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ウンとかスンとか　mamatamの日記

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2011年07月の記事

全41件 (41件中 1-41件目)

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鹿児島のおばあちゃんのごはん

息子が小さいころ、そんな風に言っていました。「おばあちゃんのごはん」ちなみに、わたしの母、つまり東京の祖母は「ばあば」でした。小さいながら、それぞれ違うってどこかで感じていたのでしょうね。年金でつましく暮らしていた義父母ですから、高価な材料やお菓子を買って用意してくれたわけではなかったと思いますがお蕎麦やお菓子に限らず、どんなお料理にも心がこもっていました。おばあちゃんのごはんと言えば、お赤飯でしょうか。夫の好物でもあったので、三人が帰ると必ず炊いてくれました。これも炊飯器ではなく、庭に、一斗缶を利用して作ったかまど？を据え薪で火を熾して、羽釜の上に大きな

2011.07.31

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さつま料理　プロのしごと

わたしは、というか誰でもそうでしょうが、美味しいものが大好きです。でも、自分自身が以前も書いた通りズボラ料理の大家なので、そこそこ美味しければOKサインを出してしまう程で、グルメなどとはとても言えず、こんなわかったようなタイトルを付けるのはおこがましいことはわかっていますが、今回の旅では、こんな利いた風なことを言いたくなるほど、プロの料理人の力を実感しました。それは、鹿児島の食べ物が、東京人のわたしから見るとかなり特殊なので料理人の技やセンスが際立ったということだったかもしれません。以前ｍｉ-saさんが書いていらしたお醤油、たまり醤油っていうのかな、あれもそうですし、お味噌も麦味噌で、慣れないとなかなかおいしさがわかりません焼酎だって芋焼酎は苦手という人、相変わらず結構多いです。おそばの出汁も、夫の実家では、鶏ガラに煮干し、鰹節を合わせていました。しかも薄口しょうゆでしっかり塩味がついた上に砂糖がいっぱい入っています。天ぷらの衣にも砂糖味噌汁の実の菜っ葉も東京では見たことのない葉っぱ。へちまも食べますニガウリだって最初はとても食べられませんでした。みんな、慣れたらおいしさがわかるようになるものばかりだと思っていました。ところが、例えば、鹿児島市で夫の旧友に連れていってもらった薩摩料理屋さん、この前は、おいしかったであっさり片づけてしまいましたが、素材も素晴らしいけれど、板前さんの仕事がとにかくすごいのです。一口で薩摩料理だと感じる味付けと素材なのに、ほとんどの方が初めてでも美味しいと仰るだろうと思いました。中でも、さつま揚げには驚きました。自家製なので、いわゆる練り物という感じのムチッとした食感ではなく、青魚１００%という感じでちょっとぽそっとしています。そこまでは想定内ですが、驚いたのは味付けです。甘いのです。これにはびっくり。しかもその甘さが絶妙。こういうのを絶品というのでしょう。本当にプロの仕事です。地元の方には逆にわからないかもしれませんね。さつま揚げだもん、甘くて当たり前じゃん何を感動してるわけって。（すみません、鹿児島弁だとどう言うのかわからないもので）説明難しいですけど。。。わたしも、きちんとお料理を作っていた頃は自家製さつま揚げを作りましたが、味付けはお塩、せいぜい風味づけにお味噌かお醤油を加えるくらいでした。もしあの頃、つけ揚（鹿児島弁で言うさつま揚げ）なら普通は甘いんだよなんて夫に言われたとしたら、そして甘い自家製さつま揚げに挑戦してみようなんて一念発起したとしたら。。。無理だったでしょうね。どのくらい甘くしたら夫もわたしも、つまり万人が美味しく感じる味になるのか、その加減を正しく判断できるのがプロなんだと思います。豚足もそうでした。味噌味、東京でいう角煮に麦味噌の風味なのですがお土産品の味噌○○みたいにこれ見よがしな味噌の味じゃなくて、（実は、わたし、あの味が嫌いです）味噌はあくまでわき役、だけどすごい存在感という感じなのです。味噌味だからおいしいというか・・・前夜の旅行人山荘の夕食もそうでしたが、プロの作る郷土料理はすごいです。今まで、鹿児島に何回も来てるのに、国分しか知らない、薩摩料理なんて食べさせてもらったことがないと愚痴っていましたが、もっと若い時にあちこち行けたり、お店に連れて行ってもらえていたとしても、小さい息子を連れての宿泊では、食事をゆっくり味わう余裕などなかったし、若い頃はお金もなくて、それでなくても九州への帰省は、ボーナスをはたくほどお金がかかるのですから、薩摩料理を食べると言っても、あんな上等なお店には入れなかったでしょう。今だからこそ、味わえるものだったんだなあと、今まで愚痴っていたことが少し恥ずかしくなりました。わたしたちが若くて、外で上等なものをいただけなかった頃はその代わりにまだ若くて元気だった義母が、帰省したわたしたちのために今思うと贅沢極まりないものを、手作りしてくれていたっけそんなことも思い出しました。思い出したついでと言ってはなんですが、この義母の味のことを、次回は、書かせていただこうと思います。

2011.07.31

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足元注意

ふと思い出した小ネタですが。。。今回の旅行で、最後の宿泊先、霧島市のホテル京セラでのこと、温泉に入ろうと地下のスポーツジムに行くと…お約束ですが、浴場の入り口に滑りますので足元にご注意くださいと日本語で書かれた札がはってあります。その下に、英語、ハングルが書かれていて、その下に漢字で小心地滑とありました。きっと中国語で足元注意の意味なのでしょう。日本語が上になかったら「地滑りに注意」？とドキッとしそうですが地滑りではなく、滑るので地面に用心みたいなそんな文章構成なのでしょうね。、昔授業で習った漢文のようにレ点だの一とか二とかを付けたくなりました。読み下し文にするとどうなるんだろう？とかこの４文字をあの歌うような中国語の抑揚（四声って抑揚のこと？発音のこと？）で読むとどんな風に言うのかな？なあんて、早朝の浴槽で体を伸ばしながら、そんなどうでもいいことをの～んびり考えていました。

2011.07.30

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東京スカイツリー

少し前にｍｉ-saさんが、日記に東京スカイツリーを生で初めて見たと書いていらっしゃいました。東京在住でも、山の手にお住まいの方はそうなんですね。取引先の社長さんで埼玉県にお住まいの方と2ヶ月ほど前に会食をしたときにわたしたちの約束は夕方でしたが、その前に都内で何件か用事を片付けようとJR総武線に乗ったら、両国で窓からスカイツリーがすごく大きく見えたので思わず椅子から立ち上がって、写メール何枚も撮っちゃいましたと仰っていました。それが、気づいたら、乗り合わせた他の人は全然気にしてなくて、そんなことしてるのは私一人なんですよ。東京の人はやっぱりもう見なれちゃってるんですかね。そう言われればそうかな。。。わたしの住んでいるところはそんなに近いわけではないのですが、朝晩、通勤の往き帰りに遠くにスカイツリーを眺めています。ケイタイで撮ったらこんなに遠いですが。建設中は、それでも、大分高くなったなあなんて思って眺めたりしましたが、外形が出来上がってからは、なんだかあるのが当たり前みたいになっていました。東京スカイツリー駅に、駅名が変更になるといわれている業平橋駅の、近くの都立高校を卒業し、大学もなぜか同じ電車の沿線（でもずっと郊外）だったわたしには、スカイツリーの近くに住んでいる友人が今も結構たくさんいます。まだ名前も決まらず、第2東京タワーなんて言っていた頃、そして、建設場所も押上かも？くらいだった時から周囲ではかなり大きな話題でした。近いといえば近い、でも決して真下というわけではない街の住人である友人の奥さんが、「いやだわ。もし倒れたら、うち、下敷きになっちゃうんじゃない？」と心配していると聞いた時には大笑いしたり。隣の駅に住んでいる友人は、きっと土地が値上がりするからタワーができたら今の家をうっぱらって都心に広いマンション買うんだと大きいんだか小さいんだかわからない夢を語っていたり。でも、同じ墨田区で少しだけ離れた錦糸町という町に住んでいる友達は、最初は期待していたけど、東武が観光客を囲い込もうとしているらしくてこっちは全然潤わねぇんじゃねぇの？って最近はもう、周りもだんだん白けてきちゃったよと言っています。写真でもお分かりでしょうが、震災以降暗くなってもライトアップもなくしずしずと工事が進んでいる感じです。でも、公開だってまだなんですよね。せっかく、下町に新名所ができるのですから、下町のわたしたちがもっと盛り上がらないとね。鹿児島では、新燃岳のせいか、震災以降の落ち込みのせいかわかりませんが、夏休みなのに、なんだか人が少なくて、イマイチ盛り上がりに欠ける感じがしていました。頑張ろう日本っていうステッカーをリアバンパーに貼って走っている車をかなり見かけましたし、こんな時ですから、意識的にでも盛り上がって行かないとねって思いました。東京下町も、まだ公開もされてないうちから慣れて、冷めちゃってどうする！！って感じですよね。だからって何をしたらいいのかわからないけど、せめて、もう少し、日常の話題にするところからでももう一度始めましょうか。

2011.07.30

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新さつま節

はみ出してしまった鰹節です。新さつま節。なんか民謡の名前みたいですね。今回、わたしは2本組を5組、10本も買ってきてしまいましたが、これがなくなったらと、もう心配しないで済みます。楽天で買えると分かったので。ハリーポッターじゃないけど、名前を正しく知ることって大いなる力ですね。さて、わたしのおススメはこれ、3本組で送料無料です。【送料無料】新さつま節　3本鹿児島からは送料がかなり高いのですが、商品価格はこちらが安いです。枕崎産鰹節(新さつま節)2本組(500g以上)本当にお料理がおいしくなるので、ぜひ一度使ってみてください。

2011.07.29

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いよいよジンベエザメとご対面

暑がり屋さんに教えていただいたので、今日はwordで書いています。暑がり屋さん、ありがとうございました。さて、次の朝、曇っているなあと思っていたら、いきなりザアアアアッと、視界が白くなるような雨が降ってきました。うわぁ、大変だぁとか言いながら朝ごはん。食べていると雷までなって。。。朝の雷って珍しいような気がします。あーだこーだ言いながら食べ終わってチェックアウトするころには止んでいました。この日の予定は、ジンベエザメに会いに鹿児島水族館に行くこと。開館と同時に水族館に入り、海底のような「青いトンネル」を抜けて、黒潮大水槽へ。カツオやマグロ、何種類ものエイたち、まるで海底のような青い世界でたくさんの魚たちを見ていると、とうとうジンベエザメが悠々とやってきました。あとで聞いたら、このジンベエザメの名前はユウユウと言うそうです。鹿児島水族館では錦江湾で網にかかったジンベエザメを飼育しているそうですが、ジンベエザメは成長すると20mもの大きさになるそうです。黒潮大水槽は縦13m、横25m、深さ5mという巨大さですが、20mの巨体が自由に泳ぎ回るにはいささか狭いということで鹿児島水族館は「ユウユウ」が5.5mの大きさになったら海に帰すことに決めているのだそうです。ですので、わたしたちがあったユウユウは何代目かになるのだと思います。鹿児島の海や南西諸島、サンゴ礁の海を堪能し、イルカショーもちょこっとのぞいて、名残惜しいけれど、次の目的地知覧に向かいます。ナビを、特攻平和会館にセットして出発しました。平和会館に着く前に、武家屋敷　無料駐車場の表示が見えたので、先にそちらを回ることにしました。細い道の両側に低い石垣とその上のきれいに刈り込まれたイヌマキの生け垣が続きます。7軒のお宅の庭園が公開されていますが、その半分以上が現在も住居として使われているとのことで、住人の方のご迷惑にならないように、見学にもちょっと気を遣います。車を降りた途端にぽつぽつ雨が降り出し、ときどきスコールのような大粒の雨がザーッと降ってきます。あまりにひどい降りで、写真も撮れませんでした。7番から見始めて1番まで行き、駐車場に戻る途中で、十割そばの看板につられてちょっと横道に入ったお蕎麦屋さんで雨宿り。お店は普通のおうちです。迎えてくれたおかみさんも、失礼ながら普通のおばさん。正直、あまり期待もせずにふたりともそば定食を注文。その期待は、見事に裏切られちゃいました。おそばのおいしかったこと！それ以外もとってもおいしかったです。おそばはホントに十割そばなのですが、これがタダモノじゃありませんでした。長さが20cm位しかありません。でも、腰があって、そば粉の甘みと香りが際立ち、甘辛いそば汁にとってもよく合うのです。おかみさんの話では知覧のすぐ近くで採れるそば粉を使っているとのこと。夫の母は、元気だったころはよくそばを打ってくれたのですが、義母のそばは山芋つなぎで、ここのと味が全然違うのに、義母のおそばを思い出しました。どちらも地物の粉を使っているせいかなあ？本当に懐かしかったです。定食は、キビごはんとひじきの煮つけ、漬物とそばおはぎが付きます。そばおはぎはそば粉に少量の小麦をつなぎに使っているそうですが、ちょっと硬いくてなめらかな蕎麦掻みたいな感じ。三角形2個にあんこが載っています。これもそば粉の香りたっぷりでとても美味しかったです。そば定食は、1200円也。満腹して駐車場に戻り、そこでごちそうしていただいた95g600円の知覧茶を買ってナビの案内で特攻平和会館に向かいました。申し訳ないけれど、ここの話は辛すぎてあまり書けません。若い命が戦いに駆り出されて、その上、たった一つしかない体を、命を、爆弾代わりに使われたことを、わたしは確かに教科書でしか知りませんが、もうそれで十分だったと思いました。遺書も遺品もボロボロになった戦闘機の機体も見たくありませんでした。向こう気ばかり強くて、案外涙もろいわたしは、展示物の前をそそくさと一回りが精一杯でした。記念館の外にあった三角兵舎は最悪でした。牛乳パックを対角線で切って半地下に置いたような形の、窓の一つもない建物です。中にあるのは毛布とマットレスだけ。出撃前の数日を若者たちはそんなところで過ごさせられたのです。爆撃を恐れてその上を木の枝などで覆ったと書かれていました。まるで武器庫です。やはり若者たちを武器としか思っていなかったのかと胸が詰まりました。じっくり展示物を見ている夫をお父さん、6時には国分につかないといけないんでしょとさりげなくせかして、知覧を出発。車に乗ると、なぜか天候は回復して鹿児島市に向かう有料道路の錦江湾展望台ではもうカンカン照りです。つり橋の向こうには桜島が見えます。その晩は、夫の育った町で、夫の小学校の同級生たちと飲み会です。わたしは、出来れば失礼したいところでしたが、そういうわけにもいかず、お付き合い。なんと12人もの方たちが集まってくださいました。なんかかんか、口実を作っては集まって飲んでいるらしい、仲の良い友人たちです。還暦をはるかに過ぎた人たちが、全員ちゃん付けで呼び合っているのは微笑ましいですが、ボケと突っ込みの息もぴったりで、和やかなんてモノではなく、まるで小学校の教室のような喧しさ。飲むは、食べるは、しゃべるは、ホントになんて元気なんでしょう！2次会のカラオケにもそのままの人数でなだれ込み。。。でも、1次会ではほぼわかった彼らの会話が、お酒のまわってきた2次会になるとわたしには半分くらいしかわからなくなってきました。このあたりになると、わたしの方はちょっと苦痛でしたが、夫を見ると嬉しそうに笑い、飲み、しゃべり、いつもは歌わないカラオケまで歌ってるので帰ろうとも言いづらく、12時まで付き合ってしまいました。日付が変わるころ、やっとお開きになり、タクシーを見つけてホテルに帰ってきましたが、夫はベロベロ。ベッドに倒れこむや、着替えもせずに朝まで爆睡していました。翌日はもう帰京する日です。飛行機は夕方の便なので、夫はゆっくり寝かせておいて、わたしはゆっくり朝湯に入り、そのあとはベッドに寝転がって、久しぶりにごろ寝読書を楽しみました。そうそう、書き忘れましたが、泊まっていたのは、霧島市国分地区のホテル京セラです。ここは、地下にスポーツジムがあって、そのお風呂が天然温泉です。宿泊客はお風呂は無料で利用できます。前回も泊まったので、勝手もよくわかっているし、サウナもあって、良い気分で朝ぶろを楽しみました。10時になって、さすがにタイムアウト。夫を起こして荷物をざっと調べてチェックアウトしました。一番後回しになってしまいましたが、本当はこの旅の主目的であるお墓掃除に行きました。この時期、鹿児島はお天気がめちゃくちゃに不安定で、お墓では、肌がじりじりと音を立ててるような気がするほどの真夏の天気。お墓にお水をかけ、洗ったり、周りの草をむしったり、小一時間過ごして、前回の帰省でみつけた川魚料理のお店、いち森さんに腹ごしらえに。ここのお店はすごいです。この季節はあゆ、ウナギ、そして鯉。アユもウナギも天然です。欲張って全部食べたいと夫は言い、メニューを念入りにチェック。課題をきっちりクリアーする、上手なオーダーを繰り出しました。ランチでアユの塩焼き定食（一日限定5食）、天然アユの塩焼きにご飯と鯉こくでなんと950円！をそれぞれ1人前。アユのセゴシと天然ウナギのかば焼きを二人で一つ。車なのでビールはナシですが、これで4200円。満腹です。プチ贅沢なお値段ですごい贅沢な食事。これ、最高ですね。そのあとは国分の町に戻って、地元のスーパーで買い出し。サティーもあるのですが、ローカルなスーパーの方が絶対安いので。例の鰹節も買わなくちゃならないし。言ったお店は「タイヨー」、地元のお店じゃないかもですが、九州ローカルだと思います。鰹節もなんと2本組1260円。鶏肉の炭火焼きもお土産屋さんと同じ（？）のが299円。やったあ。どちらも大人買い。ツボ漬とか、国分の醸造元の焼酎もお土産用に購入。あ、柔らかい鰹節、新節と言っていたアレの名前がわかりました。新さつま節というようです。その名前でなら楽天で検索しても出てきました。ご紹介したいのですが、字数がはみ出すそうなので、それは後で。そうこうするうちにもう3時近くなり、空港に向かいました。山道を走っているとポツリポツリと来て、そのあと、また、ざああああああ。雷こそなりませんでしたし、前日朝の鹿児島市ほど真っ白ではなかったけれど視界は怪しくなるし、山道だし、ちょっとコワかったです。空港では、種子島とか屋久島などへの便が様子見で出発待ちとのアナウンス。結局天候が回復して出発していきましたが、そんな混乱もあって私たちの便も出発がだいぶ遅れ、羽田到着も遅くなりました。東京も暑いねえと言いながら、羽田からバスで帰ってきました。

2011.07.29

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衝動買い

歳と共に、買い物がもたらしてくれる幸福感が小さくなっていくのはわたしだけでしょうか？ここ1～2年は、買い物をして幸せ！と思えた記憶がありません。若い頃は、欲しい欲しいと思い続けてやっと手に入れたもの、出会い頭のようにパンとぶつかってどうしても欲しくて買ってしまったもの、それを持てたことがとても嬉しい、そういう品々がたくさんあったものでした。この旅で、久しぶりにそんな気持ちを味あわせてくれたのが、昨日写真だけお見せした薩摩切子の馬上杯でした。あ、話を急ぎすぎましたね。鹿児島の２日目は、高千穂から始まりました。旅行人山荘で美味しい朝ごはんをいただき、片道15分ほどの花房の滝まで散歩してから、高千穂に出発しました。食いしん坊の二人は、ご飯を食べたばかりなのに、まず、高千穂牧場を目指します。お目当てはしぼりたての牛乳です。わたしはあわよくばソフトクリームも。上手く写真が取れなくて、画像がありませんが両方ともゲットしました。新燃岳噴火の影響で、夏休みの日曜日の割には人が少なかったような気がしました。次に向かったのは高千穂河原です。高千穂峰の上に祀られていた霧島神宮が噴火で焼けて、それより低い高千穂河原に移築されたそうですがここも噴火で焼けて、霧島神宮は今の場所にまたもや移動することになったとか。ですので、ここにあるのは鳥居だけで、本殿跡などもありません。新燃岳は、中岳を隔ててすぐそばで、ここから数百メートル離れるともう避難地域、立ち入り禁止地域です。かろうじてビジターセンターはオープンしていましたが、売店はすべてクローズ、駐車場にも大型バスの姿はなく、乗用車がかろうじて２-３台。高千穂牧場と言い、この後行ったいろいろな場所でも大型観光バスの姿をあまり見かけませんでした。新燃岳噴火が経済にもたらした影響は、やはり相当なもののようです。駐車場わきの山の斜面に鹿が２頭、草を食べていました。人が少ないので、こんなところにまで姿を現しているのでしょうか。かろうじて１頭だけ、画像ゲット。鹿は、ここから降りて鹿児島市に向かう途中、もう１頭、道路わきの林の中に姿を見かけました。猪とか狸もいるとのこと。出会ったのがそういうのでなくてよかった！！さて、ここからが薩摩切子との出会いです。高千穂河原からどこに行こうとレンタカー屋さんでもらったリストを眺めていると、薩摩切子の実演というのが目に留まり、行ってみようと言うことになりました。展示作業場のような工場に入っていくと、まず、焼酎の甕や壺が並んでいるのが目に入ります。成形して乾燥させた段階のものや、釉薬をかけて焼成済みの、おなじみの焼酎の名前のついた瓶など。その奥がガラスの吹き工房です。ガラス張りの作業場の前の通路にたくさん切子のグラスやアクセサリーなどが並んでいますが、どれ一つとしてほしくなるような魅力のあるものはありません。値段はペアグラスで５０００円とか、まあ、いろいろですが。。。こんなものにこんな値段だすなんて。。。とぶつぶつ言いながら、底裏を見ると、made in Ch... あれあれ、テンション下がるう。奥まで行っても同じみたい。なあんだ、お父さん、出よう。と元来た通路を戻ると商品棚の反対側にガラス戸で仕切った小部屋があり、撮影禁止の文字。中を見ると、切子のグラスがいっぱい。どうやら本物の薩摩切子のようです。恐る恐る入ってみると、どれも、カット面に薩摩切子独特のぼかしが入り確かに本物のようです。薩摩切子は、クリスタルガラスの上に厚めの色ガラスを被せた色被せガラスにカットをしますが、江戸切子のようにシャープに切り込むのでなく緩やかなカーブを描いて彫り込んでいくので、あの独特のぼかしが出るそうです。色は赤や瑠璃色が多いのですが、左奥の棚に、あまり見たことのない、濃い黒のような色が並んでいるのに夫が目を付け、矯めつ眇めつ。。。挙句にひっくり返して値札を見ています。黙って私に差し出した数字を見ると、タンブラーひとつが５万円以上の値段。しかも、商品が並んだ後ろの壁には「わけありに付き３割引き」の文字。５万の三割引き？いや、３割引きで５万だろ。などとひそひそやっていたらお店の人が入ってきました。薩摩切子は、というか薩摩切子と名乗れる製法で製品を作っているのは、今、２社だけ、夫が手に取った黒い色の切子は、その１社さつまビードロ工房さんしか作れないものなのだそうです。漆黒の色を出すことに先に成功したのがさつまさんだったのだとか。この漆黒の色ガラスをカットするのが、また大変なのだそうです。他の色は、色つきとはいえ透けるので、カットがしやすいのだけれど、黒は透けないので、カット職人さんの手(指)の感覚と勘だけで彫るそうです。さつまビードロ工房の職人さんでも、今、これが作れるのは弟子丸さんという職人さん一人だけだそうです。この弟子丸という姓は、霧島山を下った国分に多いとか。夫も同じ姓の友達がいると言っていました。親戚かも…って、だからなんなのという話ですが。そんなお話を聞きながら、わたしたちは無言で相談。夫はその黒い切子がとんでもなく気に入ったようですが、いくら３割引きとはいえ、タンブラー一つに５万円は高すぎる。次回、また帰る時までにお金を貯めて買いましょうと、まあ、そんな感じで。こっちなら、それ一個分で両方買ってまだお釣りがくるわよとこれは声ありのわたしの提案。だいぶ長いこと未練たっぷりに迷っていた夫ですが、結局、この写真の２個をお買い上げ。これだけ買ったら、もう用はないとばかりにさっさと車に乗り次の目的地鹿児島に向かいました。途中に、去年の大河ドラマの主人公、坂本龍馬と夫人のお龍さんが新婚旅行に訪れたという妙見温泉を通ります。一昨年の帰省の時はここの妙見石原荘という旅館に宿泊しましたが、ここもとっても素晴らしい宿でした。でも、お値段もそれなりで、今回の旅行人山荘の倍以上。二人で1泊すると、黒い切子のタンブラーが買えちゃいます。その旅館の脇を通り過ぎながら、ここは本当にいい旅館だったけど、１回泊まったからもういいって感じだわ。でも、旅行人山荘はもう一回泊まりたい。今度は２-３泊したい。とわたしが言うと、夫もうんうんと言っていました。龍馬夫妻の銅像のある公園で車を降りて一休み。ここは、塩浸（しおびたし）温泉という、地元では有名な温泉だった所で公園には、日帰り温泉施設もあります。わたしたちはもちろん温泉はパスして山を下り、国分を経由して海沿いの一般道をとおって鹿児島市に向かいます。鹿児島市ではこの日祇園祭だったそうですが、(鹿児島弁では「おぎぉんさぁ」-さにアクセントがあります)わたしたちは６時ころに着いたので、見られませんでした。その晩は、夫の旧友に何十年ぶりかで会い(わたしは初対面)さつま料理のお店に連れて行ってもらいました。カメラを宿に置いて行ってしまったので、写真が撮れませんでした。本当に残念。きびなご、地鶏の刺身、豚足、水イカの刺身、これはげそを天ぷらにしていただきました。華アジの刺身、こちらはあらを味噌汁に。夢中でいただいてしまいました。この日の泊りは城山の近く。国家公務員共済の宿ですが、場所もよく、お風呂も天然温泉でなかなか良かったです。１つ難点は、朝ご飯がおいしくなかったこと。バイキングだったのでチョイスが悪かったのかもしれませんがわたしがとったのは全部まずいか美味しくないかのどちらかでした。まだジンベエザメには行きつきませんがこの子に会えるのは明日のことなので、取りあえず、今回はここで一区切りにします。

2011.07.28

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一瞬で消滅した旅日記

わたしの使っているマウスは、わきにポッチがあって、このポッチ、ちょうど親指が当たるところにあります。というか、親指で操作するので、しやすいところにポッチがあるという方が正確。と同じ意味で、押すとひとつ前に戻ります。今夜は旅日記を書いている時、そのポッチに触ってしまったらしく、一瞬で数千文字が消えました。ガッカリというより、もう大ショックです。もう一度同じようには書けそうにありませんが、お風呂に入って気分をちょっと入れ替えたところで、試してみましょう。画像も、何とか楽天フォトにアップできるサイズに縮小できました。次回もできるかどうかは保証の限りではありませんが、今回は、写真付きの旅日記を読んでいただくことができます。さて、昨日も書いたように、出発前の羽田空港で阿波踊り隊に出くわしました。いろんな連の混成部隊のようでした。こんな雰囲気（って、こんな写真で伝わりますか？）。チャンかチャンカ　チャンカチャンカ　チャンかチャンカ　チャンカチャンカという御囃子の音に、旅気分が高まります。羽田を後に、一路鹿児島空港へ。その日の泊りは霧島温泉郷です。「旅行人山荘」というちょっと変わった名前の宿に予約が入っています。その宿は、大正時代に発見された丸尾温泉という温泉の旅館が前身で、敷地内に源泉が、しかもなんと硫黄泉と単純泉の２種類あるのだそうです。４か所ある露天風呂は硫黄泉と単純泉が２か所ずつ。内風呂は露天風呂が硫黄泉で、屋内の大浴場は単純泉です。敷地は５万坪もあって、敷地内の、母屋から１５分ほどの距離に花房の滝というかなり本格的な滝もあり、林には野生のシカが２５頭ほど住んでいるという本当に自然豊かな宿でした。鹿児島空港からレンタカーで、まずチェックインのためにホテルに行きました。すると、昨日も書いたように、いきなり、霧島国際音楽祭のイベントとして、今夜、霧島神宮でかがり火コンサートがありますよ。無料ですし、当ホテルから無料の送迎バスも出ます。行かれますか？と訊かれ、もちろん行きますと答えました。それでは、夕食は５時４５分に召し上がってくださいと言われ、その前に滝までお散歩でもしようかと思いましたが、３時半から、一番人気の赤松の湯(露天風呂)が空いているというので、まず、ご自慢の露天風呂を試してみることにしました。赤松の湯は硫黄泉の一つで、内玄関から雪駄をはいて出ていくとすぐのところにこんな門があって、入浴中という札を下げ、木戸をあけて入っていくと赤松の林の中に、とっても開放的な明るいお風呂がありました。油蝉と蜩の、まるで歌合戦のように交替で鳴く声が降りしきり、何種類もの野鳥の鳴き声も聞こえ、すごく大きなクロアゲハやちょっと迷惑なアブなんかも飛び交う中、午後の柔らかい木漏れ日を浴びながらの入浴。。。素朴でいながら大変贅沢な気分に浸りました。お風呂から上がって夕飯までの小一時間、冷たい缶ビールを片手にバルコニーの喫煙所に座っていました。喫煙所と言っても誰もいらっしゃらなかったし、たばこ臭いにおいもしなくて、旅行人山荘は眺望の良さも売りだそうで、お天気がよければ、錦江湾を望み、正面には桜島もくっきり見えるとか。この日はお天気は悪くはなかったのですが、ぼやっとかすんでいて、桜島は見えませんでした。でも、雄大な眺めは堪能しました。夕食はこんな感じ。このほかに、アユの塩焼き、シメジ入りの炊き込みご飯、お味噌汁があとからアツアツでサービスされました。量はたっぷり。地産地消というのでしょうか、地元の食材をイッパイ使って、味付けも、くどくならない程度に、でもしっかりと郷土色が活かされていて、夫もわたしもとてもおいしいと思いました。お食事が終わって一休みすると、かがり火コンサートへの出発の時間でした。食事の間、３度にわたってザァーッと降ってはやんでを繰り返していた雨も上がり、中止の連絡は来ていませんから大丈夫でしょうとホテルの方たちに送り出されてバスで２０分ほど走ってコンサート会場に着きました。立派な杉並木の参道を通って境内に行くと、舞台が設えられており、その前にパイプ椅子が並んでいますが、もうすでに満席。やがて、MCの方がマイクで鮫島有美子さんと小川典子さんを紹介され、とにかく、そんなビッグネームはこれっポッチも期待していなかったので、嬉しくて、１時間半立ちっぱなしも、全然気になりませんでした。雨も、最後、終わりがけにパラっと来出しましたが、ひどくもならず、鮫島有美子さんの素敵な声と小川典子さんの素敵なピアノを堪能しました。お二人ともとてもステキなきれいな方でした。アンコールまで聞かせていただいて、真っ暗な参道をたどり、バスに乗ってホテルに戻ると、なぜだかすっかり疲れていて、内湯で軽く入浴して、あっという間に眠ってしまいました。さて、遅くなったので、また明日続きを書きますね。明日のハイライトは、ジンベイザメともう一つ、これ。何だかお分かりになりますか？今回の旅行最大のというか、久しぶりの衝動買いでした。では、また明日。

2011.07.27

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帰って参りました。

4日間鹿児島に行っていて、先ほど帰って参りました。大変楽しく過ごしてきました。特に圧巻だったのは、鹿児島第一日目の23日、霧島に宿泊した晩の体験でした。霧島国際音楽祭というのが開催されていて、23日はその初日だか開会前夜祭だかで、ホテルに着いて、チェックインすると、今夜霧島神宮でかがり火ゴンサートがあります。ホテルから送迎バスを出しますが、行ってみられますか？と言われて、どなたが出演されるのかも聞かず、軽い気持ちで、はいはい、お願いしますと返事をしました。夜の霧島神宮境内で、薪能みたいな荘厳な雰囲気をあじわってみたいくらいの軽い気持ちで、早めにお風呂に入り、夕飯もいただいて、行ってビックリなんと、ソプラノ歌手の鮫島有美子さんとロンドン在住のピアニスト小川典子さんのジョイントコンサートでした。まさか、そんなビッグネームのコンサートだとは思いもせず、（だって、無料ですから、）わたしたちが会場に着いたときにはもう満員で1時間半立ちっぱなしでしたが、本当に得難い経験でした。わたしはオペラなど詳しいわけではありませんが、鮫島有美子さんは、息子が幼稚園の頃日本のわらべ歌シリーズのCDをよく聞いていて、特に「タンキポンキタンコロリン」という歌が息子のお気に入りでした。生の鮫島さんも、少しマットで、とても温かみのあるとっても素敵な声で、ほんとうに素晴らしい体験でした。小川さんも、素晴らしいピアニストで、特にラプソディー・イン・ブルーは、涙が出そうでした。出発前の羽田では、阿波踊りのパフォーマンス隊に出くわし、しばし、土佐の空気を味わうことができ、スダチを2個ずついただいて、この旅行はついてるかもねと夫と話していましたが、その通りでした。実は、携帯で書き込みができるかとその晩、このことを書いて送信してみたのですが、今見たら、どこにもアップされていませんでした。がっかり。あのメールはどこに行ってしまったのでしょう。頑張って写真も撮ったので、明日から少しずつアップしたいと思っています。一応うつってはいるようですが、きちんとアップできるかどうか、頑張ってみます。では、また明日。

2011.07.26

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行って参ります

こんばんは。お見送りのコメントをくださった皆さん、ありがとうございました。このところ忙しくて、週末もしっかり休めなかったので、掃除洗濯整理整頓すべて出来てなくて、旅支度をしようにも持っていきたいものが、どこにあるのか見つかりません。仕方がないので、昨夜、終業後に寄り道して夫の衣類を買いました。夜、荷物を作る計画でしたが、いつ布団に入ったのか記憶がないのに気づいたら朝でした。時間泥棒が。。。モモですね。結局わたしの分も今日ちょっと買い物して、わたしの荷物も3割新品です。夫の7割新品よりは、少しましな不経済さです。今日こそ早く帰って荷造りしないとと思っていたのに、今日は朝からずっとトラブル続き。職人mamatamも、失敗の連続で、午後7時前、ようやく荷物をヤマトさんに持ち込みました。ギリギリセーフでした。そうしてバタバタしてたので、工場からカメラを持って帰るのを忘れました。今回はANAで、ホテルやレンタカーまで含めて予約したら、明日、空港に行く時に、なんだか予約表とか色々プリントアウトがいるんですって。いつものようにモバイルに変なアニマル模様を読み込ませればするっとゲートを通り抜けられる、あれは今回はダメらしいのです。気にはなっていたのですが、できなくて、今日になってやっとプリントアウトしようとしたら、なんとプリンター故障です。行かれないと困るので、明日、工場に寄ってプリントしてから空港にいくことにします。その時に忘れなかったら、カメラも持っていきますね。でも、カメラがあっても、多分残念な写真しか撮れないと思いますが。。。それでも気は心。なるべく忘れないで持っていくようにします。管狸人さんと違ってPCはお家でいい子でお留守番するそうなので、ケータイの苦手なわたしは、しばしと言っても4日間ですが、姿を消すと思います。戻ってきましたらまた伺いますので、どうぞよろしくお願いします。

2011.07.22

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新工場で

3回目の会社の誕生日を過ぎ、〇回目のわたしの誕生日を間近に控えた頃会社は新工場に移転しました。Ｙ市から大事な機械の輸送をお願いした、精密機械輸送の専門業者さんの優秀さはまさに搬入搬出のプロ、運送職人集団で、その手際の良さ、仕事の確かさは、うっかり口を開けて見とれてしまうほどでした。あいにく雨が降り始める中、作業は半日ほどで終わり、わたしたちは操業開始の準備に取り掛かりました。たった3年前のことなのに、その近辺の細かい記憶が全然ありません。ほとんど夫と二人だけで作業したとは思うのですが、全てがほぼ真っ白です。当時の製造記録を見ると、Ｙ市での最後の製造、製品出荷が9月15日で東京の工場での最初の原料受領が9月25日、最初の製造、出荷が9月28日となっています。最後の製造が終わって、清掃し、部品をすべて取り外して配線も外し、輸送用に養生し、搬出搬入して、設置し、配線、部品取り付け、整備、試運転し、生産再開まで、2週間もなかったわけです。わが夫ながら、神業?と思ってしまいます。10月1日にはＹ市のＥ社向けの製品の出荷記録もありました。Ｅ社との取引はこの後もしばらく続いていたのです。そういえばＥ社の次期社長、イカ男クンのお人柄を表すエピソードを今思い出しました。新規に開設したちっぽけな工場で、ろくな看板も出ていないmamatam社、地図にも載っていませんから、郵便屋さんも、原料や資材を配達してくれる宅配便や運送会社のドライバーさんも住所から工場を探し当てるのに四苦八苦していました。それを知ってか知らずか、イカ男クンは資材のあたらしい送付先として住所はうちの会社で、社名は　株式会社Ｅ〇〇〇　東京工場と通知したようなのです。うちの工場の前を何度通り過ぎてもこの社名が見つかるわけはありません。困り果てたドライバーさんから「株式会社Ｅ〇〇〇さんですか？」と電話があり、こちらは「はいぃ？？」となるのが毎度のことでした。おなたの会社の工場は2年も前に閉鎖したじゃありませんか!自社製造をうたって営業したい気持ちはわからないではありませんが、断りもなしによその工場を自社東京工場と呼ぶのはムシがよすぎます！！そう怒鳴り込みたいところですが、ここはオトナに、穏やかに、でもはっきりと、イカ男くんに電話して注意して。。。またもやいけしゃあしゃあで送り先名の訂正依頼をＦＡＸして。。。それでも、一度社内で登録された送り先はなかなか消えないものらしく年が変わってもしばらく　(株)Ｅ〇〇〇東京工場あての荷物は届きました。新工場に移って、わたしが一番うれしかったのは、会社で、就業時間内に事務仕事ができることでした。納品書や請求書の発行、記帳などの経理事務、注文や作業記録の整理はPCでしていましたが、Ｅ社１階の作業場へはPCの持ち込みもネットにつなぐのも無理で、かといって、経理情報から、注文の履歴まで、すべてがおさまっているPCを、もちろんパスワードでロックはかけるとしても、わたしがいない間Ｅ社2階の事務所に置いておくことも考えられませんでした。ですので、PCは自宅にあり、作業は帰宅後、自宅で行っていました。ロックのしようがないＦＡＸは、もっと心配で、これも自宅にありました。仕事に関する大事な書類も、自宅に置くしかなく、発注書や注文請書などの書類の作成・コピー、ファイリングなどの事務作業も、自宅でしていました。全部終わると深夜ということも度々でした。あたらしくてもちっぽけな工場は、広々と快適というわけには全然行きませんが、工場で事務仕事ができるようになっただけで、わたしにはバンザイでした。リーマンショックは、個人の頑張りや景気など吹っ飛ばしてしまう恐ろしい出来後で、mamatam社もそのうねりに巻き込まれて危うく沈む寸前までいったのですが、前回書いたように、お助けマンＯさんの登場と、夫の普段の仕事ぶりが幸いして乗り越えることができました。2009年の年末には、今度は金銭的なことではなく、仕事の内容についてひどいだましに会いました。その仕事は、きちんと内容を告げられていればお断りするはずでした。営業部門のミスか故意か、伝えるべきことを伝えず発注が行われたためこちらは知らずに受注、製造してしまいました。製品を公的な検査機関で検査したら、数値がおかしいので発注元に知らせたところ、逆に事情を知らされ愕然。。。でした。mamatam社のように、同じ設備でたくさんの種類の製品を製造する場合、前の製品の内容物が次の製品に混入しないように、品目変更の前に設備機械の徹底的な清掃をしますが、どんなに徹底的にしても通常の清掃方法では除去できない原料があり、その一つがその製品には含まれていたというのです隠していたとしたらひどいけど、ミスで済むことでもありません。それを除去するには、特別な薬品を使って徹底清拭をする必要がありました。そうしないと、機械や設備、製造室の環境にその物質がある限り、増殖する可能性もあり、次回以降の製品に混入する恐れもあるからです。いったん製造をすべて中止して、工場内の機械設備だけでなく、床から壁から、製造部門だけでなく事務所から資材庫まで、くまなく清掃消毒を行うしかありません。ここで対応を間違えれば、わが社には落ち度は全くなくても、信用をすべて失い、すべての発注元から取引停止にされかねない非常事態でした。この時は夫は驚くほどすばやく公正に対応し、それがが功を奏して、お得意先が一社も離れることなく、事態を収束させることができました。また、だました格好の発注元に対しても、普段は控えめな夫がこの時ばかりは厳しく対応を求め、補償を求めない代わりに万全の後始末を要求してくれました。たとえ休業しても二人では完璧な除去はできませんから。幸いにも、休業による多少の納期遅れはあったものの、それがお客様に大きな迷惑となることはなく、その後の仕事には全く影響を出さないですみました。この時、徹底的に拭き落としたのが厄落としの代わりになったのか、2010年はとても好調な年になり、長年ため込んできた赤字を清算することができました。まだ借金はあるし、社長である夫は新入社員並み、わたしはパート社員並みのお給料で、人件費を低く抑えていることが黒字を生み出しているだけなので、本当の意味で儲かっているわけではないのですが、新入社員だろうが、パート社員だろうが、それでも、1年分の給料を二人とも丸ごと100％受け取ることができたのは6期目にして初めてでしたので、mamatam家はとても穏やかなお正月を2011年は迎えることができました。その後の2011年は、決して平穏とは言えませんが、会社にも少し体力がついてきたようで、3月の大震災後は注文どころか電話の1本もならない日が続いても、少し昇給して2年目くんと新人ちゃんくらいになったお給料を夫もわたしも会社に返さずに受け取ることができたのは、感慨一入のことでした。mamatam社はあと少しで6歳のお誕生日、わたしも、あと3か月足らずで〇〇歳のお誕生日を迎えます。実は夫はその前、真夏にお誕生部を迎えるのです。とりあえずはそれぞれ元気で、まだまだ山より谷の多い日々をゆっくりと楽しく歩いていけたらといいなと思っています。ふとした拍子に書き始めた長い長い起業話にお付き合いくださった皆さん、そんな語ってお聞かせするような大したお話じゃなかったのに優しくお付き合いくださいましてありがとうございました。本当にお疲れ様でした。これからもどうぞよろしくお願いします。

2011.07.20

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再び東京へ

東京への再移転のもくろみをＩ社のＮさんたちにだけそっと告げ、わたし達は、自宅近くの地域の賃貸物件情報を、まずインターネットで探し始めました。自宅近くと言っても、どのあたりの地域にどんな物件があり、賃借料の相場はどれくらいなのか、事業物件など探したことのないわたしたちにはまったく想像もつかず、何もわからないで状態で不動産屋さんに行くこともためらわれてそんな時インターネットは本当にありがたい存在でした。検索や問い合わせの結果、候補物件もいくつか紹介され、下見にも出向きました。おかげで、物件の大きさや、賃借料、改装して新規に開業するのにかかる金額など、大まかなことも把握できました。でも、帯に短し襷に長しという感じで、なかなか最終決定には至らず、梅雨の季節が近づいていました。そのことを何の気なしに弟に愚痴ったら、弟が、若い頃からの知り合いで同じ区内で会社を経営しておられる方に相談してくれてその方が姪御さんのご主人のオーノさんを紹介してくださいました。オーノさんは、設計事務所の代表で、地元で不動産業も営んでおられました。わたしたちの希望の地域や広さ、予算などを聞いて、数日後にはいくつかの候補物件を提案してくださったのです。さすがに地元業者さんで、それまでの大手さんとと違ってわたしたちの条件をクリアーする物件をたくさんご存知でした。候補を消しこんでいくたびに条件にフォーカスがあっていく感じで4回目の下見でこれぞという物件に巡り会いました。そこは1年くらい前まで鉄工所として使われていたところでその時は倉庫としてリストに載っていました。築40年という古さで、外見はボロボロですし、いろいろ難点はありましたが、自宅から自転車で20分程の距離で広さもあり、動力の電源もすでにあるということでしたし、改装して工場として使用するOKも取れ、金銭的な点など多少の交渉を経て、契約となりました。オーノさんは、本業は設計士ということで、これまでも大小の工場の設計をいくつも手掛けたというだけあってわたしが書いたものを夫が口頭で補足するというやり方でmamatam社の業務内容を説明すると、さっと理解して、不明点を尋ね返してくるという非常に明晰な方で、1週間もすると夫の希望した間取りに沿った大まかな工場の図面ができ、部材の選択や、建具のデザインなどの細かい仕様も次々に決まって行き、建築費の見積書が届きました。その前に、わたし達はオーノさんに、建築費の予算を伝えてあったのですが、残念なことに、この見積はその予算を大幅に上回っていました。開業時に実家の工場を改装して作業場を作った時、費用は最終的に見積りの金額をかなりオーバーしました。その前に自宅をリフォームした時も、やはり支払額は見積を大きく超えていました。その経験から、今回も建築費は見積書の提示額では収まらないことを覚悟していましたし、Ｅ社からの売掛金回収も、だいぶ進んだとはいえまだ未回収金が残っておりわたしたちの財政は、豊かとは全く言えないものでしたので、払いきれないかもしれない金額を飲むことはできませんでした。そのことを伝え、何割か建築費を下げてほしいと頼んだわたしたちをオーノさんは値切りにかかっていると考えたようで非常に頑なに、この金額は正当なものだと言って譲りません。工場ができたは良いけれど、建築費が払えないなんて言うことになったらこんなに良くしてくださったオーノさんに迷惑をかけてしまうし、紹介してくださった弟の知人にも、弟の顔にも泥を塗ることになります。わたしたちもオーノさんが描いてくださった図面はとても気に入っていて、そういう工場ができたらとてもうれしいと思っていましたから、そのままお願いしたいのはやまやまでした。でも、やはりそういう訳にはいきませんでした。二進も三進もいかなくなって困っていた時、オーノさんを紹介してくださった弟の知人が、姪御さん（オーノさんの奥さん）からでも聞かれたのか、君の姉さんとこ、話が見積の段階で行き詰っているらしいねと言って別の大工に、一度話を聞いてやってくれと頼んどいたよと言ってくださったのです。そのケイ工務店さんも、わたしたちがお見せした図面と最初の見積書を比べてこれは全然高くないし、再見積は難しいですよと言われました。でも、それをもっと安く作ってほしいと言っているのではなくて、わたしたちが払える金額はこれだけなので、その範囲内で、どこをどう変えれば工場ができるか、そういう見積を作ってほしいと改めてお願いしました。この話をどこからか耳にしたオーノさんは、すごく腹を立て、もうすっかりへそを曲げてしまったようで、自分は手を引くので、どうにでもそちらの好きなようにしてくださいと電話してこられ、わたしたちは完全に拒否されてしまいました。あんなにお世話になったオーノさんの厚意を踏みにじるような形になり、夫もわたしも申し訳ない気持ちで一杯でした。でも、袖は無いと分かっているのに、それを隠し、振れるふりをして注文を出すことは本当にできませんでした。フェラガモさんなら、きっと、だますわけじゃない、その時には支払えるようになってるかもしれないんだからと言ったかもしれません。確かに私たちは憶病すぎたのかもしれません。けれど、まだまだ新米経営者のわたしたちは、そこまで大胆にはなれず後で、オーノさんにお金のことでご迷惑をかけるよりは、今、わたしたちがイヤな奴になる方がずっとましだと思い、オーノさんには鄭重なお詫び状を書きました。設計や仲介をしていただいたその手数料はお支払いしたいので請求書を送っていただきたいという一文も添えましたが、一切連絡をくださることはありませんでした。弟を通じて伯父様にも伝えてもらいましたが、いいよ、向こうが怒ってんだから、別に気にすることぁないよと言っておられるとのことで、結局そのままになってしまいました。思い出すと、これは今でも口惜しく、申し訳ない気持ちになります。さて、工務店のケイさんは、また、本当に良い方で、オレ、もうヤなんだけどさあ、と言いながら一生懸命工夫して最初の図面に少しの変更を加えただけで、希望金額に近い見積を出してくださいました。来週、田舎に帰んないといけないんで、帰って来たら工事始められるよというケイさんに、前金を渡し、部材などの手配をお願いしました。この時、7月下旬。工期は2ヶ月。わたしの誕生日には、新しい工場でケーキが戴けそうだとわたしが言うと、夫はひとこと、「へえぇ」。。。うん？なに、それだけ？？この数日後、首都高熊野町ジャンクションでタンクローリーが横転炎上する大事故が起こり、東京中が大渋滞に巻き込まれることになります。まだ、Ｙ市への通勤を続けていたわたしたちももろにその渦中どっぷりはまり、それまで片道1時間程だった道を、一番ひどかった日には、11kmの渋滞で5時間かけて帰ってくる破目になりました。あと1か月の我慢だね。移転を決めていてラッキーだったね。と他の方には申し訳ないことを、夫と話したのを覚えています。そしてさらに1か月後の2008年9月、今度は日本どころか世界中が大渋滞ならぬ大金融危機に見舞われることになります。世間がリーマンショックと騒いでいたこの年末にかけて、わたしたちは最後の期限超過の売掛金をＥ社から回収し、新しい工場も軌道に乗り、工場移転が注文に悪影響を与える様子もなくて、めでたしめでたしの気分でした。特に影響が出なくても、こういう状況では工場移転の決心はつかなかっただろうから、その前に移転が決まっていて、いろんな意味で運がよかったと思いました。けれど、歴史的な大恐慌という大津波は、到達にタイムラグがあっただけでちっぽけな会社だからと言って逃れられたわけではありませんでした。翌年の春、桜の花が散るころには、お父さん、来月もこの状態だと、廃業の決心してもらわないといけないかもと夫に伝えなくてはならないほど、ひっ迫していました。そのピンチを切り抜け、mamatam社が今も存続していられるのは、前回も触れたＥ社の元営業所長Ｏさんのおかげでした。

2011.07.20

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避難所に届くそうです

缶詰6個のセット。届け先は福島県双葉郡富岡町の避難所です。わたしも天楽007さんのブログで教えていただき、参加しました。この季節、避難所での暮らしは大変だと思います。たった6個の缶詰ですが、少しでもお役にたてたらうれしいと思います。【楽天たすけ愛】第18弾・缶詰セット【福島県双葉郡富岡町の避難所にお届けします】※支援物資のためご自宅用にはご購入いただけません ※振込みおよび代引決済不可

2011.07.20

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おとうさん、東京に帰ろう

暑がり屋さんにうまく誘導尋問されてコメントに書いてしまいましたが、わたしたち、間借りしていたＹ市のＥ社の社長さんをフェラガモさんと呼んでいました。うちの会社に見えた時履いていたのが、フェラガモの靴だったのです。もちろん仕事が好調でお金に余裕があった時に買われたものだったのでしょうが、わたしたちが移転する前にたくさんの社員の方が辞められ、中にはまだ未払い賃金が残っている方もおられるという話を聞いている身としては、あの靴を思い出すとなんだかなあと思ったものでした。何か、そういう人情の機微を解さないところがあの社長さんそのものという気がして、フェラガモさんとひそかに呼び習わしていたわけです。社長がそうなら、後継ぎでわたしたちと直接関わる部署を率いていた二男のイカ男さんも、他人を、利用する対象としか考えていないように思える方で、今、思い返しても、気持ちよく仕事ができた記憶がありません。Ｙ市に通った1年3か月を耐えられたのは、ひとえに、同じ構内でわたしたちと同じような立場で働いていらしたＩ社のＮさんご一家の温かい人柄のおかげです。移転していった私たちに対して、まったくと言っていいほど心遣いを見せないＥ社の人たちとは反対に、ロッカーの割振りから使い方、私物や資材の置き場所から、ごみの捨て方、使っていい物いい場所、お昼をどう食べるか、休憩はどこでどうとるかに至るまで、ありとあらゆる面倒を見てくださいました。わたしたちより1年遅く起業され、わたしたちよりもっと大変な状況ででも、本当に誠実に温かく他人に正対する姿勢が素晴らしいと思いました。1年間、ずっと助け合って営業を続けていました。仕事の面でもとてもいいご縁を結ぶことができ、わたしたちが東京に戻ってきてからも、お互いの知識や情報を提供し合い、お互い注文を出し合ったり、取引先を紹介し合ったり、本当にありがたいお付き合いを続けさせていただいています。以前に日記に書いた「ヒミツののコラーゲン」を紹介してくださったのも製造元から仕入れて販売してくださっているのもこのＩ社さんです。また、Ｅ社の営業をしていらして、わたしたちの移転前に退社されていたＯさんも、Ｅ社を通して知り合った方のおひとりです。わたしたちが、Ｅ社を通して受けた注文の発注元を担当されていたのがご縁でした。その後、東京に戻っていたうちの会社を、Ｅ社と手を切って、新しい受託先を探していたその発注元とつないでくださったのがＯさんでした。このＯさん、海千山千の経歴で、見た目もいかついオジサンなのですが、内面は実に義理堅くて優しく、これまた「意気に感じる」タイプであまり他人に気を許さない夫が、珍しく何回かお会いしただけで大好きになり、今ではほぼ毎月一回ご一緒にゴルフに出かけるお付き合いを続けていただいています。他にも、Ｙ市時代に知り合い、今でもお付き合いを戴いている方が何人か会社が何社かあります。東京に戻ってきて3年、リーマンショックがあり、東北関東大震災があり、山あり谷ありではなく、「山は少しあったもののほとんど谷あり谷あり」、特にリーマンショックの数か月後には、来月いっぱいこの状態が続いたら、事業をやめる決断をしてもらうしかないと思ったこともありました。その時期を何とかしのいでこれたのは、もうだめかも。。。と思ってあきらめかけた時に、夫のサラリーマン時代からのお付き合いで起業後もずっと応援してくださった友人や、お得意先での知り合いの方たちや、起業後に知り合ったたくさんの方たちがふと差し伸べてくださった手のおかげでした。3年前の5月、不安は一杯でしたが、もうフェラガモさんともイカ男クンとも仕事をしたくない、Ｙ市に通うのももう沢山、お父さん、もう東京に帰ろう、とお願いして、わたしは家から自転車で通える場所の貸工場探しに取り掛かりました。

2011.07.19

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売掛金回収大作戦

自分がお勤めしていた頃も、夫がサラリーマンだった時も働いたらその報酬(お給料)をいただくのは当然だと思っていました。でも、オーナー社長(って名前はムダにかっこいい)の家族になってみると、それはちっとも当然ではありませんでした。会社は入ってきたお金を、まず、仕入れ代金や、各種料金、賃貸料の支払いに当てます。社員さんがいればお給料を支払い、借金があれば返済も行います。すべての外部に対する支払いが済んだら、社長(と家族)に給料を支払います。入金が外部への支払の額に足りない場合は、社長が会社にお金を貸し付ける、つまりお給料を会社に戻すのです。それで会社は支払いを行います。売掛金の入金が滞留して、資金がショートすると、社長は、働いても給料はもらえないと同じです。それだけで済めばましで、給料より多い額を貸し付ける事だってあります。翌月にでもそれが返してもらえれば良いですが、必ずしもそうはいかず、会社の経理上の赤字が増えれば、社長家の実質的な赤字も増えていく仕掛。このころ、mamatam社とmamatam家ではそういうことが起きておりました。工場移転で共存共栄を目指した相手のＥ社Ｆ社長の辞書には、どうやら「共」という文字はないらしいと言うことが次第にはっきりしてきました。それで、わたしたちはウナギオヤジの教訓を生かし、Ｅ社に対して「注文には前金を」というお願いをすることにしました。前回も書いたように、製造のための原料はほとんど支給されますが、一部調達しなくてはならない資材もあり、その支払いを滞らせてしまうと、mamatam社のような零細かつ新規の会社はレッドカードで一発退場、すなわち、即取引停止の憂き目にあいかねません。そうなったら、Ｅ社の注文だけでなく仕事がすべて出来なくなります。　それではmamatam家の老後資金まで水泡に帰してしまいます。わたしたちは危機感で一杯でしたし、Ｆ社長にもそんなことは十分に分かったはずですが、彼には、わたしたちの事情を思いやるような言動はまったく見られませんでした。そのような事態を避けるために、何とか資金を確保しようと、Ｆ社長には、まず、無茶に大きすぎる要求をぶつけたわけです。売掛金すら滞留させるＥ社が前金を支払うわけはなく、何回かの会談で要求を少しずつ後退させた結果、Ｅ社から、毎月約定の支払日には当月支払予定額の全額を必ず振り込むという約束を取り付けました。最低限仕入れ代金支払いの資金が必要なわけですから、名目が何であれ、毎月の入金が確実になれば問題ナシです。そして、やむを得ず遅延する場合は、前もって通知すると同時に遅れる日数(支払予定日)を明確にするという条件もつけました。その約束は、当然のごとく何回も破られましたが、わたしは、毎回、相手の事情など何も知らない人のように、「今月入金していませんでしたが、どうかなさいましたか?」と２階にお伺いに行くことを繰り返しました。「ああ、そうですか。それで、入金は何日後になる予定ですか？」これも毎度のセリフ。鉄面皮には、いけしゃあしゃあで対抗したのです。さらに、支払いの優先順位は、うるさくせっついた順という情報に基き何度も文書での売掛残高確認やＦＡＸ(同じ構内なのに)での支払いお願いをＦ社長あてに送り、滞留分の回収を少しずつ実現していきました。毎月の支払いを確保しつつ、一時は税理士さんも裏声になるほどあった売掛残高を半分以下に減らしたのは1年くらい後のことでした。そしてこの一年間で、夫とわたしの疲労はピークに達していました。毎日2時間以上の通勤と残業。家事があるからと言っても、車通勤では、わたしは後から出勤ということもできず、お先にと早めに帰ることもできません。Ｅ社の社長だけでなく社員の人たちが見せる常識はずれの行動の数々、ガソリン価格高騰(覚えていますか？リッター170円とかの頃です)のストレス、資金繰りのストレス、さらに作戦立案と実行のストレス。本当に、二人とも、疲れることばかりでした。お父さん、もうここ出て家の近くに戻らない？という言葉がわたし口から出始めました。その一年ほどの間に、夫の頑張りが実を結び、技術力を認めていただけるようになって取引先も注文量もだいぶ増えてきていました。Ｅ社に支払っていた工場家賃に、1か月6-7万円に及ぶガソリン代、高速代、2か所の駐車料金、そして1日2時間×2人の時間給。多分電気代も半分以下になる。それらを計算すると、新しい工場を借りることは十分可能に思われたのです。もし、Ｅ社とのつながりが、もっと温かく深いものだったら、違ったでしょうが、わたしにあったのは、もうたくさんという思いだけでした。Ｅ社には、感謝することもあるけど、それだけのものはもう返したんじゃない？あの人たちは、わたしたちがどんなに協力してあげたって何もわからないし何も感じないと思うよ。そうして、移転から1年後のゴールデンウィークを前にわたしたちは、また東京に戻ることを模索し始めました。

2011.07.19

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Y市への移転

ウナギオヤジの詐欺騒動のさなか、隣県のY市に工場移転をしたmamatam社、ゴールデンウィーク明けに本格稼働が始まりました。このいきさつも話せば長いことなので、手短にお話しします。前の年に始まり、最初は調子よく動いていたＥ社との取引が、年が明けると少しずつ雲行きが怪しくなり、売掛債権が膨らんでいきました。原因は業績不振。製造部門の不採算でした。すったもんだの末、Ｅ社は工場の機械を売却し、営業部門のみに縮小して存続、わたしたちは自前の機械と共にＥ社の工場に移転することになったのです。わたしは反対したんだけど。。。2007年5月、家から車で片道1時間以上かけて毎日Ｙ市に通う生活が始まりました。それは、また、一方で稼働時間が2時間減るということであり、他方では、それまではわたしの実家で家賃ゼロ、自転車通勤で交通費もゼロ、水道光熱費もごくわずかしかかからなかったのが、工場家賃、ガソリン代、家と工場近くの2か所の駐車場代、大きな工場向けの高い電気代設定で、合わせて毎月30万円ほども経費が増えるというジレンマ。Ｅ社とmamatam社が共に良くなる為だから頑張るしかないというのが夫の考えでした。さて、一方のＥ社はと言えば、相変わらず入金は滞留しがちでした。わたしたちの会社は受託製造という業態で、原材料はほとんど注文主から支給されます。とはいえ、受託側で用意する材料もないわけではありません。製造設備を売却した後も自社製造をうたって営業を続けているＥ社の受注の大半の製造を受託していたmamatam社にも、仕入れは発生し、仕入れ代金は製造の翌月に支払わなくてはなりません。そして、毎月の経費の大きな割合を占める人件費と光熱費、家賃など賃料、それらは、当然ながら、即現金支払いです。同業者であるＥ社にもこの辺りの事情はよくわかっていたはずなのに、事前に連絡もなく、支払日当日銀行に記帳に行くと未入金ということが続き売掛債権は減るどころかますます増えていきました。2階に上がって社長さんを探し、聞いてみると、資金繰りがつかなくて…とその事情を、まあ語ること語ること。言葉巧みな説明を聞いては引き下がるしかなく、でも、なじむに従い、外には漏れないＥ社社長Ｆ氏のトンでも話がわたしたちの耳にも入ってくるようになりました。あちこちで少しずつ資金を借りまくっていること。知り合いはもちろん、元の従業員にまでその範囲はわたること。返済したという話はあまり聞かないこと。従業員への未払い給料は多い人では300万円に及ぶこと。支払いの優先順位は、支払わないと自分が困るところ、仕事に支障をきたすところ、うるさく催促するところで黙っていたらずっと無視されること…etc.etc.同業者なんだからわかるはず、わたしたちの、ともに良くなっていこうと言う思いは伝わっているはず、と考えたわたしたちは、とんだ甘ちゃんだったのです。ある元社員さんの名言「あの社長は、人の好意に寄りかかるのじゃなく、　その上の腰を降ろして見えなくして、　黙っていれば穴を掘って埋めちゃう人ですよ。」社長の呆れた倫理観のなさが判明したからといって、鍋釜背負って同居を始めてしまった以上、もう撤退はできません。ここまでの自分たちの不明を恥じて、これから先の作戦を考え直すしかありません。またまた、呆れたオヤジ社長に怒り心頭のmamatam、そしてお金のことはあまり言いたがらないけど、さすがに今回は怒った夫、二人三脚で売掛金回収作戦を開始することになりました。

2011.07.18

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ウナギオヤジ　ー　詐欺の結末

今朝からずっと変だった楽天ブログ、ようやく旧に復したようです。午前中書いてる間なんだか不安定で、また全部消えないかとおっかなびっくりアップしました。そうそう、東京地裁に訴状を提出した話でしたね。この時手数料と郵送代を払うのですが、それがこの訴訟の費用で全部合わせても10000円くらいだったと思います。地裁の売店で買います。それで面白いのは郵送代。〇円の切手〇枚△円の切手△枚□円の切手□枚って決まっていて、その通りに買います。で、地裁に提出した訴状が被告に送達されます。送達っていうのは裁判所が訴状を郵送する特別な方法らしいです。裁判は、訴状が被告に受領されて初めて可能になるそうです。これも内容証明みたいに受け取り拒否されたら?と聞いたら、所在が分からなくて受領されない場合は裁判ができないけれど日を改めて何度も配達され、居留守とか受取拒否などの時は訴状の内容を全面的に受け入れたとされて原告勝訴になるそうです。だから、夜逃げしてないかどうか調べなさいと言われたわけです。ドキドキして待っていると、厚かましいウナギオヤジも裁判所の訴状はさすがに無視できず受け取ったらしく、少額訴訟裁判の日取りを地裁から知らせてきました。その日までに代金が支払われなければ裁判ですよということです。それでも、ウナギオヤジからはウンともスンとも言ってこなくて、わたしたち夫婦もいよいよ裁判を覚悟しました。たった一日とはいえ、超零細企業では、社長が外出すればすべての業務が一日分止まってしまいます。けっこうイタイ。でも、仕方ないです。気持ちも経済も不払いを許しておくことはできません。そして、迎えた裁判予定日の前日。東京地裁から電話がありました。ウナギオヤジが、今日代金を全額振り込みました　と地裁に電話してきたというのです。急いで銀行に走ってみると、確かにウナギオヤジの名前で不払い代金が振り込み手数料も差し引かずに入金していました。銀行のロビーからすぐに夫に電話しました。さすがに声がちょっと詰まりました。熱血弁護士のQくんにも早速報告し、夫の郷里の酒造会社「黄金酒造」の全芋焼酎（この説明は長くなるので省略！）「蘭」とお隣り霧島町の「明るい農村」の紫芋バージョン「農家の嫁」を贈りました。芋焼酎ってこんなにおいしかったんだととても喜んでもらいました。あとは、次の飲み会の時、お好きなおつまみ1品とカラオケの熱唱権1回分サービスするから！と。ああ、なんて麗しくも安上がりな友情。ウナギオヤジには、一言ゴメンナサイくらい言ってほしかったけど、もう、会いたくも話したくもない気持ちもあるし、まあ、一件落着、めでたしめでたしでした。だって、少額訴訟に限らず裁判で勝訴したからと言って必ずしも代金が回収できるとは限らないそうなのです。裁判所は払いなさいよとは言ってくれるけど、代金取立てまでしてくれるわけではありません。差し押さえとかの手段に出なければならないことも往々にしてあると言います。そんなことにならなくてよかったと思いました。でも、mamatam社の受難はこれで終わったわけではありません。ホントに世の中には、こんなに信じられない倫理観を持った人がどうして何人もいるのだろうかと、あきれ返りました。次の呆れたクンは、わたしたちが頼まれて工場を移転した移転先の会社の社長サンでした。ウナギオヤジのお話が終わったので、またここで細切れアップさせてもらいますね。休日出勤中のmamatam社の社長さんもそろそろ帰ってきそうですし。では、また後ほど。よろしかったらお越しください。

2011.07.18

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ウナギオヤジをやっつけろ！

わたしたちがウナギオヤジの詐欺に遭いかけたのは開業から1年3か月ほどたったころ、すでに店頭で販売している、かなり高額な商品の売れ行きが良いので製造数量を増やそうと思い、新しい製造委託先を探していると、突然電話があったのが発端でした。その頃はわたしは雑用、事務・雑務にしか携わっておらず、どういういきさつでその会社がうちの会社を見つけ、連絡してきたのか、今でもよくはわかりません。入金がなくて、わたしが、詐欺だと怒りまくったいきさつは昨日書いた通りで、未収金は32-3万円だったと思います。すこしずつ注文も増え来たものの、まだ開業1年半、赤字体質からは未だ抜け出せず、一方で取引先に頼まれて、工場を隣県のY市にあるその会社の構内に移転したので、出費も雑用も腹十八分目くらいあり、そんな中でお金もですが、ただ働きをさせられたことも本当に悔しく、そうなると、その口惜しさが、信じられないエネルギーを生み、何日も何日も徹夜を重ねた、あの補助金申請の時に勝るとも劣らない行動力につながりました。我が事ながら、今考えてもこんな顔になるほど、怒ったオバサンはホントに怖いです。何をしたかというと。。。まず、無料法律相談というのを申し込み、夫婦で出かけました。いきさつを説明すると、30万円程度の不払いに関しては、少額訴訟という、弁護士なしでできる裁判制度があると教えられました、インターネットや図書館で出来る限り詳しく調べてみて、これだ！と思いました。ただ、相手の会社が夜逃げしていて住所が不明だと裁判ができない、破産していたら裁判で勝ってもお金はとれない、ということで、まず敵情を視察に出かけました。家から地下鉄、JR、私鉄と乗り継いで、まず所轄の法務局に行って登記簿？を閲覧、ついでに地裁にも行って事情を話し、書記官という若いお兄さんからのアドバイスを受けて、心構えと準備をしてから、敵の会社を見に行きました。私鉄の駅から３０分もバスに乗って目的の住所についてみると、その会社はありましたが、電気もついておらず、無人みたいです。郵便受けからは郵便物がはみ出しています。でも、大きな出窓から覗くと、宅急便や電気、水道の請求書が積んであるのが見えました。誰かが郵便物を偶にに取り込んでいるらしく、どうやら無人ではないらしい。裏に回ってみると、台所の窓には洗剤類の影が見え、誰かが暮らしている様子。気づくと電気のメーターがすごい勢いで回っていました。7月の真夏日のこと、どうやら２階でエアコンが作動しているようです。裏手のガレージには車種は分かりませんが、３ナンバーの乗用車も見えます。夜逃げもしてないし、破産するほどまでには困っていないと見ました。近所の人の話も聞いておくといいですよと地裁でアドバイスされていたので、通りすがりの日傘の女性に聞いてみると、お父さんの入院は本当らしく、二人住まいの息子さんの姿は最近も見かけるとのこと。やったね。少額訴訟は地方裁判所で行いますが、双方のどちらかの住所地の地裁を選べます。裁判になった場合は１日だけですが、出廷しなくてはならないので、こちらが遠路出かけていくのは、もうまっぴらと、東京地裁を選びました。裁判所って近寄りたくないイメージですが、こうなっては仕方ありません。地裁とはいえ、霞が関の官庁街の一角、すごいビルに東京地裁はありました。東京地裁（確か１階）にはいろんな相談事をうけつける窓口があり、番号札を取って順番を待っていると名前が呼ばれ、ブースに入るとカウンターの向こうには３０代くらいの利発そうな女性がいました。少額訴訟を起こしたいと、事の起こりから調べてわかったことまで話すとS県の地裁の書記官お兄さんのアドバイスは大変的確だったようで、それだけわかっていれば十分だと、係の女性が言ってくれました。訴状のひな型をいただき、集めたらよい証拠書類のことも教えてもらいました。実は、この前に弁護士の友人に、図々しいとは思いましたが、メールで相談していました。彼は高校の同期生で特に親しいわけではなく、お互い名前を知っている程度でしたが、今回の例にこの制度を適用できるかアドバイスをほしいとお願いしたのです。詳しく内容を教えてというので、詳しくいきさつを記したメールを送るとこういう詐欺まがいの手口を使う輩は絶対許せないから泣き寝入りしちゃダメだよと励ましてくれました。「今後のためにも良い勉強になるから、　法務部を立ち上げたつもりでやってみるといいよ。」ちょっと涙出そうでしたよ。で、まず、第一歩はいきさつを書いて、お金を払ってくださいという手紙を内容証明で送りなさいといわれ、下書きもチェックしてもらって、郵送しました。ところが、この郵便は受け取り拒否で戻ってきたのです。そんなこともあって、やっぱり訴訟しかないねということになり、会社見てきました。東京地裁行ってきました。というメールに丁寧に答えてくれていました。そして、仕上げには、わたしのごちゃごちゃした文章から、訴状のひな型まで作ってくれて、良かったら使ってと、「こうこうだからあなたは悪い。お金を払って！」という内容の例の小難しくエラそうな法律コトバを使った文章を送ってくれたのです。もちろん、そのまましっかり拝借して、集めた証拠書類もチェックしてもらって、提出日の、その夏最高の暑さの日に、霞が関のオフィスに行ってまいりました。さて、今から出かけるので、夕方また続きを書かせていただきます。いい加減長くて飽きた！とお思いの方もいらっしゃる（たくさん？）と思います。わたしも早く書ききってすっきりしたいです。頑張りますので、もう少しご辛抱を

2011.07.18

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開業

夫の定年退職の日が近づき、開業に向けてすべきことはますます増えていきました。夫が休暇を使ってするだけでは間に合わず、わたしもしばしば駆り出されました。すべきことは山積みで、体は忙しく動いていましたが、わたしの内心は、実は、まるきり他人事モードのままでした。やがて、退職の日がやってきて、夫は、法務局に行って会社の登記をし、同時に区の開業支援融資を申し込みました。これでもう後戻りはできません。家の方でも、年金受給手続きをし、雇用保険の手続きにも行き、退職金は昔のように自動的に口座に振り込まれたりしないので、それも問い合わせたり手続したり…この時期は本当に大変で、これを思い出すままに書いていくとまた一晩かかってしまいそうなので、ここはひとまず飛ばすことにします。ただ、定年間近のご主人を持つ友人には必ず伝えることがあります。夫がサラリーマンでなくなると同時に、Ａ　わたしは、年金の第3号被保険者でなくなりました。　　そして、年金保険料の支払いが始まったのですが、その保険料に　　驚きました。13,000円。年額ではありません、月額ですよ。Ｂ　健康保険を国民健康保険に変更し、その保険料が通知されました。　　これは前年度の収入から計算されるためか、家族3人で年額36万円。嘱託はバカバカしいとおっしゃる方は多いですが、サラリーマンを辞めるとこれだけのお金がかかるということ、わたしも他人様のことは言えませんが、知らない方多いですよね。さて、1週間ほどで登記も完了し、いよいよ新会社がスタートしました。もしも注文が来ても工場の準備ができていなくては断らなくてはならないと焦る夫につられて、わたしも毎日工場に出かけて機械や周辺機器、空調設備の設置や設定を手伝い、電話を引き、実家で仕事ができるように模様替えをし、さまざまな買い物に走り回りました。1か月もして、製造の準備が整いましたが友人や業者さんから来るはずの注文は、うちをよけて通っているようでした。退職前のメンテナンスや修理の仕事が、退職後も夫のメインの仕事でした。せっかくの高い機械も、高い技術力も、注文がなくては働けません。わたしは、開業準備の時に、それまで所属していたサークルなどをやめて、遊びの回数は減らしましたが、それでも平日2回は予定を入れていました。注文がないことも全然気にならず、ダメだったら会社をたためばいいだけじゃない？なんて思って。。。ひどい奥さんもあったものです。それでも、少しずつ本業の製造にも注文がいただけるようになり、それは、やはり夫が前の仕事で知り合っていた方たちが何らかの形で関わっているものがほとんどでした。それにつれて、わたしの仕事も増え、パートタイマーでは済まなくなって否応なしに、仕事に巻き込まれていきました。それでも二人分のお給料を毎月払える程の注文量はありません。会社の財政状況は悪化の一途でした。半分だけ使うはずだった退職金はもうほとんどなくなりかけ、老後の蓄えと息子の学資にと言っていた貯金も無事では済まないかも、そう思うとそれまでのようなお気楽モードでいることはできなくなっていました。そんな時、ある補助金制度をインターネットで見つけました。細かく調べてみると、受け取る資格がありそうなので、夫に提案し、申請してみることにしました。その補助金はある独立行政法人という組織を通じて申請を行うということでわたしは、電話で問い合わせて、話を聞きに出かけていきました。それで分かったことは、申請する多くの会社は社会保険労務士という方に申請書の作成をお願いしているということでした。もちろん有料です。わたしたちには、そんなお金はないし、でも暇ならたっぷりあるのです。担当の方にお聞きすると、書類はかなり大変だけど、教えてあげるから言われた通りにやれるなら、頼まなくてもできるよ言われたのです。大事なのは、受給資格をごまかしてないことと、言われたとおりにきちんと真面目に書類をそろえることだよ。。。と。幸い、相談に行った数週間後に募集が始まる、しかも私たちの会社が申請できる資格があるのは、その回と次の回だけというタイミングの良さ。すぐに申請書をいただき、2ヶ月かけて提出書類の下書きを作り、必要なものをそろえ、何度もその法人の事務所に足を運んで、書類を作成しました。綴じてみると、その厚さは3cm近くありました。最後にはよく頑張ったねとお褒めをいただき、「では12月28日に必要書類を全部持って社長さんと一緒に提出にいらっしゃい。」結果は1月末くらいには連絡されるとのことでした。まあ大丈夫だから、心配しないで待ってなさいと担当者は言われましたが、その1か月の長かったこと。その法人からの封書を受け取った時は、喜びと安心感で涙が出ました。税理士さん（その頃の担当はまこと君ではありませんでした）もこんな補助金があるんですねと驚き、その補助金の額に驚き、「融資じゃないから、返済しなくていいんですって」に驚き、わたしはもう鼻高々でした。初めて未知の会社からの引き合いがあったのは、もう少し後のことでした。張り切って出した見積はすんなり通って、発注をいただき、無事納品も完了。いよいようちの会社も芽が出るかしら？と喜びました。ところが、請求書を出したものの、予定の日に入金がなく、催促にも返事が来なくなりました。ちょうどその同じ頃工場を移転する話が急に決まり、バタバタしていたこともあって、気づいたら納品から半年近くがたっていました。その頃には私の堪忍袋の緒も切れかけていました。ライオンズクラブ会員だとか、〇〇県産業奨励賞受賞だとか、確かにインターネットにもそう載っていて、夫はまだ半信半疑でしたが、短気なわたしは、あれは絶対確信犯だ、詐欺だと息巻いていました。ずっと通じなかった電話に、ようやく出たと思えば「今、父の病院なので」と切られてしまい、さすがの夫もおかしいと言い始めました。半分素人みたいな超零細企業だから、何もできないと見くびってるんだとわたしはもう完全に怒っていて、「バカにすんじゃないわよ、あのウナギオヤジ！」そこまで怒らせると下町の女は怖いのです。あのウナギオヤジの顔を思い出すと、今でもふつふつと腹が立ってきます。え～と、まことに申しあげにくいのですが、この続きをまた明日書かせていただいていいでしょうか？何だかまだ長くなりそうですし、実は一回途中まで書いたのを、マウスの操作ミスで丸まる消してしまい、また最初から書き始めたので、もう目はショボショボ、肩はパンパンです。短く端折ると、あとで胸がムズムズしそうだし、本当に長くてご迷惑様だと思うのですが、どうぞお許しを。では、おやすみなさい。

2011.07.17

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夫の定年そして起業

先日足跡をたどっていろんなブログをお訪ねしていたら、脱サラして起業しようとしている方に行き当たりました。うちの夫はサラリーマンでしたが、6年前、定年退職と同時に起業しました。いわゆる脱サラとは少し違いますが、それでも、その方の日記を読んでいるうちに忘れていた6年前のことたちが頭の中によみがえってきて思わず応援の書き込みをしてしまいました。定年退職の日が近づくにつれて、その後の仕事のことは夫婦の話題にはなっていました。夫は、産業機械の輸入販売する会社のサラリーマンでした。海外の親会社から輸入した機械/ラインの据付やメンテナンスが仕事で、その機械に関しては技術も知識も日本一と自負もしていたようですが、退職前の数年は、社内での管理業務がほとんどになり、人間より機械と向き合っている方が性に合う夫にしてみれば、さぞストレスだらけの日々だったろうと思います。家族や生活のこともあり、また、もともと好きな仕事でもあったので頑張れたのでしょう。嘱託として残れば、もうタイトルはなくなりますから、元の現場仕事には戻れますが、待遇がガタンと悪くなります。それで暮らしていけるのか、年金はどうなのか…そんな話をしていたのです。それが、退職予定日の2-3か月前になって、突然、「会社には残らない。今担当している機械を購入し、会社を起して　その機械を使って製造業を始める。今までの技術の仕事も、　新しい会社で請け負う。」と言い出しました。今まで仕事で知り合ったお得意さんや業者さんたちが応援してくれるから、営業はしなくても注文が来ると言います。で、わたしはどうなるの？と言うと、伝票関係はやってもらうけど、他にすることはほとんどないから、月に10日くらい、それも不定期、不定時でOK、家でできることも多いから、今までの生活を続けて大丈夫だと、つまり、今まで通りのスケジュールで遊べるよと甘～～～いお言葉。だけど、機械は？あれ、ライン組まないで単独で買ってもウン千万でしょ？というと、今、事業部長と交渉中で半額以下で売ってもらえそうだから、区からの新規開業融資を受ければ大丈夫！と。場所は、わたしの実家で父が小さな工場をしていた、そこに手を入れて始めたい。（実はこの父も、定年後の起業者でした）お金がかかるのは大体それだけ。開業の手続きも定年前の休暇に友人たちに手を貸してもらって自分でする。退職金の半分だけは、資本金と開業資金に開業費に回したい。家の貯金には手を付けないつもりでいる。そんな風に夫は言っていました。わたしは呑気にもそのすべてを真に受けて、それならあなたのしたいようにしたら?と言ったものでした。定年後に小さな工場をしていたとはいえ、父の開業は全くの成り行きでした。定年になった時に、社長さんから、機械も仕事も世話するから、自宅の一部を改装して、外注に出している仕事をやってほしいと頼まれたとのことで、ああ、いいですよと、本当にすんなり昨日までのサラリーマンが、零細企業の職人社長になったのでした。厚生年金で十分暮らせる時代のこと、ボケ防止を兼ねて始めた、ほとんど趣味の様な事業でしたので、経営の苦労なども知りませんでした。だから、わたしはサラリーマンの娘がサラリーマンと結婚したも同然、むしろ父を見ていたために、自営業を甘く見てしまったのかもしれません。夫は、定年前の有給休暇を利用して、、電話を掛けたり、カタログを取り寄せたり、人に会いに行ったり、申請書を作るのに必要なことを調べたり、お願いしたり、開業の準備をしていました。わたしは、一生懸命に何かしてるわね、くらいしか思わず書類のタイピングをしたり、銀行に行ったりと頼まれれば手を貸すだけでした。ありきたりの起業の話でそんなにたくさん書くこともないと思って書き始めましたが、思い出して書いているうちにいろいろ浮かんできてとても終わりそうにありません。そろそろ夕飯の支度をしなくてはならないので、今はこのくらいにして、あとで続きを書こうと思います。だらだらとごめんなさい。続きはなるべくすぐにアップしますので、もしよかったらまた後で見に来てください。

2011.07.17

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バンドワゴン　または　楽天人気ランキング

先日は東亰バンドワゴンのことを書きましたが、先ほど友人と話していたら、博学な友人が教えてくれました。まず「亰」の字について。これは京の俗字とのことでした。俗字っていうのは良くわかりませんが、江戸が東京になったころ、この字をあてることもあったのだとか。中国にも東京という町があるそうで、紛らわしいので日本の東京には亰の字を使ったという説もあるそうです。もう一つ、バンドワゴンというのは、日本語に訳すと楽団車、お祭りのパレードなどで楽団（バンド）を載せた車（ワゴン）のことだそうで、まさに読んで字のごとしですね。日本のお祭りだと、山車とか祇園祭の山鉾とか？その車が来ると一気にお祭り気分が盛り上がるというそういうところから、転じて、パッと盛り上げて景気を付ける物のこともいうんですって。バンドワゴン効果という言葉もあって、それはマーケティングで使われるそうですが気分が盛り上がることが消費拡大につながるというか。。。ホラ、「〇〇って最近人気らしいよ」って聞くと買ってみようかな？と思うってありませんか？楽天人気ランキングとか。選挙とかでも、優勢って報道されるとより人気が高まると言われますよね。そういうのを一言でいうとバンドワゴン効果。一言で言わなくてもイイと思うんだけど、何にでも名前ってあるんだなと思ってしまいました。とはいえ逆もあって、それはスノブ現象というそうです。おお、横道にそれまくり。ということで、小路幸也さんの小説の舞台である古本屋さん（というよりは、由緒正しき古書店という感じなのですが）、東亰バンドワゴンの店名の由来は、。。。いまだに不明なのですが。。。小路幸也さんにお手紙でも出して伺うのがよいのでしょうか？それともシリーズの中でいつか解き明かされるのを待つべきでしょうか?

2011.07.16

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野菜を最初に食べましょう

大変失礼しました。中途半端な状態で公開するボタンを押していたみたいです。miketaさん、ありがとうございました。続き、書きました。少し前にN〇Kの「試して〇〇テン」で、血糖値を劇的に下げる方法として「野菜を一番先に食べる」というのが紹介されていました。夫もわたしもお野菜は好きだし、息子も今どきの若者としてはよく食べるほうだと思います。しかも、毎週超新鮮な旬のお野菜が産直で一週間分届くことになっています。ただ、何せわたしが作る暇がないので（えっ？気がないの書き間違いでは？）ついつい残念な食卓になりがちです。しかもこう暑さが続くと、煮物炒め物など火を使う料理はますます億劫になり、減る一方。昨日、とっても暇な仕事を終えて、珍しくしっかり体力を温存した状態で帰宅すると、夫は今から新幹線に乗るという。よし！時間はある！！あとはやる気！！！そこでわたくし、一念発起して（って、それほどのことか？という声も聞こえてきますが）冷蔵庫にたっぷり残っている、もとい、保管してある野菜で何種類か漬物を作っておくことにしました。こうしておくと、いろんな野菜がたくさん摂れてとってもいいです。作ってみれば超簡単なんだから、早くすればよかったと自分に突っ込みいれています。モノグサな自分を反省です。せっかくだからいくつか紹介しますが、例によって例のごとく写真はナシです。いつもいつも写真はナシで、なんとなく真実味にかけますね、このブログは。それはさておき、一番おいしくて、今朝までに食べきってしまったのがズッキーニの甘酢漬け。ズッキーニを厚めにスライスして、軽く塩をまぶして10分くらい置きます。全体に水滴が浮いてきたらお砂糖（わたしは蜂蜜）をかけ、容器に入れて、お水で倍量に薄めたお酢を3分の2くらいかけます。漬け汁をなめてみて、美味しく飲める味にすると良いです。1～2時間置いて、味が良ければ食べられます。足りなかったり濃すぎたら調味料を適当に加えたり薄めたりしてしばらく置きます。すぐでもでしたが、朝の方がおいしかったです。ズッキーニはもう一種類、鰹節と梅酢で和えたのも作りました。これはもっと簡単で1本分のスライスに鰹節をまぶし、白梅酢をスプーンに1～2杯かけて混ぜるだけ。アイはお好みで調節してくださいね。あと、カブがたくさんあったので、大き目なのは甘酢漬けにしました。カブは薄くスライス。ズッキーニより少し多めに塩をまぶし、しんなりしたらさっと水をくぐらせます。（カブの辛味とにおいを抜くため）絞らずに水を切り、お砂糖か蜂蜜を適当にかけてなじませます。なじんだら味を見て　良ければ、また、水で倍に薄めたお酢をかけます。ズッキーニより少し甘めがおいしいと思います。小蕪は輪切りにして茎と一緒に酢醤油漬。厚めの輪切りと2-3cmの長さに刻んだ茎と細切りのだし昆布を交互に瓶に入れて行きます。押し込んでぎゅぎゅうになるくらい入ったら、お醤油をお酢で半々に割ったものを4分の3くらいまで入れ、またぎゅうっと押します。全部が浸るまで押して、漬汁が足りないようなら足してください。他に余っているものなんでも一緒に付け込むといいです。キャベツ、玉ねぎ、にんじん、ブロッコリー、ピーマンなどですかね。これは冷蔵庫で1～２日寝かせたほうがおいしいです。カブの葉っぱは、それだけ別に刻んで鰹節と醤油で和えました。しその葉が一枚あったので混ぜたらおいしかったです。きゅうりとトマトは使い残りをなんちゃってピクルスにしました。塩と酢に有り合わせのハーブです。昨日は何もなかったので、胡椒とクレージーソルトちょびっと。お気に入りブロガーのアンダンテ2010さんの最近の日記にはお庭の（でしょうか？）ハーブの鉢がよく登場します。うちの日当たりと風通しのよすぎるべランででもできるハーブがあったらこんな時、ちょっともいでいれましたなんて出来て、いいでしょうねえ。オット、横道にそれましたが、これでもう完成なのです。今朝オリーブオイルをかけて、サラダ代わりに食べてしまいましたので、なんちゃっても何もピクルスにはなっていませんでした。キャベツはあら刻みにして、薄く塩をしてジップ袋に入れて冷蔵庫に。あとで、ザワークラウトまがいとか、もちろんツナサラダでも、ジャコをカリッとさせて混ぜてもおいしいです。昨日は作らなかったけれど、ズッキーニのめんツユ漬もなかなかおいしいです。これはズッキーニのスライスに、少し濃いめのめんツユをかけて冷蔵庫で半日か1日おくだけ。残念なのは、どれも即席漬けなので、あまり日持ちはしないこと。だから、結局結構マメに台所に立たないとなりません。まあ、火を使わないのは、この季節、助かります。それに、持たないといったって3～4日は持ちます。mamatam、どんだけモノグサなんでしょう。あと、実際簡単なのですが、見た目にも頑張った手作りには見えません。ここは数で勝負で、テーブルに何種類も並べて、感動を誘いましょう。ともあれ、「野菜先食べ作戦」は、ダイエットの強い味方だともいうのでこのところスイーツを注文しすぎているmamatamとしては自分のために頑張ろうかと思う今日この頃です。

2011.07.16

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野菜を先に食べる

少し前にN〇Kの試して〇〇テンで、血糖値を劇的に下げる方法として「野菜を一番先に食べる」というのが紹介されていました。夫もわたしもお野菜は好きだし、息子も今どきの若者としてはよく食べるほうだと思います。しかも、毎週超新鮮な旬のお野菜が産直で一週間分とどくことになっています。ただ、何せわたしが作る暇がないので（えっ？気がないの書き間違いでは？）ついつい残念な食卓になりがちです。しかもこう暑さが続くと、煮物炒め物など火を使う料理はますます億劫になり、減る一方。昨日、とっても暇な仕事を終えて、珍しくしっかり体力を温存した状態で帰宅すると、夫は今から新幹線に乗るという。そこでわたくし、一念発起して（って、それほどのことか？という声も聞こえてきますが）冷蔵庫の野菜室にたっぷり残っている、もとい、保管してある野菜を漬物にしました。こうしておくと、いろんな野菜がたくさん摂れてとってもいいです。作ってみれば超簡単なんだから、早くすればよかったと自分に突っ込みいれています。モノグサな自分を反省です。せっかくだからいくつか紹介しますが、例によって例のごとく写真はナシです。いつもいつも写真はナシで、なんとなく真実味にかけますね、このブログは。それはさておき、一番おいしくて、今朝までに食べきってしまったのが、

2011.07.16

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天然本マグロ「大トロはがし」。。。はがし？

送料は別ですが、300g1000円です。国産限定天然本まぐろ国産【ブランド】大とろ・お届け致します『大トロはがし』かま・まるごと特別仕様7月間限定卸市!『夏の解禁大感謝祭』マグロって本当に捨てるところがないらしく、「つのトロ」とか、「てっぺん」とか「ほほ肉」とか、以前は市場関係者しか知らなかったり、いわゆる「まかない飯」としてお店の人たちが食べていたりした安くて「超」美味しい部位がたくさんあり、最近、そういうものもずいぶん一般の市場に出回るようになってきました。「カマトロ」という大トロがカマの部分にあることも最近だいぶ有名になってきましたね。それは、本当にトロットロの大トロなんですが、カマの中にあるのではずすのがなかなか大変なんですよ。それを先に「はがし」てくれたのがこの商品のようです。それと、はがした後のカマ丸ごとがセットでこのお値段です。食欲減退のこの時期、土曜のウナギでスタミナ補給もよろしいかとは思いますが、冷たい酢飯にトロの切り身+たたいてネギトロ+赤身を載せた三食丼なんていかがなものでございましょうか？あまりにお安いのでmamatam家でも先ほど1点お買い上げいたしました。ラ・クーポンを使って1000円という7月20日までの期間限定商品もあるようですが、こちらと同じものだと思います。クーポン使用の方はもう残り少ないけれど、こちらはまだたっぷり残っているみたいです。とってもおススメだと思います。赤身を同梱されるならこちらは？※解凍レシピ付※本来を求めたこだわりの逸品!"南まぐろ!天身厳選”『赤身パック!"』小分けで簡単便利に手間いらず♪10個お買い上げで【送料無料】ご自宅用なら形は多少不揃いでもOK!という方にはおススメです。さらにもっと贅沢に、マグロいくら丼など召し上がりたい向きには、【国産無添加】特印3　厳選いくら【100g】こんなのもありました。コレステロール？なんのその！！という勇敢なあなたにはおススメします。

2011.07.16

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ぐわし!　２

あの後、友人から電話がありまして、弊社担当会計士のまことくんの話をしたら（スミマセン、暇だったもので）、友人が、「そのぐわしって、美術用語なんだぜ。知ってた?」とのたまうのです。うっそだあ。また、あなたはどうしてそういう意味のない嘘をつくの?この間も先週は次女の結婚式だったって〇〇ちゃんに言ったでしょ。あなたのとこ、息子一人きりじゃない。その前は、入院してたくせに奥さん連れて大島に。。。あ、失礼しました。ちょっと興奮してしまいました。というわけで、いささか、いえ、大いにあてにならない人が言ったことだったのですが、一応、念のため、ググってみました。そしたら、なんと、本当らしいのです。もちろんぐわし！は違います。グワッシュとかガッシュとかいうらしいのですが、不透明な水彩絵具のこと、またはそれを使った絵画技法の名称らしいです。アクリルガッシュという言葉もあるようで、アクリル絵具とも関係があるとか。わたしは美術のことにはまったく不案内で、ググってはみたものの実はあまりよくわかっていません。これ以上書くと。。。。なので、この辺でやめておきます。そういえば楳図さんは漫画家ですから、美術の専門用語もきっとよくご存じで、このグワッシュの語呂が面白くて、なんとなくギャグに使われたのかも知れませんね。友人のウソは意味のない嘘ですが、わたしのこれも意味のない豆知識でした。類が友を呼んだのか、朱に交わったせいで赤くなったのか、いずれにしても、大変失礼いたしました。

2011.07.15

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ぐわし!

今日は毎週一回外遊びをする予定の金曜日、お天気もいいのに、なぜかわたしは事務所のクーラーの風に当たって涼んでいます。社長さんこと夫が日帰り出張で朝から出かけてしまったので、わたしの外遊びは急きょ中止独りで手持無沙汰に事務所でお留守番です。電話もならず、月末締めも終わって会計士さんも来たばかりお昼まではまだ少しあるし退屈でタイクツで、あ～～～あ、あくびが出らあ。とブログをあちこち見て歩くのにもちょっと飽きて、こんな意味もないことを日記に書き始めています。そういえば、うちの担当の会計士さん名前が「理」くんといいます。去年朝の連ドラに主演して、人気急上昇の俳優さんと同じ名前です。うちに来る「理」くんも、若くて(多分息子と大して変わらない)話題も豊富だし、真面目そうで仕事も良くできる好青年。細身で、180cm以上ありそうな長身、なかなかのイケメンというか、かわいい顔立ちです。だけど、残念、そのかわいい顔がわたしには、なんと「まことちゃん」にそっくりに見えるのです。そう、あの、楳図かずおのギャグ漫画の主人公、「ぐわし」のまことちゃんです。去年担当になって初めて来社した時「おさむ」さん?「まこと」さん?と尋ねてその時確かになんと読むか教えてもらったのですが彼がどちらと答えたか思い出せません。その後、もう一回聞いたと思うのですが、その答えも忘れてしまいました。彼はわたしの中ではまことくんとして定着してしまっているのできっとなんどき聞いてもダメでしょう。うっかりするとまことちゃんと呼びそうになってしまうし、「ぐわし」ポーズを思い出して吹き出しそうになってしまうし毎月彼が監査に来る日は間違ってやってしまわないように、とても緊張します。ま、緊張感の欠如甚だしき日常に、その程度の緊張はかえってありがたいくらいのもの、と思わないとね。少しは頭も気も使わないと、最近立て続けに買い込んだスイーツが丸々全部、100%〇〇に変わってしまいますよね。ぐわし

2011.07.15

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オネエサン　きれぇねえ

夏にぴったりの怖そうなタイトルですが、怪談ではありません。怖がりの方、大丈夫です。ご安心ください。先週のある日の夕方、友人の家から帰宅しようとバス停に行った時いきなりそう話しかけられたのです。オネエサンとは何を隠そうわたしのことです。ふっ　ふっ　ふっやっぱり怪談ジャン！とおっしゃったのは、どなたですか？違います。仰ったのは、先にバスを待っていらした、お歳の頃は70代？の、見知らぬおばあちゃまでした。とはいえ、生まれて初めて言われた言葉ではあります。それもそのはず、彼女がきれぇといったのは、オネエサンその人ではなくその人が髪につけていた髪飾りのことだったのです。会話を再現すると、オネエサン、きれぇねえ。はい？その髪飾り。ああ、これ。キラキラすごくよく光ってるわねぇ。それはピンなの？いいえ、これ、櫛なんですよ。そんな感じです。わたしは、数年前まで、外遊びのために髪は刈上げ寸前一歩間違えるとわかめちゃんになる、その瀬戸際の長さでした。美容院では、「いつもの寸止めで」とお願いしていました。（ただし、前髪は切り下げではありませんでした。念のため）それが夫と仕事をするようになってから美容院に行く暇がなくなり、今では背中の中ぐらいまでの長さに伸びてしまいました。仕事場では髪の毛が絶対落ちてはいけないというので、いつも一つにまとめて上にねじりあげて、コームやクリップなどで留めています。このタイプのものを使うと、長さに関係なく、自分できっちり髪をアップにできます。ビーズなども落ちると困るので普段はあまり飾りのついてないものを使いますが、その日はお出かけだったので、わたしがつけていたのはこんな組み合わせでした。写真が下手なので、ショップさんのをお借りします。同じものが在庫切れで使えないので、似たようなのを。おかげさまで2,000本突破♪滑らかに髪をまとめ上げてくれるフィンガースティックを、お試し価格で。業界初・意匠取得済5本足！【送料無料】【女髪フィンガースティック】リュイール［ヘッドアクセ・ヘアアクセサリー・夜会巻き・スティック【smtb-k】【w2】【あす楽対応_近畿】【楽ギフ_包装】］こちらのショップで「STARrabbish フィンガーオリオン」で検索すると実物の画像が見られます。女性の方ならお分かりだと思いますが、出来上がった髪を見ると、ピンでもないし、クリップでもなさそうだし、という感じでこれをご存じない方は、何でまとめているかが想像ができないと思います。話しかけて来られたおばあちゃまは、ご自分も御髪を頭のてっぺんにお団子のようにきれいにまとめていらしたので、わたしの髪飾りに目を引かれたのでしょう。小柄で顔立ちのはっきりした、お歳を召してはいるけれどきれいな方で、黒地のステキなブラウススーツを着ていらっしゃいました。わたしは、首筋に髪の毛があるのが嫌いで、いつもこうやってあげてしまうので、キラキラが目について、話しかけちゃったのよ。ごめんなさいね。と髪飾りから始まって、バスに乗ってもずっと、駅について降りるまでいろんなことをお喋りしました。好奇心旺盛で、積極的、なかなか自己主張も強そうで、多分ちょっと自分勝手。良いなあ、あんなおばあちゃんに、わたしもなりたいなあと思いながら電車に乗りました。

2011.07.14

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チーズケーキとチョコブラウニーの端っこ

注文していたわけありチーズケーキとブラウニーの端っこが今日届きまして、おやつにさっそくいただきました。どちらもおいしかったですが、特にチーズケーキが絶品でした。その、端っこケーキは手作りスイーツ　天使のおくりものさんの【初回限定】送料無料ご自宅用メガ盛りケーキバーセットとろりチーズ＆濃厚チョコ先日３RCNさんのブログで拝見して、あまりにおいしそうでお安いので、誘惑に抗しきれず即ショップさんに走って行って注文してしまいました。大ボリュームですが、冷凍で届いたので、ちょっとずつ解凍してかなり楽しめそうです。どちらも1cm幅くらいの小切れになっているのも、食べやすくて好評でした。例によってmamatamは写真がアップできませんので、証拠写真をご覧になりたい方は、3RCNさんのところに御足労をお願いします。ただし、心しておいで下さいね。3RCNさんのブログは、スイーツネタ満載で、他にも　こんなのとか。。。こんなのとか。。。さらにこんなのとか。。。どれもこれもみんなめちゃくちゃ美味しそうで、ものすごく目の毒なブログです。実はわたしはもう一点つられて注文して、到着を待っているのがあります。それはこちら。他にもぜひいただいてみたい候補がいくつも。このケーキを全部食べ終わった暁には、わたくし、どのような有様を呈しているのか、想像すると。。。ぶるぶる、想像するのはやめよう。というわけで、スイーツ情報はチェックしないではいられない方いくら食べても太らないと自認している方、はたまた、mamatamとメタボ仲間になっても構わないとおっしゃる怖いもの知らずな方は是非、3RCNさんの「障碍者こそ、起業せよ！」をお訪ねになってみてください。

2011.07.14

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鹿児島の鰹節

鹿児島県はカツオの水揚げ量は焼津に次いで2位だそうですが、鰹節の生産高が日本一と聞いたことがあります。鹿児島枕崎の鰹節は品質も日本一と鹿児島の人は自慢します。鰹節と言えは枯節が一般的ですから、鰹節と聞いて、ほとんどの方が思い浮かべるものは、叩き合わすとカツカツと音がするアレだと思います。そして、鰹節を削ると言ったら、引き出し付きの箱にカンナみたいなものがセットされた鰹節削り器が必要と、皆さん思いますよね?でも、鰹節の本場鹿児島には、カチンカチンではない、カンナの付いた箱の削り器が必要じゃない、そんな鰹節があるんですよ。半生という感じなのですが、生節とかなまり節とかとは違います。あれは、そのままいただいたり、お野菜と和えたりしますよね。みそ味とかしょうゆ味とかの味付きでスライスした形で売っているのもありますね。わたしが言ってるのはそれとは違って、本当にだし取りをする鰹節なのです。枯節になる手前なのかな？柔らかいのです。柔らかいといってもフニャフニャではありません。うちでは鉛筆を削るみたいにして包丁で削ります。なんていう名前だったっけ?と夫の兄弟に問い合わせたら、新節というらしいです。枯節に対して新節なんでしょうね。枯節のような香りはありませんが、だしは半端じゃなく出ます。しかも、枯節の何分の一のお値段です。空港の売店とかで買うと1本1500円とかしますが、スーパーだと高くても1000円くらいでした。半生のせいか、冷蔵だと悪くなったりするので、わたしは冷凍しています。昔、夫をおだてて1本丸ごと削ってもらい、それを冷凍しておいたら時間が経つにつれて味が悪くなる気がしたので、今は、使うたびに自分で包丁で削ります。ずぼら料理の大家であるわたくし、鍋の中に直接削り入れてしまいます。もちろん取り出したりせず、一緒に煮込んで、具の一つのようなふりをしてテーブルに載せます。少し厚めに削ると、かえってバレません。少量でよいだしが出るので、邪魔になるほどは入っていないし。お吸い物も、うどんだしも濃厚な鰹だしで美味しくできます。でも、実は、入れすぎても問題ないので、計量いらずですからだしの素を使うよりずっとずっと簡単なのです。もちろん入れっぱなし。取り出しません。新節スライスと刻みネギ、お醤油をおわんに入れてお湯を注ぐだけでそこらの和食屋さんに負けないおつゆができちゃうくらいです。厚めに削ってお肉の代わりに青菜と炒めるのもおいしいです。mamatam的には大根葉を茎からザクザク刻んだのを中華鍋いっぱい、新節スライスと一緒に醤油で炒め煮にするこれが最高です。でも、これ、なぜだか流行らないんですよね。デパートで鹿児島物産展に行き会ったりすると必ず探しますが、販売されていたことがありません。東京だと、有楽町の鹿児島物産館に売っていますが、空港売店並みに高いので、鹿児島に帰省した時にまとめて買ってきます。2年前に買ってきた我が家の在庫はほとんどなくなってしまいました。、今月末、帰省するので、また山ほど買ってくるつもりです。

2011.07.13

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ニガウリ（ゴーヤ）のレシピ、２題

去年までは地味に活躍していたのに、節電せつでんと喧しい今年、いきなり表舞台に躍り出たものにグリーンカーテン、緑のカーテンがあります。その代表格がゴーヤ。わたしには、夫の故郷、鹿児島での呼び名ニガウリの方が親しみがあります。鹿児島県人の夫にとっては、いわばソールフードで、正確にはニガゴイみたいに発音します。呼び名はともかく、このニガウリ、育てやすいようで、秋口まで次々に実が生るそうです。お庭やベランダでそろそろ実がつき始めたというお宅も多いかもしれません。皆さん、もちろん召し上がりますよね？ニガウリと言えば、ゴーヤチャンプルー？鹿児島では、豚肉と木綿豆腐と一緒に味噌味で炒めることが多いようです。でも、たくさん穫れると、毎日それじゃ飽きてしまうのでは？と思い、余計なお世話なのですけど、簡単レシピをご紹介します。一つ目は鹿児島の義母に教わったニガウリのおひたしです。すごく簡単なのですが、なぜか苦味が和らいで、すごく食べやすいです。用意するものは、ニガウリと削り節一掴み、濃い口しょうゆ。ヤカンいっぱいのお湯と、ザルです。まず、ニガウリを縦に二つに割り、種とワタをスプーンなどでかき出します。苦いのが嫌いな方は綿をよくとり、苦みが好きならざっと取ってください。ヤカンにいっぱいお湯を沸かす間に、ニガウリを小口からスライスします。厚みは3~5mm位かな。あまりお上手にスライスすると味と歯ごたえが無くなるのでご注意。スライスしたニガウリをざるになるべく重ならないように並べ、沸騰したお湯をニガウリにかけます。ゆっくり、まんべんなく3回当たるように（細かい！）。ビックリするようなきれいな緑色になりますよ。ざるを振ってお湯をよく切ったら（絞ったりしないでね）、深めの器に移して、鰹節を山盛り乗せ、上からお醤油をかけ回します。はい、出来上がりです。鰹節のたんぱく質が苦みを和らげるらしく、お醤油と鰹節の香りとさわやかな苦み、そしてほんのり甘みも感じるおひたしです。ニガウリは歯ごたえが残るくらいがおいしいです。鰹節は袋に入っている削り節でももちろんかまいません。でも、mi-saさんはご存知かもしれませんが、鹿児島には半生の鰹節があって、これを包丁で削って載せるのがmamatam流です。もう一つは、↑上のレシピのパクリです。ある時、鰹節を削るのが面倒になってしまって、代わりにツナ缶を使ってみたら、これが大ヒット。鰹節とはまた違った美味しさです。最後にちょっとお酢を足してもおいしいです。（お酢は必ず最後に入れてください。先に入れるとすごく酸っぱくなります。）今回も写真はなくて、スミマセン。せっかくの緑のカーテンの副産物、美味しくお召し上がりくださいね。

2011.07.12

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亰？

今日、大好きなPHOTO USMさんのブログを見に行ったら南京駅が紹介されていました。わたしは中国にはまだ一度も行ったことがなく、行ってみたい街や場所は数々ありますが、南京という町や駅には正直何の思い入れもありません。でも、その中の一枚の写真に目が吸い寄せられてしまいました。南京の京という字をアップにした一枚なのですが、それが京ではなくて亰なのです。意地悪なので、わざとフォントを大きくしませんでしたが、どう違うかお分かりですか？京と亰です。実は、最近ちょっとお気に入りの小路幸也さんという作家さんのこれまたお気に入りのシリーズに「東亰バンドワゴンシリーズ」というのがあるのですが、そのタイトルでわたしも初めて出会った文字でした。東亰バンドワゴンというのは、小説の舞台になるお店なのですが、何のお店だと思います？老舗の古本屋さんなのです。小説の中では、店名の由来も、亰という字の説明も、その字を使う訳もまだ説明されていません。わたしが読み飛ばしてしまったのではないと思いますが…いつも、頭の片隅で「ナンダロ？」とかすかに思いながら読んでいます。今日、PHOTO USMさんの写真を見て、中国では京を亰と書くのかな？と、ふと思いついて、もしかしたら北京駅も？とググってみましたが。。。わかりませんでした。どなたか、ご存じの方いらっしゃいませんか？もし、どなたか教えてくださったら、うれしいのですが。

2011.07.11

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熱も咳もとめないで

止めないでシリーズですね。mamatam得意の2番煎じです。昨日のブログのコメントにｍｉ-saさんも書いてくださっていましたが、整体の先生Ｍさんも、よくそうおっしゃいます。熱にしても咳にしても鼻水にしても、体に異変を起こすものを排除しようとして体ががんばっているということを表す現象なので、健気に頑張っている体の邪魔をしてはいけませんということらしいです。汗も同じで、「暑いから汗をかく」は、きちんと言うと、「暑いので体内の温度が高くなりすぎたから、その温度を下げようとして体が汗をかく」なのだから、それを止めて、体の邪魔をしてはいけません。なのだそうです。うちの子は体が弱くて、よく熱を出したり、お腹を下したり、困っていますとおっしゃるお母さん。いらっしゃいますよね。そういう方に、Ｍさんはこうおっしゃいます。それは、とても良いですね。非常事態に敏感に反応して、防衛行動をしっかりとれる、良い体ですよ。お世辞や詭弁ではなく、本当にそう思っていらっしゃるので、風邪もひけない体ではどうしようもない。と真面目な顔で、さらっと言われます。風邪のような軽い病気で、非常事態にどう対応するのかを覚えていくのは、体にとってとても大事なことなのだそうです。小さな子どもがお砂場や公園、学校で、時には手も出る足も出るような喧嘩をしながら喧嘩の仕方や他人との付き合い方、気に入らないことへの対処の仕方を覚えていくのと同じなんですって。大人だってそうですよ。軽い病気の推移をみることで、自分の体が病気にどう反応して、どんな風に推移していく癖があるのかを覚えるんですよ。う～～ん、深いなあ。（不肖の弟子は。。。。。。ため息です。）風邪ひとつひかない丈夫なヒトが、本当に丈夫な場合ももちろんあるけれど、異変に気付かない、鈍い体っていう場合もあるんですよ。それ、ちょっと心当たりがあるような。。。体が一生懸命不調を訴えてるのに、それに気づいてあげられない人もいますし。それもちょっと心当たりがあります。病気、というか、不調を悪者にしてはいけないのかもしれません。汗も、熱も、咳もいやだし、下痢も吐き気も不快だけど、それが何か重大なことを教えてくれてるんだとしたら止めてしまってなかったことにしようとしたり、気づかないふりをして、通り過ぎようとするのはちょっと間違い、いいえ、とっても間違っているのですね。自分の体の声をちゃんと聴き取れて、そしてちゃんと耳を貸せる人になれるよう、練習しようと思います。

2011.07.09

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♪汗を止めないで♪

きのう茅の輪くぐりを一緒にした友人がランチを食べていた時、いきなり言いました。ねえ、mamatamちゃん、ジェルが入ってて冷やして首に巻くアレ知ってる?熱中症対策とか節電グッズとかで、最近流行ってるらしいのよね。それなら多分知ってます。あれ、よくないなあってMさんが言うのよ。Mさんというのは、彼女もわたしも見ていただいてる整体の先生です。首の後ろを長時間冷やすと脳の血行が悪くなるんですって。冷房の風でも、首や背中に受けるのは、脳溢血につながるっていうし。知りませんでした。なんか、怖いですね。熱中症とかで、短時間冷やすのは構わないけど、長時間はやめた方がいいっておっしゃってたわよ。そしたら、熱中症になりそうなくらい暑いときはただ我慢？あのね、熱中症になりそうなときは、首でなくて、頭のヒヨメキを冷やすと急速な効果があるらしいわよ。ヒヨメキって頭のてっぺんと額の境目のあたりの段になっているとこね。頭の前側の、赤ちゃんのときに、まだ頭蓋骨で覆われていなくてペコペコしてたとこよ。物は試し、今日、外遊びの後、やってみました。濡らしたタオルをそこに当ててみたのです。確かにとても涼しく感じて、だらだら流れていた汗が、止まりはしませんが、少なくなりました。でも、その友人は、汗を止めるのもあまりよくないみたいとも言っていました。そういえば、数日前のある方のブログにも汗には良い汗と悪い汗があって、一気に大量にかく汗は悪い汗。悪い汗は熱中症を招きます。日ごろからトレーニングをして良い汗をかくことが大事です。と書かれていました。汗には体温調節という大切な働きがあるわけです。一昨日届いたMさんからの季節の通信にはこんなことも書かれていました。梅雨が明け暑い夏になったら、汗をどんどんかき、その汗を引っ込ませないで、冷える前に汗を拭くように心がけましょう。汗は小水以上に、放射性物質の排出に寄与すると考えられます。すごいことになってきました。女性にはにっくき敵のように思われてしまう汗ですが、明日と言わず今から味方につけるトレーニングに励もうと思います。目下のところ、わたしの熱中症対策は水素水とお酢ですが、これ、結構おススメです。節電対策、熱中症対策にと、クール何とかをすでにゲットされた方はどうぞ、くれぐれも濫用なさらないようにご注意ください。

2011.07.08

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茅の輪くぐり

おはようございます。昨日、用事があって、神楽坂の赤城神社に行きました。目的は境内にあるカフェでしたが（ちゃんとしたブログなら、ここで写真が入るところですよねえ。）鳥居をくぐると大きな草みたいなものでできた輪っかが本殿前にで～～んと。（ちゃんとしたブログなら、ここで写真が入るところですよねえ。）うん、これが？数日前に、お気に入り登録している管狸人さんのブログで見た夏越の祓（なごしのはらえ）の茅の輪（ちのわ）くぐり？やっほーもちろんくぐってまいりました。くぐると夏バテしないそうで～～す。それ何？ってご興味のある方はわたしのブログのどっかにお気に入り一覧がありますので、その中の管狸人さんのブログをお訪ねくださりませ。そのブログの中に出てきたお菓子「水無月」京都などでは、夏越の祓とセットになっているそうで、6月30日にいただくものだそうです。三角形の米粉のおもち（外郎みたいなの）の上に小豆を甘く煮たのが載ったお菓子なんですが、それもわたし、偶然入ったお店で、美味しそうと思って買っていただいていたのです。わたしが買ったのはもう影も形もないので楽天で見つけてきました。和菓子【京都のういろう】水無月(みなづき)　10個入り野宮神社御用達ただし、いただいたのは30日じゃなく、6月26日。水無月は早過ぎ、茅の輪くぐりは遅過ぎましたが足して2で割るとちょうどですよね。（まさにオバサンの論理）神様、来年はきちんとしますので、今年はどうぞこれでご勘弁ください。

2011.07.07

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楽天最安値の乱視用コンタクトレンズ

コンタクトレンズに御用のない方には全く無用の日記ですので、スルーしてくださって結構ですが、本当にお安いので、もし、お知り合いにコンタクト着用の方がいらしたらぜひ教えて差し上げて下さい。わたし自身、注文したくせに、商品が届くまでは不安だった程、半信半疑状態でした。どのレンズも全部最安なのかまでは調べていませんが、わたしが今回購入したボシュロムのメダリスト　ワンデープラスという一日使い捨てのレンズは、衝撃の安さでした。コンタクトに日頃御縁のない方にはちんぷんかんぷんの話題でしょうが、コンタクトレンズも近視に乱視が入ると途端に値段が跳ね上がります。今回購入したショップでは近視＋乱視用のメダリスト　ワンデープラス　トーリックが他のショップの近視専用のメダリスト　ワンデープラスより安いくらいなのです。乱視用の方が、近視専用の倍くらい高いこともあるのに、です。今日、商品が届いて、「商品名が１文字だけ違っている偽物」などではなく本物だと確認ができたので、ご紹介したいと思います。わたしが購入したのはこちら、2日の夜に注文で翌々日出荷、今日5日に届きました。発送も十分早いです。★【6箱で送料無料！】 1箱1,790円！メダリストワンデープラス乱視用／楽天最安値に挑戦中！...価格：1,790円（税込、送料別）一応、今日届いた商品の写真、載せておきます。こちらはトーリック、乱視用です。わたしは、片眼だけ乱視が入っていて、もう片方は近視だけなので、２種類購入しました。こちらは近視専用、９０枚入りのマキシボックスです。近視専用もお安いですが、乱視用のような衝撃はありませんでした。わたしは２種類購入だったので送料等の要素を考えてレンズアップルさんで購入しましたが、価格でいうならもっとお安いのがこちらシグマ　コンタクトさん。メダリストワンデープラス乱視用　使い捨てコンタクトレンズ乱視用1日終日装用タイプ（30枚入...価格：1,580円（税込、送料別）こちらではわたしは購入していないので、コメントはできませんが。ワンデーのコンタクトはとにかく毎日２枚ずつ使用するので、ほんの少しの価格差でも１月分にすると結構大きな額になります。３０枚でこれだけ金額に差があると、１年１０年と考えたら恐ろしくなります。やはり眼科医などで購入するのは考えてしまいます。でも、みなさん、検眼だけは定期的に行きましょうね！

2011.07.05

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簡単には出せない金額ですが…

5月末の季節外れの台風で被害果となった沖縄、宮古島のマンゴーを全量引き取り、わけありマンゴーとして販売するそうです。こんなに早い時期に被害にあったことが逆に幸いしたそうで、皮には傷がつきましたが、実が小さかったので枝から落ちないで済んだため、完熟するまでそのまま成長でき、正規品と変わらない味になるそうです。わたしは、去年のお中元に石垣島?のマンゴーを選び、我が家にもひと箱届けてもらっていただきましたが、完熟のマンゴーは、綺麗なオレンジ色の果肉と朱赤の皮でブランド品の宮崎のマンゴーではありませんけれど、作り手さんの思いもぎっしり詰まっているように感じられ本当に丹精の一品という感じでした。ナイフを入れれば、甘い香り。ほんのりと酸味もあって、もちろん大変甘くとろ～～～～っと、ジューシーで滑らかな舌触りにとってもぜいたくな気分を味わいました。4~8玉約2Kgで3980円送料込という価格です。わけありだけあって、正規品に比べれば割安ですけれど、それでも、さらっと払える金額ではありません。生産者さんからもよろしくと応援お願いの電話があったそうなので、もし、この夏はマンゴーを食べてみようかなと考えておいでの方がいらしたら、いかがですか?我が家では大量消費者が一名欠員となったばかりで大量2Kgが食べこなせるか、ちょっと心配。お財布とも相談しなくては。でも、買うのならレディスデイのうちに。。。と※送料無料　産地救済　訳有り『宮古島又は沖縄産マンゴー』　大ボリュームの２ｋｇ（４~８玉）

2011.07.05

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2000アクセス目　PHOTO USMさん　ありがとうございます

今日は朝からバタバタです。朝、楽天さんから2000アクセス目はPHOTO USMさんという連絡をもらっていたので、もっと早くお礼を書きたかったのですが、こんな時間になってしまいました。PHOTO USMさんは、BBSもコメントも受け付けていらっしゃいませんが、わたしのほうは日記を毎日楽しみに読ませていただいていますし、それに応えて、わたしの日記も見に来てくださっているようなので、こうして書いておけば、お読みいただけるのではないかと思っています。ご挨拶するきっかけができて大変うれしいです。このたびは2000番目のアクセス、本当にありがとうございました。これからもブログの更新を、楽しみにして毎日待っていますので、どうぞよろしくお願いします。

2011.07.04

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ふたごちゃん、追加ですって！

ちょっと出かけていてご紹介が遅くなってしまいました。メルマガのお知らせでは100個追加でしたが今(22:23)の時点で残り40個だそうです。前回、わたしのところに来たのは可愛くておいしくて100点満点ちゃんでした。ほとんどの子がそうだったらしく、レビューもほとんどが★5か4でした。農産物なので、今回もという保証はありませんが。。。お店を信じるしかないのですよね。そこが難しいところです。山形・東根産「ふたごさくらんぼ（佐藤錦）」　約１kg(500×2パック)　※送料無料【同梱不可】

2011.07.03

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週末は知らないヒトの跡をついて行かない！

アクセス記録のについて行ってとんでもないページがぱかっと開いてしまう不運を先週嘆いたら週末に多いような…というコメントをいただきました。そしてやってきた次の週末。確かにその通りでした。金曜日の夜からまた現れ始め、今日はどうやらピークです。どうにも解決策はないようですので、週末は知らない名前のについて行かない！と決めました。楽しいブログに出会うチャンスは減ってしまいますが、残念でも、自衛策ってそれぐらいしかないみたいです。

2011.07.03

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家庭用山形東根産サクランボ1.6kgびっくり価格です

今日のメルマガです。今の時点であと86個残っているそうです。ふたごちゃんではなさそうですが、自宅用とはいえ山形、東根のさくらんぼ(佐藤錦)1.6で2980円ってかなりのびっくり価格です。わが家では先週2日続けて1kgのさくらんぼが届いたので今回はパスの予定ですが、よろしかったらいかがですか？《産地直送》　山形産　メガモリさくらんぼ　「佐藤錦」　約１．６ｋｇ　200ｇ×8Ｐ【同梱不可】

2011.07.02

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ネギ坊主の天ぷらって…

お気に入り登録をさせていただいているブロガーさんの新着記事のタイトルが「畑の熱血甲子園」というので、なんだなんだ？と見に行ったら、可愛いネギ坊主のお写真がアップされていました。坊主と甲子園球児の坊主頭をかけたタイトルだったようです。それで思い出したのが、「ネギ坊主の天ぷら」の話。またまた同期会の話なんですけど…（スミマセン）東京下町の墨田区に住んでいる同期生が数年前から千葉に土地を借りて畑を作っています。いつまで続くのかとみんな興味津々で見守っていましたが、週末農民を続けて、今では常時10種類くらい（？）の野菜を栽培しているそうです。もちろん下町生まれの下町育ち、農業経験どころか庭仕事だってほとんどしたことはないはずです。せも、そこは良くしたもので、お世話好きの先輩素人農民さんがいらして手取り足取りご指導くださったそうです。同期会の3次会でのこと、その彼と、人参の葉の天ぷらの話になり、周りは、そんなモン見たことも聞いたことも食べたこともないと言うのに、あれ、美味しいよねえと二人で盛り上がっていたら、じゃあさ、mamatamさん、ネギ坊主の天ぷらは食ったことある？と来ました。ええ、なにそれ？ネギ坊主って食べるの？と、わたしもビックリ仰天。それが、「うまいぜ」なんだそうです。ほんとお？？？食べてみたいような、こわいような。皆さんどう思われます？

2011.07.01

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