。
控え室のドアの開閉や、面接が終わったお子さんを保護者控え室に誘導したりと、本当に感じよく応対してくれた。
うん、ここの学生さん、いいじゃない！
後でナッツに聞いてみたら
「ここのお姉さん、みんなやさしかったよ。話しかけてくれたし・・・。１日目のとこは黙ったまんまだったけど。」
と言っていた。

各教科の試験が開始されると１０分ほどしてから、控え室に試験問題が張り出される。
張り出されるたびに、パラパラっと保護者の方が見に行かれて、中には携帯で写真を撮る人も・・・・。
国語、算数、理科・・・と３教科揃ったところで私も見に立ち上がった。

算数はわりと簡単そう。
国語は設問は難しくないけど、物語文・・・ナッツは苦手な感じかもなあ。
そして理科・・・・・わけわからんくらい難しい。
おまけにしょっぱなの一問目、ナッツの苦手な地学だし！

ナッツはここの理科の過去問解いたとき、「考えすぎて頭痛い。吐きそう。」とギブアップしたんだ。理科大好き少女ナッツでもこの反応だからねえ。

午前の部が終わると、２科受験の受験生から面接に入る。
３科受験のナッツは、午後の理科が終わってから。

そう言えば、うちってココの願書出すの遅かったんで受験番号が後ろの方なんだけど、面接は３科受験の中では一番早いクループだった。
ここは受験番号が若いからって、面接の時間が早いとは限らないんだね。

面接が早く終わったんで、２日目の合格発表に行けないこともなかったんだけど、ナッツが疲れて早く帰りたいってんで、そのまま帰宅。
本命校の入学金の入金と、２日目の合格発表の確認は実家の母にお願いしてました。

「どうだった？試験は？」
「国語は難しいってわけじゃなかったけど、ナッツ、ここの学校の物語文、読みにくい。心情がよくわかんない。算数は全部書いた。時間３０分も余っちゃった。難しい問題もあったけど時間があったから考えて解いた。理科はやっぱめちゃめちゃ難しかった。電流わけわかんないし、解いたことないようなのばっかりだし。」
「そっか。そう言えば、一問目ナッツの苦手そうな問題だったね。」
「そう！そう！あっちゃーって思ったけど、基本的な問題だったからあれはたぶん取れてると思う。」
「面接は？」
「うーーーん、一応ちゃんと答えられたよ。」
「何聞かれた？」
「志望動機と、最近気になっていること。」
「最近、何が気になっているの？」
「ねじれ国会。」
「は？」
「ねじれ国会。」
「へ？」
「だからねじれ国会だってば！気になるんだもん！」
「」

受験が終わったら、ナッツを普通の女の子に戻す計画を遂行しよう・・・・・

家に帰ると、２日目に受けた第２志望校の合格の電話が母から入った。
こちらも希望していたコースでの合格。
本命校が合格した今、通うことのない学校だけれどやっぱりナッツはうれしそう。
「やったあ今日の学校も希望のコースで合格してたらいいなあ。」