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毎日朝晩息子を迎えに
駅に行く。 その駅に行くと13年前を思い出す。 主人は静岡から長期出張で来て、こんな九州の地のはてまで…と随分へこんだそうだ。 しかし何の縁かあたしと出逢い、付き合ってたった1ヶ月で「結婚する?」ってことになってしまった。 自分達の中で決めたとたん、静岡に帰ることになり当然遠距離交際に… 何度この駅で見送った事だろう。 そしてちょっとの休みでもわざわざ10時間もかけてあたしに逢いにこの駅に降りたってくれた。 毎回別れがせつなくて泣いて。 毎日手紙を書いた。 ケータイもメールもなかったし。 PC環境もまだまだだったもんね。 今、彼の息子が彼そっくりに、あたしに向かって手を振る。 笑い方や歩き方までよく似ている。 なんだか不思議な気分… 息子がそこにいるとほんわか優しい空気になる。 そんな所までよく似てる。 人が行き交い別れてゆく…そんな情景を見ながら駅にいるとなぜだかせつなくなるのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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