秋の訪れ 蝉と蟋蟀共演中
広い通りに面しているため窓を開けて眠るわけにいかない今の住まい、遅い梅雨明けの頃から寝ている間はエアコンのスイッチを入れっぱなしでした。設定温度を28度とか29度と高めにしてありましたが、明け方になるとエアコンが止まっていたのは最初の数日だけで、その後はいつ目を覚ましてもエアコンは働いている毎日で、朝起きて窓を開けるといきなり蝉の大合唱が飛び込んできたものでした。でも、ここ数日、朝になると、クーラーは緑色に目を光らせて寝てませんでしたよ!と主張はするものの作動音がせず、窓を開けても蝉の声も控えめ、聞こえない朝もあります。寝起きですでに30度越えというあの炎熱地獄のような日々はどうやら去ったようです。それでも、昨夜までは仕事場からの帰り、日の落ちかけた道に蝉の声が響いていたように思います。でも、今夜は、仕事場を出たのが8時過ぎですっかり日が落ちた後だったせいか、シャッターを下ろして自転車にまたがると聞こえたのは、蝉ではなく蟋蟀の声でした。小学校も中学校の校庭からも少しずつ高さの違う蟋蟀の声が聞こえてきます。あれ、蝉はもう退場?と思いながら耳を澄ますと、どっこい、蝉クンの声もちゃんと聞こえていました。まだまだ席は明け渡せないと言うかのようでした。大分涼しく過ごしやすい日がここ何日か続きましたが、週末はまた夏日が戻ってくるそうで、夏もなかなか粘り腰を見せてはいますが、それでも少しずつ秋の気配を感じ取れるようになってきました。お昼のお弁当を買いに行っても、2-3日に一度は温めるモノを買っている気がします。つい先日まで、冷たい麺類ばかり選んでいたのに、ようやくまともな食事もできるようになりました。秋は、思ったより近くまで来ているのかもしれませんね。