鹿児島紀行 志布志 前篇
霧島旅行人山荘で板前さんオリジナルの佃煮をお土産に買って、山を下りました。目指すは志布志。宮崎県の海岸を日向灘に沿って下ってきて、鹿児島県に入りました!とナビが叫んだらそこが志布志です。わたしたちは霧島からですので、大隅半島の付け根を横切って志布志に入ります。志布志市は志布志湾に面していて、大きな港があるので、いろんな土地と鹿児島県を繋ぐフェリーの発着所でもあり、国際港としても知られています。もちろん美味しいお魚がわたしたちを手ぐすね引いて待っているはずです。ということで志布志レポートはランチから。実は、志布志には、「ボルベリアダグリ」という、数回聞いただけでは絶対に覚えられない名前の素晴らしい国民宿舎があります。是非泊まりたいと切望した宿泊施設でしたが、土曜日のこの日は満室で、別のホテルを予約していました。ちょっと見にいって、お昼もそこで食べようという夫の提案でレストランの様子を見ていると、スタッフらしいアロハ(これユニフォームだったようです)を着たおじさんが出てきて、1,000円以上の食事には、温泉の入浴券500円が付きますというので、即決。これが大ヒットでした。お酒を飲まない義弟が同行していたので、夫とわたしは躊躇なく生ビール。昼のビールは旨いねえってなもんです。お食事を注文した人はサラダ、フルーツ、副菜などを並べたテーブルから好きなだけ取ってきます。このきびなごの一夜干しが最高でした。夫が頼んだ海鮮丼定食。1350円。温泉券つき。義弟は、天ぷら定食、なんと1200円。もちろん温泉券付き。わたしは豪華お刺身定食、1500円。すごいでしょ。ボリュームだけじゃなく味も最高でしたよ。定食はランチじゃなくて、夜でもこのお値段みたいです。ただ、お醤油がね、とわたし達。義弟は笑ってましたけど。温泉に入る前に、お散歩に。海に下りて行きます。海へと向かう急坂の小路をたどると木のトンネルを抜けたそこには紺碧の海です。志布志港ではキリンさんを飼っているみたいです。海岸ではビナ(巻貝)をとっている人が。見せてもらうと小さなムール貝のようです。海水できれいに洗って、選別しているみたいですが写真撮らせてと言っても手を休めてくれません。オバチャンのすばやい手しか写りませんでした。志布志の海は本当に南国の海という感じ。みる方向、場所によって色も印象も変えます。これは海岸です。潮溜まりには貝やウニ、小魚がいっぱいです。こっちの方向は湾内。正面奥に志布志港があります。太平洋に向かって一枚。フェリーなど、かなり大きな船も行き来します。志布志湾の夏空。これも南の空ですね。海岸は、海底の岩が隆起して削られたもののようで、こんな風に層になっています。眼をあげると宿泊先のホテルが見えています。地元ではかなり有名な観光業者さんの経営みたい。外見はすごく立派ですね。期待は高まりますここまでで容量がいっぱい。前篇その2に続きます。