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カテゴリ:PC
このところ、「自分の」ブログをすっかり放り出して、何をやっているかといいますと・・・
ブログを始める前のように、「受信者」に徹しての情報集めです。 現在制作を手がけている三つのサイト、それぞれターゲットや発信内容が当然ながら違うため、それぞれに適した表現方法を模索しながらベクターでの「便利なフリーウェア」収集などを、久し振りにしてみました。 たった半年ほどの「お久しぶりベクターさん」でしたが、なんだか浦島太郎になったよう・・・ 「お久しぶり」ついでに、以前のPCのブックマーク(お気に入り)を見直しがてら各サイトを訪問したところ、3か月ぶりくらいで訪れた特に企業などのサイトは、その殆どがリニューアルしていました。 どちら様も新しい表現技術をどんどん取り入れていらして、一見して「カッコいい~!」と叫んでしまいそうな素晴らしいサイト揃いです。 でもね、中へ入っていくと・・・ どうも、うまく情報整理がされていなくてサイト内迷子になってしまったり、あちらこちらでリンク切れを起こしていたりで、これでは「デザイン重視」ではなく「デザイン偏重」ではないのかと、疑問に思いました。 ホームページの主体がそのサイトの持ち主ではなくHP作成者(である制作会社)になってしまっているところが、たいへん多いように感じたのです。 それでも、「情報の受け手」がその情報を受けたい形で受けられるなら、まだ、そのHPはその目的の大半をクリアしているといえます。 が、受け手の側が、何やら「消化不良」を抱えてしまうとしたら、これはインターネットという道具の価値を著しく損なっていることになります。 発信者 ==> 表現者(HP作成者) ==> ==> 情報の受け手 と、このラインが分断されているサイトがこんなに多いのはなぜなのでしょう? まず、発信者は受け手に対して「押し付け」てはならないと思うのですが、ネット上は競争が激しいためか、それとも過剰なまでのいわゆるSEO対策の故か、受け手が「見たい・知りたい情報」にたどり着くのが以前より大変になっています。 一つや二つのキーワードではいつも同じ情報(大手あるいは多数意見としてのそれ)にしか巡り合えないし、そこへたどり着くためにさえ、たくさんの「余計な情報」を通過しなければならない(押し付けの過剰情報摂取を強いられる)ため、他の、埋もれた多くのサイトへ向かう前におなかいっぱいになってしまいます。 せっかくインタネはTVと違って受け手が能動的に情報に接することができる媒体のはずなのに、うまく機能させられなくなっていると、受け手として感じました。 そして、一番問題なのが、HPなどの制作技術者。 これはねぇ・・・ 芸術家ではないのですから!と言いたいです。 どんなに「ほほぉーっ!」と感心されようとも、発信者が伝えたいことが迂回なしに受信者に伝わっていないことには、技術屋としてお金を頂いてはいけないのではないかと。 「作品」を認めてもらいたいならコンテストにでも出したらいいわけで、それはご自分の「技術レベル」を確認する意味でも有効だと思います。 が、発信者が伝えたいことを受け手が求めている形で伝わるように「技術的に」整理して、それを発信者に提示して理解を求め、そして表現する---という中間的な咀嚼とでもいうようなものを施すのが、いつでもソフト屋の真の役割だと思うわけです。 パソコン自体が、それがおざなりにされたまま普及してしまったと言えないこともないので、このあたりは「全ての」メーカーさんに大いに反省していただきたいことでもあります。 いえ、決して「新しいこと」を覚えたくないから言っているのではありません(笑) 突然インタネとは話が違いますが・・・・ マイクロソフトさん! ワード2007もですが、とにかくエクセル2007とアクセス2007、なんということをしてくれたのでしょう! ご指導する身にもなっていただきたい---というより、今までのユーザーさんを、なぜもこうも簡単に切り捨てて行くのでしょうか。 ヒトとコンピュータがある意味近づき、また別の面ではドンドンかけ離れてゆくこれからのIT技術者に求められるものこそが、コミュニケーション能力なんだよなぁと、昨今の若い方のソレに欠ける部分をとても心配したりしてしまいます。 そして、受け手も、あちらこちらで言われる「メディアリテラシー(情報を見極める力)を本気で身につけなくては、雑多な情報に振り回されてホントのところが見えなくなるし、私のような中間的立場の人間は、自分の軸がキッチリしていないことにはIT難民を救いあげることもかなわなくなってしまうと、柄にもなく上から目線で自分の仕事を見渡したりしながら、コトコトと、保存の煮物を作ったりしています。 クリック よろしくお願いします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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