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カテゴリ:情操教育
都市のメタモルフォーゼ
久野彩子さんの作品 Z会で都道府県の勉強をした事もあり、 作品を楽しんで鑑賞していました。 今まで行った事のある県を数えてみたり。 “風景” とは、建造物が密集している都市空間のことで、その多くは俯瞰したときに見えてくる形や、色々な視点から見た建造物のアウトラインです。 同じような形の建物が雑然と集まっている姿、それを支えている形、建物の隙間の形、自然と建造物が隣り合わせにある異質感など… 風景に対するイメージは人それぞれで部分的かつ断片的で、それぞれの関心事、思いなどと混ざりあい、その時々によって多様に変化し移ろいゆくものだと考えています。 現代の都市空間の混沌と無機質な様相はネガティブに捉えられがちですが、じわじわと増殖していくように変化する都市の姿は、ひとつの大きな生命体のように見え、私にとっては力強さや希望、生命力といったポジティブな思いを感じさせてくれる魅力的な存在です。 今回の展示では、金属で緻密な表現を可能とするロストワックス精密鋳造技法や、石膏埋没鋳造技法を用い、私の“風景” を展開していきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019.08.24 10:49:19
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