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カテゴリ:TRIP & TRAVEL
早く坑道へ入れと、みなさん、仰せです。降ります。
降りた右手のヘルメットです。 (スミマセンわかりますよね。。。。。) 往時の太平洋炭礦では、従業員の家庭の婦人達を、たまに「坑道」へ招待していたそうです。 私が居た頃では考えられないことですが。 好奇心いっぱいの叔母はそのようなイベントに参加したかったらしいのですが、叔父は、それだけは駄目だと。 今回、人車の写真が無いのですが、日々、ヘルメットを被って人車に乗り込むことは、何十年やっても嫌なものだと語っていましたので、その「坑」へ叔母を踏み込ませたくなかった叔父の気持ちは良く分かります。 階段を降りてすぐのところにトロッコの牽引車です。 脇を通ります。 曳かれるトロッコ側からです。 (実際のトロッコは、もっとたくさん繋がっていた筈です・・・) シャトルカー・・これは現地からも1枚写真を載せてありますね。 上のパイプ(ホース)、コレで空気を送り込むのだったと思います。(吸い込みではなかったはず) 先がどうなっているかといいますと・・・ これが目の前にあるのは、たいへんな迫力でした。 削りながら進み、削った炭は、次の写真が分かりやすいかと思います。 ちょっと前後しますが、上の階にあった、パネル。 太平洋の海底炭は、非常に優良な石炭でもあります。 係員の方に、SL湿原号に使われている燃料のことを訊ねましたが、多分、今コールマインが技術指導しているアジア各国の輸入炭の混合だろうとのことでした。 つまり、ここの石炭は質が良い分、高価で、SLの採算が合わないとのことでした。 さぁ、極めつけです。 壁側の掘削機なのですが・・・・先は、 こうなっていいます。 まだわかりにくいですね。 一見して迫力が無さそうですが、それは私の写真がヘタだからです。 これは自走式の掘削機で、高さは人の背丈を優に越えます。 簡単に言えば、この機材全体が、掘りながら、自らが坑道の天井を支えながら、進む仕組みです。 もうちょっと良い角度で撮りたかったのですが・・・・・ 実は、私は、幼い頃からの周りの大人たちの「脅し」が強すぎたせいか、「坑道」は極端に苦手。 この上は展示館なのに、今にも落盤して、海の水がどこぞからドッと押し寄せてきそうで、怖いのです。 これを見てしまったら、もう駄目。叔父の声が甦ります。 そうそうに退散しました。 この日の気温はそれほど低くなかったのですが、地下はさすがにたいへん冷えました。 次回は、外へ出て、青雲台から選炭場方面へ下って、石炭輸送の鉄道をチラリと。 [生活・趣味]ランキングに登録しています ここをクリックで1票です どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m こちらから→釧路市の公式HP ここの中の[ようこそ釧路へ]の「日本唯一の炭鉱 」をクリックして、 さらに「釧路炭田」をクリックすると、CDの内容がそのまま見られます。 出だしの音量にご注意くださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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「この上は展示館なのに、今にも落盤して、海の水がどこぞからドッと押し寄せてきそうで、怖いのです。」
って怖すぎ!!(爆))) あ~ままんさんが溺れずに無事でよかったあ~~~~~~・・ (2006/06/02 09:38:49 AM)
姐さん おはよーっす
19位! やあ、こんな掘削機、映画で出てきますよねぇ。 シュワちゃんとか・・・ アームの部分が上下に動くんでしょ? すごいもんです。 こんな展示館があるのもすごいけど^^; でもこんなとこを見たら、その叔父さんの気持ちもよくわかるんでしょうねぇ。 昔はもっと大変だったんでしょうし・・・ ずーっと残すべき資料ですね。 (2006/06/03 08:48:15 AM)
周囲の大人達は、坑道の怖さを実に沁みて分かっているので、少女mamanさんにはそのことを伝えたかったのでしょうか・・・
ガスも怖いし落盤も怖い。閉鎖された空間で逃げ場もない。これは命がけの仕事ですよ。 毎日、生きて帰ってこれるだろうか、なんて思いながら坑道に入っていたのではないでしょうか。 こんな身が縮む思いをしながら働いていた名もない人たちが嘗ての日本経済を支えていたのかと思うと切ないです。 (2006/06/03 09:53:12 AM)
はい、ご心配をおかけしました。
この時は無事でしたが、この記事をアップした直後から発熱です(苦笑 前の風邪からやっと復帰したのに、またどこかから拾ってきたようです。 続き、チョット待ってね。 (2006/06/03 11:20:38 AM)
ありがとうございます。
↑(メルさん宛)のようなわけで、マウスを持つ腕もダルイ・・・ >やあ、こんな掘削機、映画で出てきますよねぇ。 >シュワちゃんとか・・・ >アームの部分が上下に動くんでしょ? >すごいもんです。 私も、こんなパワフルでなくともいいので、鋼鉄の体と「アーム」が欲しい(爆) >こんな展示館があるのもすごいけど^^; 時代の移り変わりで仕方がないことと、受け入れざるを得ないけれど、これだけの「一時代」なので、記録化事業には深く敬意を表したいです。 (2006/06/03 11:29:23 AM)
私がこの写真で伝えたかったこと、tamachiさんのコメントに集約されています。
>こんな身が縮む思いをしながら働いていた名もない人たちが嘗ての日本経済を支えていたのかと思うと切ないです。 そう。事実、他のヤマに較べて大変少ないとはいえ大きな事故もあったし、犠牲者も・・・ でもね、強い「誇り」も持っていました。 ですから、自治体も一体になっての記録化は、とても嬉しいし、皆さんにも訪れて欲しい場所だなぁと思います。 観光要素がもう少し加わるといいのですが、難しいですよね。 (2006/06/03 11:45:24 AM)
渾身のレポートお疲れ様です。
しかし、こんな過酷なところで懸命にお仕事してた方々がいるんだ・・・。 これは後世に伝えなければならないものですね・・・。 (2006/06/03 05:43:04 PM)
釧路=漁業、のイメージだけが強くて、この模擬坑道の存在すら知らなかったことがお恥ずかしいばかりです。
我が心のふるさと、とまで思っている街なのに。 炭坑があった、と聞いてはいたのだけれど。 思えばそんなに昔の話でもないのですね。 「挽歌」の背景って「こっち」の方だったような。 (少なくとも魚臭い話じゃなかったですよね。) 小説も読んで映画も見たけど、忘れちゃってますね・・・。 (2006/06/03 09:47:48 PM)
この私の叔父、今思えば今の私の息子より年少の頃から「ヤマ」へ入っていたのです!
今のコンビニバイトの若者と同じような年齢の時に、24時間稼動の炭鉱堀の従業員として。 1~3番方(バンガタ)の交替シフト勤務で、3番方の時には朝帰りで、日中は寝るという形でした。 一人ずつの部屋など望めない当時の住宅事情で、押入れを、そのような勤務の人間のベッドにしている家庭も多かったです・・・ そんなことも改めて思い出しながら資料集を読み、なかなかレポートへすすめずにいましたが、 お一人でも多くの方に、分かっていただけて、とても嬉しいです。 (2006/06/03 10:13:55 PM)
ご自身は「食」をメインにとおっしゃっているものの、どちらかというと「本」つながりと密かに思っているsunnyさんから、「挽歌」が出てくるのは、わがいを得たり・・・(クッソー、頭悪いゾms-ime!我が意を得たり!!)
>小説も読んで映画も見たけど、忘れちゃってますね・・・。 いえ、実は、私も大昔に読んで、映画も、親に連れられて何度か見ていて・・・なのに、 やはり子どもには無理な内容で、ほとんど覚えてはいないのです。 でも、私より数年年下の子に、「玲子ちゃん」は多かった(笑) 私たちの世代は、「つづり方教室」などという教育もみっちりと。 子ども時代の、わら半紙でできた学校文集などを見ると、当時の親たちが、どれほど原田康子さんを誇りに思っていたか、ヒシヒシです。 (2006/06/03 10:36:24 PM)
あいあい♪ 了解
>ページを更新したために、同じコメントを二重投稿してしまいました^^; すみません、削除お願いしますm(__)m ----- (2006/06/04 01:46:59 AM)
おひさしです(笑)
携帯ではみてましたが・・・いや、やっぱりモロの画像をみると違いますねえw。 男はこういったものにロマンを感じてしまうのです o┤*´Д`*├o ♪ なんででしょうね・・・・無機質な機械的な感じがこれまた・・・・なのかもしれませんけど( ´ω`♪ (2006/06/06 02:30:15 AM)
オハヨーゴザイマス!
>携帯ではみてましたが・・・いや、やっぱりモロの画像をみると違いますねえw。 写真を多く載せると、やはり携帯の方には申し訳ないですよねぇ・・・ 特にこれは、想像して読んでもらうには、ちょっとキツイ場所ですしね。 >男はこういったものにロマンを感じてしまうのです 「働く車好き」につながる部分では、女の私も同様に・・・ なのですが、私はやはり「海底の、さらに地下」というのが、怖いのです。 ガクブル というより、ゾワッ って、します。 なので、実は海底トンネル列車も、迷っていますwww (2006/06/06 10:58:52 AM)
三井グリーンランド(だったと思います。)の石炭採掘現場再現人形も恐ろしかった。
そして、その後の閉山のニュースや、解雇された人たちの行方、人のいなくなった炭鉱の町・・。 思い出しました。 機械自体は興味深いです。とても。 (2006/06/06 03:45:03 PM)
色々とむごい話満載なのも、炭鉱の歴史の側面ですよね。
>そして、その後の閉山のニュースや、解雇された人たちの行方、人のいなくなった炭鉱の町・・。 >思い出しました。 帰りに札幌まで向う途中の新夕張駅、なんとも寂しげで、北海道の鉄道の難しさもビシバシ感じて、 「仕方がないのかなぁ」と「なんとかならないのかなぁ」の間を行ったり来たり。 >機械自体は興味深いです。とても。 歯のギザギザの大きさ! 特に天井の岩盤を支えるシステムは、最強のロボットです! (2006/06/06 09:12:28 PM)
maman.mさん
>歯のギザギザの大きさ! >特に天井の岩盤を支えるシステムは、最強のロボットです! 「最強ロボ!」 うちの息子の目がきらりん!!としそうです。 ----- (2006/06/08 08:04:38 PM)
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