11月に近所の人相手に、ちょっと仕事のことしゃべろかなということになってるので、いろいろ調べたりなんかしてるんですわ。

そしたらね。2001年とか、そのあたりの出版物の表紙があったりするの。
「ＳＯＨＯ・在宅ワーク」全盛期、それも主婦向け・・・の古い記事を見てしみじみと。

ブームだったんだなあ、あれは。
世の中がパソコンに慣れてない時代の徒花か。
インターネットに夢を抱きすぎたアドバルーンか。(古いぞ←でも今日見たなあ)

けれど。
私ら障害者にとっては、ブームで終わらせたらあかん事情があるわけで。
在宅でなら普通に仕事できる場合もあるもんなあ。
かくいう私も、一年前あたりはわりと普通に仕事してたし。(電話はあかんけど)

でも、今みたいに「ちょっとむちゃくちゃしんどいねん」という時に、どうしたらいいかというと。
やっぱり、どっかで支えてくれる何かがないとどうしようもなくなって、結局、せっかく築いたお客さんや、協力者さんとの信頼関係にまで響いてくることになる。
・・・よお考えたら、そういう中途半端な立場に追い込まれることが多い「障害者・就労困難者」ってあたりの人が集まって、協力体制が取れたらというあたりが、私らの作業所の出発点やったんやね。
一人でやってたら潰れるしかないけど、どこかに安心できる「防護ネット」みたいなのがあれば、ちょっと間違って飛び降りたくなっても大丈夫(☆_@;)☆ ＼(`-´メ)
・・・いやまあ、笑いごっちゃなくて、先日、どこそこのマンションやったら防護ネットがないとか、口走ってたらしいから。はははは～。

なんかね。
そういうことって、常に考えててノウミソの底にへばりついてるんだけど、文字にでもしないと、意識に上ってこないなあと痛感しています。

それで話は戻るけど、ブームの頃、必死でパソコンを独学しながら「子育てしながらおうちで仕事」してきた人たちに、「介護しながらおうちで仕事」という状況が忍び寄っているという現実。
そして、学校でパソコンを習った世代の「子育てしながら・・・」の人たちも、おうちで仕事、は気になっているわけだしね～。
でも、ブームが去って、なんとなくそういう話ができる場も少なくなってきてるというか・・・
介護も子育ても自分の障害も、何らかのアクシデントに出くわす確率が普通より高いんだから、そこんとこのケアって大事だと思うんだけどなあ。

まあ、ごめん、世間知らずの戯言ではありますが。
そういうことを考えたりしながら、自分のノーミソの配線がおかしくなってる状況と日々たたかっているわけです。

・・・・とかって、無責任なこと言うとる場合やない。
今、ほんとにせなあかんのは、内部でなんとかでけへんかとか、どうにかしようとかカッコつけようとしてアタマ使う前に。
世の中に向かって「あかん、限界やあ～～助けてくれ～～～」と叫ぶことなんやないかと思い始めています。
ほんまに責任果たそうと思ったら、ここまで抱え込んでたらあかんよなあ。
自分にそんだけの力があると思うのが、そもそも間違ってるよ。

そら、無理して仕事するのはしんどいけどなあ。
安心して休まれへんことのほうが、ほんまはもっとしんどいねんで。