|
カテゴリ:EVERY OTHER
読者の方のコメントがどうしても気になって、色々と調べていたところ、またまた深みに嵌まりそうなサイトを見つけてしまい(爆)、
私一人で読むのはなんとも勿体無く、前回の記事の最後に、紹介文を追記させていただきました。 本職のジャーナリスト田中淳夫さんのサイトで、私がもったいをつけている部分もサラリと、しかし熱っぽく語っていらっしゃるので、できれば、私のレポートが終わってから読んでいただきたいです(^^ゞ しかも面白いことに、この田中淳夫さん、数ヶ月前の、我等が読書会のテキスト本『誰が日本の「森」を殺すのか』の著者でいらっしゃいます。 無数の人が居て、無数の本があってもなお、興味を持ち続けることで、自然にひとつに、それも、ある特定の個人に収束する「偶然」があります。 それを指して、人は「不思議」というのですね。 不思議真っ只中のここ1年間の私、面白すぎて面白すぎて、なんと表現したらよいものか! なお、前回も含め、撮影とブログ掲載について、「宣伝してください」のお言葉と共に、許可を頂いております。 あくまでも展示物ですので、無断転載はご遠慮ください。 転載希望の方は、こちら→メッセージボックスよりご連絡ください。 さてさて、奇譚と名づけた「東洋民族博物館」レポート、前回のは「序」で、ここからが本番です。 こわごわ入り口を見ると、「見物の方は、隣の住居へお申し出下さい」という趣旨の札が下がっていました。 そこで、遠慮がちに(ホント!)、右手奥のお住まいのチャイムを押すと、現館長のご家族の女性が気持ちよく応対してくださり、少しホッとして、寝てしまった幼児を抱かかえるsunnyさんと二人(アカゴちゃんも入れたら3名かな?)、 待つようにと言われた博物館の玄関ポーチで傘を畳ませていただきました。 ![]() 入場料は大人500円・・・・・の筈でしたが、「雨の中開店休業のようなここへ来てくれたのだから」と、 なんと「二人で500円で」と。 申し訳ありません! ありがとうございました!! ![]() ここから先、少しでも、私たちと一緒に訪問したような感覚を味わっていただきたいので詳細説明をヌキで、簡単なキャプション程度で見ていただきます。 玄関を入って正面のホール展示。天井が高いので、この展示の棚の上の辺が私が見上げる高さ・・・ 床からの高さで2m50くらいでしょうか? ![]() 上の写真の棚の中の左上、40~50cm位のインドネシアの「影絵」に用いる人形 ![]() 展示棚全体の写真では光っている部分、影絵人形の下に見えているように、ガラスケースなのですが、中身は・・・ ![]() すみません、ガラスケース越しでお見苦しい画像ですが、剥製。。。「極楽鳥」! うぷっ、というカンジですが、当時はよかったのです。 注)現在では剥製の売買も固く禁じられています。 その名も「Birds of Paradise 」で迎えられ・・・ はい、ここで「パラダイス」という言葉に過剰反応なさるあなたは、「探偵ナイトスクープ」のファンでいらっしゃる。 大筋では間違っていないのかもしれませんが、九十九先生は、偉大なパラダイスの創始者であらせられますので、笑いだけで済ましてくださいませんように。 (でも、お気持ち、よっくわかります ―笑― ) やぁやぁ、キャプション程度のはずが、どうしても語ってしまいます、語らずにはいられない!(爆笑 展示ホールにありました、5枚一組30円の記念カードです(ポストカードのようでした) カードケースの外装がなんとも、味があります。 ![]() もちろん、これは展示物であって、売り物ではありませんよ。 昭和三年のこの博物館開館当時のものです。 現在80歳を超えていらして館長の座を退いていらっしゃるご長男の幼児期の写真も、博物館の看板とともに写っているせいか、売り物カードになっていたようです。 どう数えても、この1枚を含めての5枚一組。。。 ホールから左手の部屋へ。窓下に並んだ展示棚は、私の身長より少し高い程度ですが、この部屋も天井は高さをたっぷりとってあります。 ![]() 今度は、中から上の写真の立ち位置を見た図です。 入り口付近の壁には、高い天井までいっぱいの絵馬が見てとれます。 ![]() 左の天井下付近に寄ってみます。左の織物、遊牧民のキリムに似ていますが、写真を良く見ると中国風でもあり、次回の課題になってしまいました。 ![]() 日本中から集めたという絵馬、一部ですが、寄ってみます。英文で書かれたものも数枚ありました。 ![]() 年代は本当に様々で、ここには写っていませんが、離婚の制限があった大正時代の「離婚祈願」というものもあり、図柄は大正浪漫の和・洋装の男女が悩ましげに、右と左に軽く背を向けた立ち姿。 まるで物語の挿絵のようでした。 先の全体画像で見ていただいた窓下の展示棚、現館長さんが、およそですが、分かる範囲で国別に陳列してくださったとのこと。 ![]() 館の外回りも、部屋の掃除も、どこから手をつけようかという状態だった為、たいへんな作業であったとのこと、さもありなんです。 ここまで見ていただいたのは、ホンのさわり程度なのですから・・・ さらにもう一部屋、あります。 それらと、今度はもう少し寄り撮りした展示品、あと2~3回ほど、紹介させてください。 で、やはり上のほうに掲載した全体写真で目に止まっていらしたでしょう、車椅子ですが・・・ さすが先生のお母様! 103歳という長寿をまっとうなさった、九十九黄人先生のご母堂が使用していらした椅子で、長寿車と名付けられていました。 先生も平成10年、104歳で亡くなる間際には、ご使用なさったとか。 ![]() これがその長寿車の後姿。 おやっ? ですね。 このマーク、前回ご紹介した、館の屋根下にあった「十字架のようなもの」と同じです。 どうやら、これは九十九大先生の、そしてこの博物館の「シンボル」でもある予感。 ![]() 覚えていらっしゃるでしょうか? 先生がアメリカで取得なさった博士号の論文のテーマ。 tamachiさん、ごめんなさい!! ちょっとお遊びしてしまいました(^^ゞ でも、ケルト十字も、もともとは同様な意味合いを持っていると言われているので、あながち見当ハズレではないのです。 このマークは、多分、ヒンズー教のカクラとか、パプアニューギニアの護符とか?まぁ、そのようなものではないかと私は推測。 よく見ると、輪になった部分とその下部は別々のもの。 環状部分が女性、その下部は男性の象徴で、その、なんというか、男女和合、人類、皆尊し、豊穣祈願。 多分、そのようなことと。。。。。 もっとも十字架自体が---という話になるとややこしくなるのでやめます。 次回は、その男女和合のあたりをもう少し! ただし、あらぬ期待はなさいませぬように。。。 私はあくまで、探検家であり民俗学者でいらっしゃる九十九黄人先生を深くご尊敬申し上げておりますゆえ。 [生活・趣味]ランキングに登録しています ![]() どうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m 自分のブログでの「禁止用語」にかからぬよう、ヒヤヒヤです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[EVERY OTHER] カテゴリの最新記事
|