テーマ:本のある暮らし(3311)
カテゴリ:図書開放・読み聞かせ・子どもの本
子どもの本のみせ ナルニア国で行われた、灰島かりさんの講演会に行ってきました。
テーマは「絵本翻訳の魅力」 瀬田貞二さん訳の「3びきのやぎのがらがらどん」 松岡享子さん訳の「しろいうさぎとくろいうさぎ」 石井桃子さん訳の「おやすみなさいのほん」 を取り上げ、原文と比べながら、それぞれの方がどう翻訳したかについて話してくださいました。3冊ともすばらしい翻訳のおかげで日本でロングセラーになっているとのこと。 マーシャ・ブラウンの「がらがらどん」は、アメリカではなんと絶版と聞いてビックリ!新しい絵の絵本が出ているそうです。日本では瀬田さんの訳がすばらしすぎて、新しい絵本が出せなかったらしい…。 最近、青山南さん訳で「やぎのブッキラボー3きょうだい」というのが出たそうです。 「しろいうさぎとくろいうさぎ」もアメリカでは人権問題とのからみで、ほとんどみかけられないそうです。 マザーグースを、北原白秋・矢川澄子・谷川俊太郎の3人の訳を比べてみたのもそれぞれ違っていておもしろかった。 なぜ外国の絵本を翻訳するのか?ということで家族をテーマにした「14ひきのさむいふゆ」と「バーバパパのいえさがし」の読み比べをしたのですが、文化の違いがよくわかり面白かった。 ご自身が翻訳された本の読み聞かせも楽しかった。英語のライムの絵本(脚韻)を翻訳する苦労がよくわかりました。 言葉遊びの楽しい本なので読み聞かせにオススメですよ。 さびしがりやのドラゴンたち こぶたは大きい あっという間の1時間半。もっとお話が聞きたかったなあ。 サインをしていただけるとのことだったので 絵本翻訳教室へようこそ と、迷ったのですが、やっぱりこれ を購入してサインしていただきました! 絵本の翻訳もおもしろそうだなあ… 灰島さんも「翻訳すると絵本がよくわかります。好きな絵本があったら自分で翻訳してみるといいですよ。」とおっしゃていたし… 洋書の絵本とか見てみようかな…と思っている私でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年03月01日 18時46分50秒
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