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カテゴリ:TRIP & TRAVEL
ふるさと銀河線についての概略
明治43年にこの路線が開通した時の第一次工事は池田から陸別までで、1年遅れで陸別-北見(当時:野付牛)間が開通し、その後の約50年、「網走本線」として運行を続け、北海道の産業発展に貢献・国の国後方面への軍事的役割などを担った。
昭和36年には根室本線支線として「池北線」と改称、平成元年からは、三セクの、この「ちほく高原鉄道:ふるさと銀河線」として運行。


--*--*--*--*--*--

昨日、陸別駅ホームの特徴ある駅名板をご紹介しましたが、ウェルカムボードはもう1枚あります。
こちら、主なイベントが記載されてありますが、4月中旬の「オールジャパンパッチ選手権」って、わかりますか?
ちほく14-陸別2
そう、メンコ・パッチの、あの「パッチ」です(笑)
4月第三日曜日が基本なのですが、今年は23日、昨日でした。
今年が18回大会といいますから、銀河線の歴史とほぼ同じ。町おこし行事と思います。
「道内外から熱い注目を浴びて」と説明にあり、「名人位」の一番遠くの方は大分県の方。毎年約100名の参加だそうで、盛り上がっているようです。

ところで、次の写真、私は多分、進行方向に回って列車の前を撮った筈なのですが・・・。
ちほく15-CR70-8前部

下の写真、乗ってきた車両をこうして見送ったので間違いなく上の写真は前車両の前部ですよね。。。
ちほく16-後ろ車両

指しで申し訳ありませんがnotoshun様、折りよくアップされていましたサンダーバード併合準備写真を興味深く見せていただいたのですが、このCR-70では、このような運用はごく普通のことなのでしょうか?
上の2枚を見るに付け、運転席(昨日載せた"後部車両"と思っていたもの)がどこだったのかの記憶も、急に曖昧になってしまいました。

・・・・・・

さてさて、昨日のコメントで、北海道出身であるららららんたさんから地名に付いてのご質問をいただきましたので、この路線の地名背景も少しご説明しますね。

北海道の昔からの地名は、殆んどがアイヌ語です。

アイヌの人たちの集落(コタン)と川(とお墓)は切っても切れない関係にあります。
」という漢字を当てる「ベツ」はアイヌ語の「ベッ=川」で、札幌も、もともとはサット・ポロ・ベッ(乾いた・広大な地・川といわれています。
道内に「」の文字の地名が多いのは、アイヌの人々の住んでいた場所に、いうなれば「踏み込んだ」からともいえるわけです。

このふるさと銀河線にも「別」の付いた地名はたくさんあって、昨日ご紹介した「上利別」や、この駅「陸別」もそうです。これら「別」系は耳慣れているのですが、同じく昨日ご紹介した「大誉地(オヨチ)」や「仙美里(センビリ)」は、道内の方でも特に若い方は知らない方の方が多いでしょう。
でもこの二つもたいへん古くからある地名です。
オヨチ」は、多分「オ・イ・ヨチ」ではないかと言われていますがいくつかの説(蛇とか熊とか)があるというほど昔からある、先住民族アイヌの人から受け継いだ地名
また「センビリ」は「ペンケ・センビリ(下流の・陰)」のセンビリ部分に漢字を当てた地名です。
陸別から少し先に行った「訓子府(クンネップ)」は「黒いところ」の意で、湿地帯でした。

・・・言いたくないけれど、大誉地はという文字が気の毒になってしまった、かの、ムムムのムネ○議員(足寄の歌手が応援している)出身地。

と、まぁ、この路線、先住民族から受け継いだ(方法はともあれ)地を貫いて造られた、北海道において大きな役割を果たした路線というわけです。


ちょっと説明が長くなりすぎましたね。
すべき陸別の駅、続けてご覧下さい。アニメ「ほしのこえ」の舞台ではないかと思ってしまう、跨線橋(この屋根つきのものも跨線橋でいのかなぁ・・・)
ちほく18-陸別跨線橋1

何枚も撮ったのですが全部載せたいほど綺麗でした。
ちほく19-跨線橋2

冬景色がこんなにも似合う線路は他に無いのではないかと見ほれました。
ちほく20-跨線橋から

上の写真の奥のラッセル車をホームから、ですね。
ちほく21-ラッセル車


交換器のある駅には必ずコレが。動力のない車両が逸走した時(ひとりでに動いてしまうような時)に、これで止めるのです(爆)。これは本当です。
使い方が書いてありますよね。あなたにも可能です(笑)
ちほく21-スリッパ

ホームから駅舎に入ると、窓口案内のこんなお知らせが。
ちほく23-窓口業務案内
他にも、もう無用になった「乗車促進運動」とか「路線存続運動」の類のポスターが残っていたのが無念さを際立たせていました。

記念グッズも、人気路線だけあって、たくさんあります。
ちほく24-記念グッズ

うーん、高いけれどNゲージマニアにとっては高くないのでしょう。
ちほく25-Nゲージ
ところで、これは誰が書いたのかなぁ・・・これでは3×999だし(笑)
たまに、このような、-ジという記述をみるけれど、こういう呼び方もあり?
やっぱりには濁点をつけて欲しいような気がする。。。


まぁ、細かいことはさておき、駅舎表からの1枚。
ちほく26-陸別駅
この駅は、今後「道の駅」として、バス待合にも使われます。

また、スリーナインの2両のラッピング車両を用いて、陸別-川上間9.8キロを観光路線として1日に6往復させるにあたって、その駅舎としても継続して使われるとのこと。少しだけ救いです。

この美しい跨線橋も、新しくなどせず、このまま補修しつつ、ぜひ残して欲しいものです。
ちほく27-陸別跨線橋

この日はこのあと、駅舎の中から電話でタクシーをお願いして、天文台へ向かいましたが、次回のレポートにします。


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尚、陸別駅の中には、関寛記念資料展示もあるので、陸別駅を訪れた方は、ぜひご覧下さい。訪れる機会のない方には以下のサイトをオススメします。
陸別の、とか、北海道の、などではなく、一人の人間として、真に誇れる人生とはどういうものなのかという根源的な部分での、深い感動が得られます。
インターネットの電子図書館、青空文庫の「関牧塲創業記事」









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最終更新日  2006/04/24 02:53:02 PM
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