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カテゴリ:川原史子
川原です。
TVの報道もネットの情報も、災害の規模を伝えるものから、 徐々に、被災者個々人の逸話にフォーカスをあてたものが増えてきました。 子育て中のママたちには身につまされる話が多く これまでにも増して、TVを見て泣き、新聞を読んで泣き、 胸蓋がれる思いで日々を過ごしている方も多いのではないでしょうか? そんな方に向けて、今日はとても個人的な思いを書かせていただきたいと思います。 もし、TVのニュースに心を痛めて、心を痛めるのを通り越して、 何も手につかなくなっているママがいたら・・・ どうか、自分が弱いからだとか、何もできないのにとか、自分を責めないでください。 そして、意図的に情報を遮断したとしても 逃げているとか、現実から目をそらしているとか、自分を悪く考えないようにしませんか? 自分の心のバランスは、時には両手で耳をふさいで眼をギュッと瞑ってでも 自分で守るしかないと私は思うのです。 私はもともと、凶悪犯罪や悲しい出来事をとりあげたニュースを見て、 半日寝込んでしまうことがあるような、かなりヤワな精神を持っています。 寝込んだあとは、「私が心を痛めたところで、誰の何の役にも立たないのに・・・」 「食べるものがあり、暖かい場所で眠れる私がニュースを見て落ち込んでるなんて、申し訳ない」 という罪悪感と無力感にさいなまれるという悪循環。 日常生活をしっかり送るために、新聞もTVの報道番組も極力見ないという 「NPOという社会的な活動をしている者として、それってどうなの!?」 と思える習慣を貫いていたほどです。 罪悪感と無力感にさいなまれている時は、自分以外の周りの人が皆、 しっかりしていて、立派に見えます。 皆は、自分の生活をちゃんと守って、やるべきことをやり、出来もしないことで悩まないで、 現実的で生産性のある生活をしているように見えます。 「それに比べて、私って、なんてダメなんだろう」とますます落ち込みます。 私は、強くて何事にもキチンとしている人間に見えることがあるようです。 でも、本当は、最低限の基本的なこともやらないで・・・ 例えば、流しにお皿が山積みだったり、子どもの宿題も見ないまま、 ただお布団をかぶって半日寝ていることがあるような、だらしない面があるんです。 と、愚痴とも弱音ともつかない文を連ねましたが、 私が思うのは、きっと多くの人が、ウィークポイントはぞれぞれでも 似たような一面は持っているというのではないかということ。 私のこんな情けない一面が、誰かの慰めになるかどうかはわかりませんが・・・ 同じような思いを抱えている人に「ここにもこういう人がいますよ」 ということを伝えたくて・・・今日の日誌を書きました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 26, 2011 05:04:04 PM
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