ウインターパラダイス!
連日トリノ五輪のTV放送を見て、冬のスポーツを全部やってる気分。最後にスキーに行ったのは何年前のことだろう。晴れた雪山は遠くまで空気がきんと澄んで風で舞い上がる雪の結晶まではっきりと見える。とはいえスキーは数えるほどしか滑っていなくてちょっと見ないうちに、山はいつのまにかスノボにおされ気味。私が始めてスキーをしたころは重たい大きなスキー板をひもで足にくくりつけて外れたスキーが流れるのを止めていたものだ。何年かたって、久しぶりにこちらでスキーに行ったら流れ止めのひもがついていなくて、どうしようとあせったりした。しかも板はずいぶん軽くなっていてストックなんか簡単に折れてしまいそう。それからは、ここ10年くらいご無沙汰している。もっと進化しているのだろうな。スケートは学生の時、体育の必須科目だったのでいちおう滑れるようにはしてもらった。初めての子どもにスケートを教えると言う実習までやった。でも、ちゃんと指導すれば1,2時間で滑れるようになるのだ。滑れると面白い。そのうち、くるっと方向を変えたりスピンもどきをやってみたりしたくなる。スケートリンクの、みんなが滑ってまわるトラックの中央ではたいていフィギュアスケートを習っている小さい子がかわいいスカートをはいて、くるくると回っている。いいなー、あんな風に滑れたら楽しいだろうなー、とうらやましく思ったものだ。スケート実習はほんの2,3回だったのだがすっかり面白くなった私は、学生生協で格安の滑走券を買って、よく滑りに行った。スケート入門の本を読んでコーナーの回り方、方向転換の仕方、後ろ向きに滑る方法などいろいろ試してみた。片足でどのくらい長い事滑っていられるか、だんだんとその距離が伸びていくのが楽しかった。夢はスパイラル!(片足を後に高く上げ両手を広げて、すいーっと弧をかいて滑るあれです)・・・いま、バレエでアラベスクをしても5秒と持たないんだから道のりははるか彼方だな。でも、自転車と一緒で、スケートも一度滑れるようになるとブランクが長くてもけっこう身体が覚えているものだ。例の大輔君が滑っていたペアーレのスケートリンクで子ども会のみんなと滑る時には、一緒にリンクにおりて子どもにえらそうに教えたりしている。1時間もやっていれば、けっこう昔のように滑れるようになるのだ。ちょっと怖いけどスピードを上げて、リンクを周回していると子どもたちが「わー、おばちゃん上手」と褒めてくれるので、調子にのって後ろ向きに滑ってみせると「教えて~!」と、一気に人気者。えっへん!(初心者の子ども相手にいばってどうする)まあ、子どもたちはほっといても、かしゃかしゃやってるうちにそれなりに滑れるようになる。男の子なんか初めて2時間もたたないうちにすごいスピードで、リンクをまわっている。やっぱ子どもの柔軟さにはかなわない。怖いものなしの今のうちになんでもやらせてみるもんだな。今日は早朝、女子フィギュアのフリーがある。早く寝て(もう遅い)早起きして見よう!